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[dir]小説・文学・作家コミュの「死んでくれ」

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「死んでくれ」

少数の学生、労働者が火炎ビンを投げれば、日本全国の労働者が武装蜂起して革命が成功するという妄想にとりつかれたのが三派(中核派、解放派、共産同)であった。

赤軍派は、共産同の中の派閥だ。

こうした革命妄想を厳しく批判してきたのが、革マル派(日本革命的共産主義者同盟・革命的マルクス主義派)である。

三派は大量逮捕され、中核派の労働者は解雇され、労働組合運動が出来なくなった。

多くの三派の学生、労働者は、自分は安全圏に居ながら、下部には、革命妄想を植え付け、危険な闘争を強要した幹部を批判するようになった。

三派の幹部は自己保身のため、「革マル派が敵対したから革命が成功しなかった」との荒唐無稽な宣伝を開始した。

その宣伝を信じた中核派の学生が、革マル派の学生を凄惨なリンチで虐殺し、さらには、最高幹部の命令によって革マル派の学生を惨殺した。

ここに「三派」の残党との「戦争」が始まった。

革マル派は、中核派、解放派の最高幹部を処刑し、このような組織の学生に鉄パイプの猛打を浴びせ、病院に送り、「戦争」に勝利した。

こうした敗残集団は、もはや、革マル派を襲撃する能力を失っていた。

中核派、解放派の幹部は、秘密警察が実行した殺人事件を、自分達の戦果として追認するようになった。

「三派」は警察が支配する組織になったのだ。

80名もの労働者、学生が、秘密警察によって暗殺された。

父が東京大学に入学した時は、秘密警察による暗殺が最も多い時期であった。

父の親友も虐殺された。

当時、学生運動に参加するためには、死を覚悟しなければならなかった。

全学連委員長は、父に言った「19才の君に死んでくれというのは酷な事だが、死んでくれないか」。

それに対し、父は「立派に死んでみせます」と答えた。

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