山谷えり子コミュの山谷先生のブログより

山谷先生のホームページにあるブログ「山あり谷あり日記」より
震災後の記事を転載します。

2011年3月15日

被災状況の把握

広域で複合的に地域ごとに大きな問題をかかえている被災。
各部会でさまざま議論しました。
阪神大震災の時は約3兆円の補正を上積みしましたが、
今回はそれをはるかに越える10兆円以上に上るとみられます。
状況把握に努めました。

「内閣部会・財務金融部会合同会議」
平成23年東日本巨大地震における政府の対応状況・今後の方針
及び被災地域の経済状況について
　・多大な被害を受けた地域における申告・納付等の紀元の延長の措置について
　・特別相談窓口の設置について
　・被害を受けた中小企業等に対する災害融資に関する特別措置について
　・地震保険における対応について
内閣府、金融庁、財務省、日本銀行より説明を受け、意見交換しました。

「外交・国防合同部会」
現在、自衛隊は6万6千人派遣されています。
10万人体制に向けて、予備自衛官派遣について説明を受け、意見交換しました。
福島原発関連について、中央特殊武器防護隊の活動について説明を受けました。
会合には、防衛省からは日米防衛協力課長、統幕計画班長、
陸幕防衛班、海幕防衛班長、空幕防衛班長らが出席されました。

「厚生労働部会」
平成23年東北関東大震災における必要とされる
対応策について意見交換しました。
医療に関することは停電によって混乱が起きています。

　１，被害状況の把握
　　・病院等医療機関
　　・介護施設
　　・児童養護施設等
　２，物資の確保等
　　?ガソリン、重油等の確保
　　?医薬品、検査試薬、消毒薬等の確保
　３，受入れ施設等の確保
　　?避難所など衛生面の対策
　　?高齢者、障害者など災害弱者への対応
　　　・ホテル、旅館等への受入れ要請と国による費用負担
　４，遺体の取扱い
　　・埋葬に関する法的根拠（責任の所在、手続き等）
　５，機能喪失市町村の代替措置
　　・国民健康保険、介護保険の給付等
　６，医療保険・介護保険への対応
　　?医療機関・介護施設への医療費・介護費用の確実な支払
　　?窓口負担の免除等による保険者の財政負担軽減
　７，雇用対策
　　?雇用調整金の運用拡大による雇用維持（企業負担の軽減）
　　?災害復旧のための公共工事発注による雇用創出
　８，輪番停電への対応
　　・実施時間等の早期かつ確実な周知徹底など適切な対応

「文部科学部会」
被害を受けた学校、文化財、学校に取り残されている
生徒たちの状況、入試の対応、支援、必要な補正予算、
法改正・関係省令・政令の検討などについて説明を受け、議論しました。

議論しながら胸が痛みます。
宮城、岩手、福島を地元とする議員の報告を聞きながら辛くてたまりません。