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F1Pole Positionコミュの初心者講座NO.17 KERS (運動エネルギー回生システム)

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KERS(Kinetic Energy Recovery System)とは、
これまで熱として放出されていた減速時のエネルギーを回収し、
機械的または電気的エネルギーとして貯蔵し再利用するシステムである。

2009年のF1レギュレーションでは、KERSの対象となるのはリアブレーキのみ。
1周あたりの最大放出エネルギーは400kJで、
KERSシステムの出力は60kW(約80馬力)と定められている。
計算すると400kJ=60kW×6.67秒となり、
ドライバーは1周あたり約6.7秒にわたって
80馬力のパワーを利用できることになる。
ラップタイムにすると、0.3秒〜0.5秒の短縮が
KERSにより可能になるとのことである。


KERSの方式KERSのエネルギー貯蔵システムとしては、
バッテリー(電気式)とフライホイール(機械式)の2つが考えられる。

電気式KERSは、制動時の運動エネルギーでモーター/ジェネレーターを
回しすことによりバッテリーに蓄え、
必要なときにホイールの駆動力として放出する。
一方、機械式KERSは、ブレーキング時の回転と
フライホイールの回転をCVTが調整することによって、
エネルギー回生と出力が行われる。

KERSのデメリット
1周あたり0.3〜0.5秒というアドバンテージを得られるKERSだが、
その反面デメリットもある。
KERSのシステムは、およそ35kgの重量負担となる。
しかも、それを車両後方の決して理想的とはいえない場所に
配置しなければならない。
その結果、重量配分と低重心化が大きな問題となる。


KERSの安全性
7月のヘレステストでBMWのメカニックが感電するという事故が起きた。
BMWは電気式KERSを採用しており、
今回の事故はバッテリーからの漏電が原因との見方が強い。
今回の事故は数ミリのアンペアだったため大事には至らなかったものの、
命を落とす危険性もあるのだ。

またレッドブルは、
KERSの開発中に出火するという事故を起こしている。
火事は小規模なものだったが、発生した有毒な化学ガスにより、
ファクトリー内のスタッフは全員避難しなければならなかった。


KERSとコスト
コスト削減が進んでいるF1において、K
ERSを開発することは新たなコストを生み出すことになる。
そのため、FIAとFOTAは、2009年はKERS規約の一部であるが、
強制ではないとの決定を下した。2010年については、
FOTAは標準化KERSシステムの提案を検討している。





コメント(2)

トラコンをやっと学習できたと思ったら
今度はKERS・・・?
わからん!(>_<)
なんだか「ラップタイムを遅くするぞ!!」計画の一翼に思えてきたあせあせ

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