F1大好きコミュのペーター・ザウバー、BMWチーム救済に乗り出す

BMWのF1撤退発表を受け、元ザウバー・チームの創業者オーナーであるペーター・ザウバーは、BMWモータースポーツディレクターのマリオ・タイセンとともに、BMWザウバーF1チームの救済手段を検討しているもようだ。

　ペーター・ザウバーは現BMWザウバーの前身であるザウバー・チーム（1993年発足）のオーナーであり、2005年にチームをBMWに売却してからも、株式の20％を保有している。

　スイスで緊急記者会見を開いたペーター・ザウバーは、チームスタッフを救済するために「人間として可能な限りのことをする」と、ことわざを引用して公約した。

「私には奇跡を起こすことはできないし、ピットで再びチーム監督をするつもりもない。一番も問題は時間があまりなく、すぐに解決策を見つけなければならないことだ」

　ここでペーター・ザウバーは昨年のホンダF1撤退からブラウンGPへと移行し成功を収めている例を挙げ、同じような状態になることが望ましいとも明かしている。

「私はあらゆるコネを使うつもりだが、まだなんの保証もない。投資家たちからの救済プランはBMWに届けたが、それをどうするかは、最終的にはBMW次第だ」

「ベストな解決策は、ホンダのロス・ブラウン方式だろう。一定のレベルのF1マシンを製作できるチームを育てるには、少なくとも10年は必要だ。現在のチームを分解してしまったら、スイスには二度とチャンスは来ないだろう