ＳＯＮＧＳコミュの第391回(9/1)　特集「２０１６ブレイク」新世代

　桐谷健太、水曜日のカンパネラ、藤原さくら

　　俳優桐谷健太、36歳。浦島太郎に扮したCMから今年の音楽シーンを代表する
　　大ヒット曲が生まれた。
　　「海の声」愛する人に会いたい。素朴で力強い桐谷の歌は発表以来一年以上をかけ
　　老若男女誰もの心に響く歌へと成長した。
　　「海の声」はなぜここまで人々の心に届くのか。「SONGS」ではアンケートを実施。
　　全国各地あらゆる世代から思いのこもったエピソードが寄せられた。

桐谷さん：アンケートを読む＞「自分で踏み台の上に上がって舞台にみたたてペットボトル
をマイクにして大声で歌ってます」「80歳近い私にとって聞いていると懐かしい気持ちに
なります。」
結構他にもいらっしゃったんですけど昔を思い出して若返るので歌い続けてください。
嬉しいですね。
「バスでクラス全員で大合唱しました。何度も歌ったので声が枯れてきましたがみんなで
歌うのは本当に楽しかったです。」「カラオケでは娘の18番で熱唱。「夫は三線で海の声
を特訓中です。」
ちっちゃい子供たちが集まってきてみんなで歌ったりとか、この前はほんとにサッカー少年
たちが多分多くの方で来て気づいたんでしょうね俺に。俺はずっと太陽を浴びてたんですよ
ほんまに。変な人おるなくらいのことをしゃべってたと思うんですけど、あれ？みたいな感
じで気づいてそっからもう大熱唱して、俺もそうやでみたいな感じで近づいていって・・
まさか自分の役者人生で浦島太郎やるとは思わないし

　　　デビュー以来、芝居の世界で戦ってきた桐谷。
　　　しかし海の声と出会い歌が持つ力を知った。今年5月のど自慢で海の声を歌った少年が
　　　いる。長崎県に住む西村元希くん。父親を6年前に亡くした。もう一度お父さんに会い
　　　たいそんな気持ちを込めて歌ったのはこの歌詞だった。
　　　今夜「SONGS」で一夜限りのライブ。そこには元希くんの姿もあった。
とにかく思いっきり歌うだけですね。はい。
　　　海の声が聞く人それぞれの思いに寄り添う歌に育った今、桐谷は歌うことの喜びと重
　　　さを改めて感じている。それでは聴いてください。

海の声

　　　福山雅治主演のドラマ「ラヴソング」でヒロインに抜擢されたのが藤原さくら。
　　　二十歳。去年デビューしたシンガーソングライターだ。最大の魅力は個性的な歌声。
　　　しかしその魅力的な声が生まれた背景には意外なｒピソードがあった。
　　　彼女のふるさと福岡。ミュージシャンだった父の影響で10歳からギターを始めた。
　　　憧れたのは女性らしい高い歌声。しかしさくらの声は低く自分の理想とはかけ離れて
　　　いた。「この声を変えたい」15歳のさくらはボーカルスクールに通い始めた。
懐かしい。
　こんにちは。
こんにちは。先生で～す。
　　　出会ってすぐにさくらの声の魅力を見出した。
　　　無理に高い声で歌おうとしていたさくらにあるアドバイスをする。

　　　先生に勧められ初めて歌ったのはNorah Jones。低くハスキーなその声に自分の声を
　　　重ねた時、さくらは衝撃を感じた。
　　　ありのままの自分を受け入れた時、コンプレックスだった声は武器へと変わった。
　　　そして今さくらのナチュラルな声は音楽シーンに新風を吹き込んだ。
　　　福山雅治がその魅力を最大限に引き出したラブソング・・

Soup

　　　型破りで破天荒なパフォーマンス。今音楽業界に衝撃を与えているのが・・
　　　水曜日のカンパネラ。いち早く若者の心を捉えていた彼女たちは今年6月ついにメジャ
　　　ーデビュー。すべての演出を導いているのはボーカルのコムアイ 24歳。誰もが驚く
　　　世界観はどうやって作られているのか。コムアイの頭の中に迫る。
　　　今回NHK初パフォーマンスのコムアイ。収録までの過程に密着した。
　　　歌う曲は「フェニックス」一見荒唐無稽に思えるラップとパフォーマンス。しかし
　　　コムアイは歌の中にある物語とメッセージを込めていた。
　　　この難しい世界観を映像化したいどうしたらいいんだろう？
　　　この曲のテーマにコムアイはアーティストとして走り始めた自分自身の姿を重ねてい
　　　る。そこで去年水森かおりさんが「紅白」で使った巨大な鳳凰セットをお借りするこ
　　　とにした。
　　　本番収録の4日前。曲の世界観をもっと具体的にするためNHK中を走り回りセットに
　　　置くものを探す。湧き上がる自由な発想。
　　　一方で彼女は冷静に考えていた。どうしたら自分の個性を世の中にアピールできるの
　　　か？24歳の今、常識にとらわれず新しい世界を切り開くことにアーティストとしての
　　　使命を感じている。水曜日のカンパネラ・・

フェニックス