ＳＯＮＧＳコミュの第395回(10/6）　ノラ・ジョーンズ

こんばんはNorah Jonesです。
4年ぶりに大好きな日本に帰ってきました。歌を通じてみなさんとつながること事を楽し
みにしています。
「SONGS」ノラ・ジョーンズ。スタートです。

　　　　世界の歌姫ノラ・ジョーンズ。グラミー賞８冠。衝撃のデビューから14年。
　　　　これまで世界中の人たちがその奇跡の歌声に癒されてきました。
　　　　その声は聴く人の人生に深く刻まれています。

　　　　女優宮沢りえも彼女の歌声に救われた1人。
　　　　出産直後の慌ただしい日々ノラの声が子育てを支えてくれました。

　　宮沢さん＞穏やかな音がいいなと思って何気なく選んで、でもしょっちゅう音楽を変え
　　る状況ではないからもう、おっぱいあげてということを1日何回もやらなきゃいけない。
　　私も(ノラの)歌声を聴いてただただリラックスできたし、私のリラックスは彼女（娘）
　　にも伝わるだろうしみたいな。、

　　　　女優小雪。仕事に疲れた20代後半初めて訪れたスペインでホームステイ。
　　　　同世代のノラの歌を聴きながら人生を見つめ直しました。

　　小雪さん＞異文化の中に自分をおいて、なんかいろいろ勉強になりましたね。人生
　　「走るだけが人生じゃない」だっていうのを学んだ。

　　　　今年ブレイクした20歳のシンガー藤原さくら。
　　　　ノラの歌声と出会い歌手になる決心をしました。

　　藤原さん＞ノラ・ジョーンズさんの曲を歌い出してから「すごく歌いやすい」って思っ
　　たのともっと歌うのが楽しくなったな。
　　すごく前向きになったというか音楽のことがもっと好きになったんですよね。


　　インタビュー：渡邊佐和子アナウンサー＞あなたの声は人を癒すと言われています。
　　それについてどう思いますか。
うれしいですね。音楽はいいものです。みんなが私の声を喜んでくれてうれしく思います。

　　あなたの声を聴くととてもリラックスできます。
歌声というのはあれこれ考えずに自然に歌うのは一番いいと思っています。

　　　　今夜は「SONGS」のためだけの一夜限りのスペシャルライブ。
　　　　まずは世界を癒したノラのデビュー曲です。

皆さんが来てくれてうれしいです。いくつか曲を歌いたいと思います。
まずは懐かしい曲からです。

Don't Know Why

　　　　2001年9月11日ニューヨークを襲った同時多発テロ。この後アメリカはテロと
　　　　戦争の不安に向き合い続けることになります。
　　　　ノラがデビューしたのはそんな時代。人々が疲れ癒しを求めていた時だからこ
　　　　そ彼女の歌声が心に響いたのです。
　　
　　こんな時代に歌うことをどう感じていますか
深い質問ですね。ニュースを見ていると世界が崩壊していく気がします。このことが私に
影響を与えています。世界ではいといろな事が起きて「自分は何もでいない」と思うjこと
がありますが、でも少なくとも音楽が人を明るくしてあげられる。音楽を聴いて気持ちが
明るくなるのはいですよね。


　　　　不安にさいなまれるアメリカを離れ日本を訪れた時、ノラ自身が日本人の優しさ
　　　　に癒されました。

　　　　しかしその日本を悲劇が襲います。東日本大震災。
　　　　ノラは日本のために何かできないかと心を痛める日々を過ごします。
　　　　そして震災からわずか1ヵ月。ニューヨークで行われたチャリティーコンサート。
　　　　現地の日本人の呼びかけに応えステージに上がりました。
　　　　彼女が歌ったのはスタンダードナンバー「ケセラセラ」
　　　　歌詞に込められた「未来は変えていける」と言うポジティブなメッセージに日本
　　　　への思いを託しました

災害が起こると本当に胸が痛くなります。遠くにいて苦しんでいる人に何もできないのは
本当に辛いです。どんな小さなことでもできることがあれば、喜んでやらせてもらいます。

　　　　さらにノラは世界的なアーティストとともにチャリティーアルバム
　　　　「SONGS FOR JAPAN」にも参加しました。
　　　　復興の願いを込めて彼女が選んだ曲は「Sunrise」。もともとは恋愛について歌っ
　　　　た曲でした。

しっくりくると思ったんです。元々のメッセージにはありませんでしたが、「Sunrise」に
「再生」という意味も含まれているので選びました。
日本に伝えたい気持ちとタイトルのメッセージが重なったのです。
それに日本は「日出ずる国」ですからね。


　　　　「日出ずる国は必ずよみがえる」
　　　　日本を愛するノラ・ジョーンズから送られたエールです。

Sunrise

　　　　2014年Norah Jonesは母親になりました。現在2人の子供を育てています。

　　仕事と子育ての両立は難しいですか？
確かに子どもたちと離れ離れになるなければならないのは辛いです。でも仕事しなが
ら家庭を守るのは大変ですが、みんなやっていることですから。なんとかなるもので
す。日々頑張っているところです。

　　キッチンにピアノ置いていると聞きました。
そうなんです。仕事のためというより趣味のためですが、キッチンで曲を書くことも
あります。

　　　　今ニューヨークで子育てをしながら毎日音楽と向き合っているNorah Jones。
　　　　守るものができたからこそ戦争への不安が彼女を作りへとかき立てます。
　　　　生まれた曲が「Flipside」

この曲はニュースを見て書きました。世界中の国々で嫌な事が次々と起こっていました。
ある悲惨なニュースを見て書き始めたのｆすが、その後も同じようなニュースが続きま
した。そんな中書き続けたのがこの曲です。

　　　　これまでになく強くはっきりと争いを批判する歌。
　　　　母となった今世界へ放つNorah Jonesのメッセージです。

Flipside


　　　　今年Norah Jonesは４年ぶりにアルバムを発表しました。
　　　　名曲「Don't Know Why」から14年。ノラは母親となって原点のジャズに帰って
　　　　きました。

ファーストアルバム以降自分の原点であるジャズからどんどん離れていきました。
今回は私の原点の音楽であるジャズを再発見することから始めたたのです。


　　　　「人生はいろいろあるけどとにかく前を向いて進みましょう。」
　　　　そんな思いを込めた曲「Carry On」

「Carry On」はすぐにできました。パッと浮かんだ曲を書くのは楽しいです。稲津の
ようにひらめくので書いたことも覚えていないくいらい。こういう曲は最高なんです。
演奏するのも楽しく大好きな曲です。

　　　　デビュー以来争いが絶えない時代に歌い続けてきたNorah Jones。
　　　　癒しの歌声は今を生きる人の背中をそっと後押しします。

Carry On