ＳＯＮＧＳコミュの第343回(6/6)　クリス・ハート

　　　語り＞今年５月クリス・ハートは日本への帰化を決断した事を発表。大きな話題と
　　　なります。
　　「SONGS」クリス・ハート　日本人になる。その決意を日本の歌と共に届けます。

　　　今回クリスは東京の下町人形町を訪ねました。5年前26歳で来日。この町で２年間
　　　暮らしました。当時クリスは日本で歌手になる夢を持ちながら、サラリーマンとし
　　　て働いていました。全国を自動販売機の営業で回っていたクリス。当時は日本語を
　　　上手に話せませんでした。この町で大切にしていた場所があります。

　おかえりなさい。
ありがとうございます。
　元気ですか？
元気ですよ。

　　　当時仕事帰りによく訪れたカフェです。マスターがリクエストに応えて好きな音楽を
　　　かけてくれました。サラリーマン生活で疲れた心をいやしてくれたのは、日本の歌で
　　　した、

　　　サラリーマン時代、アマチュアで音楽活動を始めた時に作りました。日本で暮らして
　　　1年が過ぎた頃、ライブハウスで歌い始めます。
　　　そんな時、東日本大震災が起きました。自分に何ができるのかクリスは悩みます。
　　　震災から2年後、クリスは念願の歌手デビュー。日本の歌を情感たっぷりに歌い話題と
　　　なります。そして今年５月。これからも日本で歌い続けたいと帰化する事を決断した
　　　のです。
　　　そんなクルスがずっと尊敬してきた美空ひばりさん。日本の心を歌ってきた国民的歌
　　　手です。代表曲「愛燦々」日本語の美しさ日本人ならでは繊細な感情を歌った歌です。

愛燦々

　　　クリスが日本への帰化を決断した大きな理由は妻の瞳さんでした。結婚して4年目を
　　　迎えた二人。今回人形町で思い出の場所を訪ねました。サラリーマン時代からクリス
　　　がよく通っていたカレー屋さんです。つき合っていた当時一度だけ瞳さんを連れてき
　　　ました。大好きなキーマカレー。実は最初瞳さんが驚いた事がありました。

　　　二人の出会いはクリスがインターネットに投稿していた動画を瞳さんが見たのがきっ
　　　かけでした。大阪で歌手活動をしたいた瞳さん。クリスと一緒に歌いたいと連絡した
　　　のです。すぐに惹かれ合い結婚を決断するのに時間はかかりませんでした。
そんな感じでした。
　　　出会ってから１年後に入籍。結婚式の予定も決めていました。ところが大きな試練に
　　　直面します。歌番組に出演し優勝。しかしこの事で有名になったクリスはサラリーマ
　　　ンの仕事を辞めることになったのです。テレビで有名になったクリスにはイベントで
　　　歌って欲しいとい少しずつ声がかかるようになります。
　　　2012年、再び歌番組に出演。これがきっかけで歌手デビューが決まります。
　　　翌年二人は念願だった結婚披露宴を開く事ができました。
　　　そして今年31歳になるクリスは二人の将来の事を考えて、日本への帰化を決断したの
　　　です。
　　　今回瞳さんはクリスと共に歩んできた日々とこれから思いを手紙に綴ってくれました。
泣ける・・
よく書いてくれた。

家族になろうよ

　　　日本への帰化を決断したクリスが一番気にかけていたのは母のスーサさんでした。
　　　実はクリスが2歳の時、両親は離婚。必死で働く母から今回クリスにビデオてレターが
　　　届きました。

ああ・・何でメッセージ・・・・だめだ・・ありがとうございます。すいません。

　　　今は遠くは離れたお母さんへ、日本人になる決意と感謝の気持ちを込めて歌います。

道