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SONGSコミュの第393回(9/22) 宇多田ヒカル

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「SONGS」ご覧の皆様はじめまして。宇多田ヒカルです。
今日は5年8ヶ月ぶりにテレビで歌うというお仕事だったんですけど
こんなに大変だったかなって思うぐらい体力や気持ちは消耗していたんですけど
そのかわりにとってもきれいな非日常的なセットで歌う事ができてとても楽しかった
です。長い活動休止の期間があったので、積もる話もいろいろとあるので、
ここからは歌も終わったし、たくさんおしゃべりをさせて頂きたいと思います。
ちょっとかんじゃった。。

    語り:高畑充希さん>今年宇多田ヒカルが6年ぶりに音楽活動を開始した。
    私たちのもとに最初に届いたのがこの歌だった。
    「花束を君に」私高畑充希がヒロインを務める「とと姉ちゃん」の主題歌だ。    
    宇多田さんが主題歌を歌うと知った時は、夢じゃないかと思うくらいうれし
    かった。この曲は撮影現場でもよく流れていた。長丁場で起きたたくさんの
    出会いと別れ。私はこの歌に背中を押してもらった。
    ついに今夜 宇多田ヒカルがこの歌を初めて披露する。

    そして一番聞いてみたい事。
    宇多田さん、6年間のお休み中、あなたはいったい何をしていたんですか?
    3年前に亡くなった母親、藤圭子さん。今伝えたい事は何ですか?
    今夜、宇多田ヒカルに迫るのはコピーライターの糸井重里さん。
    今彼女に聞きたい6つの事。
    活動休止、母親との別れ、そして出産。
    テレビでは語ってこなかった事までたっぷりと語り合う。

    さらに井上揚水が宇多田ヒカルの歌詞の魅力をひも解く。
    なぜ宇多田ヒカルは母親の死と向き合えるようになったのか?
    歌うことをやめて手にしたものとは一体なんだったのか?

    6年の休止を経た人間宇多田ヒカル。
    今再び彼女の歌が私たちの心を震わせる。

  糸井さん>やや・・・どうも。
よろしくお願いします。
  今日久しぶりにやられて、6年ぶり?
テレビのお仕事ですか?そうなりますね。
  それで明らかに僕が見てもどうも緊張なさってる気がしたんですけど。
あっ、昔に比べたら緊張してないほうです。
  あそうですか。
テレビの仕事が本当に苦手で、いつも緊張してたので・・。
  じゃ今は・・
前に比べたらかなりリラックスしてる(笑
  あっそうなんですか。
ひどかったんですから。前は(笑


    宇多田ヒカルは1983年にアメリカで生まれた。デビューアルバムのCD売り
    上げが、日本記録を更新。15歳の高校生が日本中から注目を集めた。
    心を打つリアルな歌詞。自らが手がけるジャンルを超えたサウンド。
    彼女の登場は日本の音楽業界を変えた。
    2007年には「Flavor Of Life」がダウンロードで世界一の売り上げを記録。
    空前絶後の実績。
    Utada Hikaruは日本を代表するアーティストとへ上り詰めた。

    しかしデビューから12年後、突然ある発表を行った。

    誰も驚いた活動休止宣言。人間活動に専念したいという理由だった。
    その発表に反応したのが糸井さんだった。
    うちにスカウトしたいよ。間違って就職すればいいのにな。
    茶汲みと言葉遊びならできます。宇多田ヒカルもすぐさまリアクション。
    実現しなかったが大きな話題になった。
    人間活動宣言とはいったい何だったのか?
    ここからは休止を決意した当時の思いを語る。
    
  糸井さん>宇多田さんが休みますっていう時に、僕がそれを見ておもしろいなと
  思ってツィートで「うちに来ないか?」って言った。覚えてらっしゃると思うの
  だけど。あの時に何回かやり取りをして僕は楽しかったんですが、どうだったで
  すか、あの時?

今までずっと音楽ばっかりやってきたし若い時から。ちょっとそこの流れを一旦止め
たいとか音楽以外のことをして成長したいと言って発信した人間活動って言葉だった
んですけど、ただそれを批評するでもやたら突っ込むでもなく、ただ「そうなの。
じゃあこうしようか。」という風に遊んでくれる人がいてうれしかった。
  4割ぐらい僕本気でうちで働けばいいのにバイトすればいいのに。
でもほんとそういうことしたかったんですよね。普通のお仕事をしてみたくて。海外
のカフェとかレストランで働いたりとかしたくて、本屋さんでお仕事とかまぁなんで
もよかったんですけど

  自分がみんなに望まれていることをし続けていくっていうのは、やっぱり望まれ
  ている人になるだけのことだから・・
そうなんですよね。
  自分がいなくなりますよね。
どんどん空になっちゃうんですよ。本来の自分と自分のイメージだけがどんどん大き
くなって、かけ離れていってしまって、しまいには自分でもどんな状況に置かれてい
るのかが、自分の事なのによくわからなくなっている。
  僕は大賛成だったんで。
ありがとうございます。そんなふうに見てもらえると。一旦ほんとにやめて初めて
「私何もできない人だったんだ」ってわかって、生きる術ですよね。簡単に言っちゃ
うと。移動手段とか食べ物の調達とか、こう社会的に人として生きていくために必
要な能力が何も身につかなかったんですよね。

    活動休止発表後、宇多田ヒカルは日本を離れた。
    デビューしてから初めて得た何もしなくて良い時間。一体何をしていたの?

  その間歌ってたの?
いや、せいぜい家で弾き語りの練習とかして好きな曲ちょっと歌ったりですとか。
  人の曲も?
はい、自分の曲は歌ってないですけど、人の曲とか。でもほぼ歌ってないです。
  みんな「何してるの?」ってたぶん聞いたと思うんだけど
まぁ言うなれば、仕事のプレッシャーとか私に求められてたものとかから逃れて、
自分の習いたかった語学とか、図書館に毎日通ったりとか、若い友達がなぜか多く
できたんでそういう20歳前後みたいな遊び方っていうんですかノリみたいなものを
ほとんど体験していなかったんで、あぁ遅くやってきたちょとした青春みたい感じ
で楽しかったですね。
  それは楽しいと思うな。
誰も私を知らない。
  知らないからね。
そうなんですよ。ただの人。何しているの?って聞かれてもレコード会社で働いてい
るとか言っちゃたりして。

  日常生活も変わったですか?休めて。
今までなかったですね。日常っていうものが。ほんとミュージシャンの滅茶苦茶な生
活ですよね。朝のワイドショーが始まる時間まで起きててなんかやったり作ってたり、
完全に世間とずれた生活。
  今は逆に変わったってことですか?
そうですね、子どもができると毎日朝早く起きて規則正しく生活しないと自分がもう
もたないし、面倒も見れないし、私もほんとに久しぶりにです。毎日朝早く来て毎日
同じ時間に寝て同じ時間に食べてってしてるのは。

    初めて手に入れた青春と日常。
    しかし、大きな悲しみが彼女を襲う。3年前、母藤圭子さんが亡くなった。
    
    母であると同時に偉大な歌手である藤圭子の存在。
    宇多田ヒカルにとって、それはとてつもなく巨大なものだった。

  お母さんの存在って、僕らかてみても大きいお母さん。
たとえばステージで母見ていると、わーすごいなぁと思うことはずっとありました。
それまで全然きゃっきゃって言ってる小柄な女性なのに、ステージに上がって歌いだ
すと、わっ急に戦闘系の漫画に出てくるキャラクターが急に変わって力を入れると、
体が大きくなったりとか、体からエネルギーのオーラがわっと出るみたいないな、
ああいう感じに見えましたけどね。
すごく個性的ですごく純粋ですごくすてきな美しい人で。私にとってなぜ巨大なのかっ
ていうと、ただ母親だからだと思います。

  聞いていいのかどうかわからないですけど、お母さんが亡くなったっていうのは
  僕らはでかいんだろうなと思って。
まぁでかいです。でかかったです。あらゆる現象に母が見えてしまった時期があったん
ですよ。関係ない事象でも。でもそれってなんだろうと思って、わぁ何かつらいやだな
って最初思ってたんですけど、結局誰しもその原点があって、私の原点はやっぱり母だ
った。なので私の世界があるものの現象に彼女が何かしら含まれているのはまぁ当然じ
ゃん。
  存在自体がね。
そう私の体だって結局親から子にきてるものですから。まぁ当然かと思えるようになっ
て、それまで悲しいって思ってたのが急にあー素晴らしいことだなと。それを感じられ
るようになったんだから素晴らしいことじゃないかって思ったんですよね。

    今年4月活動再開。最初に発表した歌は「花束を君に」
    それは原点である母への思いが素直に綴られた歌だった。
「どんな言葉並べても 真実にはならないから 
 今日は贈ろう 涙色の花束を 君に」

  まぁ率直な。
そうですね。
  気持ちいいくらい率直な。
まぁ手紙ですよね。
  あ、なるほど。 
結局。
  これ聞いてて気持ちいいのは、言葉が足りないから逆に花束を持っていくんです
  よね。花束を送るだけでいいのって言うようなことが普通の社会だと言われること
  だけど、逆に言葉じゃなくて花束って言う。
日本の家族ってあんまりお互いに愛してるとか言わないし、私はその感覚もすごくわか
るんですよね日本人として。例えば愛してるって英語で「I love you」をどう訳すって聞
かれて夏目漱石が「今日は月が綺麗ですね」みたいなことも美しいし好きなんですけど、
本当はすごく言葉でとか何か形で出来る限り伝えないと結局後悔するのは自分で。そう
いうことをしなきゃいけなない伝えたいという気持ちが急にバッて芽生えたんですね。
でじゃ言葉でって思ったところで、言葉が足りないくらいの思いが存在したんですよ。

    言葉にならないほどの思いは歌になって溢れ出た。
    今夜宇多田ヒカルが初めて届ける。

るんるん花束を君に

    一世を風靡した宇多田ヒカルの歌は多くのアーティストを刺激してきた。
    あの井上陽水も「SAKURAドロップス」をカバー。私たちの心を震わせた
    宇多田ヒカルの名曲たち。
    ここからは彼女の歌をリスペクトする井上陽水が歌詞の魅力に迫っていく。

  陽水さんY>随分前になりますけど僕のライブに彼女が突然来て、「Automatic」
  を歌った記憶があるんですけど、「あ、Automaticわかるわかる。ステージに出れ
  ばなんとかく歌えるんじゃない?」と思って出たら、全然歌えなかったんです(笑
  失礼しました。

    陽水さんも衝撃を受けた15歳のデビュー曲「Automatic」
    陽水さんが注目した歌詞がこちら・・

♪It's automatic アクセスしてみると
 映るcomputer screenの中
 チカチカしてる文字 手をあててみると
 I feel so warm

  Y>コンピュータの画面の中に字があってね、それを手をかざすと「warm=
  温かい」っていう。まぁだいたい「冷たい」とか「無機質」とか「感情がない」
  とかが代表格のコンピュータ。そこの文字で温かくなるという表現、多くの人が
  胸をキュンとしたんじゃないでしょうかね。

  まぁみんながそうだったんでしょうが、15際の子が書いたのか。15歳の子が何し
  てたらこんな詞を書くんだろう。一番僕が感心したのがタイトル。
あ、そうなんですか。
  Automaticつまりこういう風に例えば仮にドキドキしてる私って書いたとしたら、
  それは自動的にそうなっちゃうって言う他人がさせたんだよっていうその捉え方は
  僕聞いたことないの。それをこの子はどうしてそんなこと思いついたこのコンセプ
  トって結局驚いたんですよ。
当時は何か映像的にも「20代半ばぐらいかと思いました」とか言われたりして。写真と
かで最初何か妙に偏ってませてたなのかもしれないですね。

  あと歌唱法がさ、なんで歌ってんだろうこの人はって思った。歌いたくてしょうが
  ないにしては苦しそうだった。
あー何かそうですね 苦しそうな歌い方してましたね。
  これは何?
何でかわかんないです。休んでる間に一番変わったのはそこで、意識的に過去のを聴い
て「何で私あんな苦しそうに歌っていたんだろう」って思って・・
  声とか音を出している人間には何か理由があるんだけど、響いてくる楽器としては
  人を切なくさせる。
楽しい歌を歌ってもなんか「ちょっと悲しい」とか言われたりしましたよ。
  だからこの人はこの寂しさを伝えたくて世に生まれてきたんじゃないかという位に
  他の歌もそうですけどね。この若い時のはね。

    続いて陽水さんが選んだのは「traveling」
    注目したのは歌い出し。

♪仕事にも精が出る 金曜の午後
 タクシーもすぐつかまる(飛び乗る)
 目指すは君

  Y>ユーモアもあってね。歌い出しが「仕事にも精が出る」・・不景気で困りますっ
  て言葉もあるんですよ。僕にとってそれはもう少し笑えるフレーズなんですよね。

ユーモアそうですね。歌詞で普通それ使わないでしょうと言うフレーズを使ってるとこ
とか、それがみんなにとってどういう意味かっていうのを踏まえた上で、違う風に使っ
たりとかしてるところにユーモアを感じたんじゃないですかね。すごくほんと私はそう
いうつもりで使っているので。
ユーモアってどうにもできない状況に対して唯一できることみたいなとこあるじゃない
ですか。これ何も変えられないけどユーモアで何とか自分のものにしちゃおうとか。
それでOKにしようとかいうのもあるんで。すごく私はユーモア大事だと思います。

  総合的にユーモア好きですよね。
うん。はい。
  武器でもあるしね。とにかく今の状況を突破しなきゃやっていう時にユーモアが・・
大事ですよね。効きますよね。
  助けてくれますよね
ほんと救い。

    そう、ユーモアの背後には切実な叫びがある。

  Y>「壊したくなる衝動」とか・・何て言うんでしょう「パンク」とか「現状不満」
  っていうかもう「破壊的」でもある「過激」でもある。急ぐことないけれど・・・
  って言うとね「虚無的」とか「刹那」なんかこう「しらけてる」って感じもあるん
  ですよ。だいたい曲を聴いてもね「まあいいや、聴きました」みたいな感じになら
  なくて、もう1回聴くと「どういう発見があるんだろう」と思わせるような数少ない
  アーティストの一人ですよね。

すごく嬉しいですね。

  Y>まぁ声に代表されるんですけど、彼女の切なさ。切ないんですよね。切なさが
  やっぱり多くの日本人を引き付けるのかなと思ったりね。割合こう特殊な環境で生
  まれ育ってる気がするんですよね。なんかアメリカと日本とかいう。結局どちらに
  とってもアウトサイダー(部外者)のような気がするんですよね、彼女は。

私も外見は日本人ですけど、日本社会になじめないところのあるし、かといって人種の
るつぼと言われてるような都市でさえ「日本人なの?どこからなの?」って「あっ日本
人なんだ」って言われてしまうし。常に家族のあり方も周りとはうちの家庭ちょっと違
う。他の友達の家見ても、何か違うという感じが強かったんで、ほんとどの面において
もアウトサイダーと言う風には自分で思いました。 だからこそ書けるものがあるんじゃ
ないかなと、「疎外感」って誰でも感じるし寂しさとか孤独とか、そこを強く理解でき
るのであれば、そこを表現して誰でもわかる所に食い込んでいけるんじゃないか?って
いう自信はあります。

    切なさの奥にあったのは宇多田ヒカルが歩んできた人生だった。
    ちなみに私高畑充希の好きな歌はこの「Prisoner Of Love」聴くたびに胸を
    ギリギリと締めつけられるような感じがします

    6年ぶりに復活した宇多田ヒカルの新しい歌。
    これまでになかったチャレンジがコラボレーションだ。
    同期デビューの椎名林檎とまさかのデュエット。

    新しい音楽に6年の人間活動はどんな影響を与えたんだろう。

  詞が、詞が変わった?
はい、詞が一番違うと思います。
  うんそうですね。
周りの制作のスタッフもずっと同じチームでやってるんですけどすごく言われました。
  要するに率直になったという。
リアリティみたいなものが増したと思います。今までの曲はどこかなんかどこか空想の
雰囲気があったちょ思うんですね。今回頂いた感想の中で最近の新曲ですとか、一番嬉
しかったのが、「あたなの音楽はより肉体的になった」と。すごく受け入れられた気が
して私が勇気を出して全裸でこうわ〜って行ったからなんですけど。
  開いたから。
開いて何かこう。それをちゃんと受け止めてもらえたって言う。それはでも私がリアル
な生活をして宇多田ヒカルって言うイメージとか求められているものとかからかけ離れ
て距離を置いて、ただほんとに普通に水道代払うことにストレスを感じたりゴミ出しし
たりとかそういうことに、あっ何食べよう?今日とかそういう普通のことをしていたっ
て言うのも一つの理由だと思うんですけど。
空想じゃなくてほんとに生きてるって感じが初めてしたんですよね。以前は強がってる
女の子ってキャラみたいなものを通して発して、それが今回なくなったというのが一番大きいと思います。
強がってもいないし、なんか私なんだけどメインの私じゃないみんいなキャラをいった
ん経由しなくても、いいと思える気持ちにも状況にもなれたと思います。
  ちょっと謎が解けたような気がする。

    休止を経て進化した宇多田ヒカルの歌詞。
    今夜初めて披露する「ともだち」も孤独や切なさを意外な切り口で描いた歌だ。

あっこれは同性愛者の同性愛者ではない方への思いを秘めた歌だって、というふうに自
分の中でふわっと出てきてそれが一つの象徴であって何か秘められた思いを抱えた人の
気持ちって言う秘めなくてはならない気持ちそういうジレンマであったり・・
  隠れた恋とその話は同じになるんだね。
恋でなくてもいいんですよね。だから。
  タイトルはすごく素直だけど背景はすごく描かれていますね。
どんなに心を許してる相手に対しても全て思ったこと何でもうわって言えるるのかって
言ったらまた違うじゃないですか。一種の距離感が。ちょうどいい距離感というものを
測り合ったりとかもしますし、どうしても。なので別にほんと性別とか恋愛なのかとも
関係なく人と人の関係の距離感を歌った曲が多いかもしれません

    今、宇多田ヒカルが歌う切なさは性を超えて人を求める気持ち。
    「ともだち」共演するのは小袋成彬。水曜日のカンパネラに楽曲提供するなど
    平成世代を代表するクリエイターだ。

  そういう人が一人入ることで自分の歌唱も楽になりますよねきっと。
一人で全部あらゆる感情とかあらゆる面を自分で収めないみたいなプレッシャーがなかっ
たので凄く面白かったです。
  宇多田ヒカル劇団が作れるだね
すごい糸井さんらしいですね。劇団・・

るんるんともだち

    母藤圭子さんの死から2年が経った去年の夏。宇多田ヒカルは母親になった。
    生まれてきた子供の存在は母の死を乗り越える大きなきっかけになったと言う。

もし母が亡くなった後に妊娠していなかったら・・、特に自分が親になると面白いなと
思ったのが、自分の子供見てて生まれて最初の体験ですとか経験で一番人格の基礎とな
るものとか世界観とか形作られていく形成されていくわけじゃないですか。
なのにその時期の事自分完全に忘れてるってすごくないですか。それをみんな抱えて生
きてて・・なぜ私はこうなんだ、何でこんなことをしてしまう
んだとかそれって結局・・・ずっと苦しんでいた理由みたいな闇のわからない苦しみ、
何でこうなんだって言う苦しみがふわっとなくなった気がしてそれこそいろんなものが
腑に落ちるというか。

    自らの親となったことで見つけた新しい自分。
    そしてUtada Hikaruは母の死を乗り越えていく。
    新しい自分が亡き母に語りかける歌が「道」

♪私の心の中にあなたがいる
 いつ如何なる時も
 一人で歩いてきたつもりの道でも
 始まりはあなただっだ

何を自分が今回のアルバムで言いたいのかと言うのじゃあコンセプトは何なんだ何が
メインのメッセージなんだという事も考えて、その時期に書いてた書き出した歌詞で
後半だったんで「じゃこのアルバムで言い残していることは何なんだ?」言い切らな
きゃいけない事は何なんだって言うふうな考えになっていくんで、その考えた末出て
きたのはこの曲でほんと何かテーマソングみた
いになりましたね。あっ言えたっていうすっきりしたという感じですね。
  足りないところ何なんだって探してたら本命の。
そうなんですよね。うん。
  そういうのありますよね。
もう責任持って率直にとにかくそこを目指してがんばりました。自分に対して率直で
あるという事が難しかったですね。やっぱり誰にももっと率直になるとかもっと自分
と向き合えなんて誰にも言われないじゃないですか。別に私歌詞のことも誰にも言わ
れないし自分と自分のやりとりでしかないんですけど。まぁ作詞すると何かしらそう
ですね、こういうテーマになってきてるって思うと、「なぜだ?」みたいな事をどん
どん「私は何をしたいんだ?」「どうしたんだ?」「何が言いたいんだ?」と言うの
をどんどん自分で突っ込んで行かなきゃいけないんですけど、それが今までで一番本
当突き抜けるくらいそれを自分で求めて難しかったですけど、とても自分で応えられ
たなって思ってます。

    巨大な母の存在と死。悩み突き抜けた先にあった母へのまっすぐな思い。
    「私の全て母から始まった」歌手宇多田ヒカルは一人の人間として新たな
    一歩を踏みだす。
    最後にお聴きください。

るんるん

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