ＳＯＮＧＳコミュの第331回(3/7)　デヴィッド・ボウイ

イギリスが生んだロックのカリスマ、デヴィッド・ボウイ。
ボウイの特徴は常に変化し続ける雨音楽スタイル。更に刺激的なビジュアルと発言で
注目を集め世界を驚かせてきました。
その音楽・ファッション・メッセージは多くのミュージシャンに影響を及ぼし、20世で
最も影響のあるアーティストの一人と言われています。
その表現力はジャンルを超え俳優としても高い評価を受けてきました。
しかし2004年、病に倒れ私たちの前から姿を消します。そして一昨年鮮やに復活。世界で
配信チャート１位を獲得し再び頂点に立ちました。
去年音楽活動50周年を記念したベストアルバムを発表し、ボウイ健在を世界にアピールしま
した。
「SONGS」今夜はデビット・ボウイの大ファン坂上忍さんがとっておきの秘話と共に
ボウイの魅了を語ります。

改めまして。坂上忍です。この番組「SONGS」ですよね。僕大好きでいつも見させてい
ただいてるんですけど・・
ゾクゾクするなぁ。ほんとこれ・・。

デビットボウイは1947年ロンドン生まれ。17歳の時デビューしますが、全く売れません
でした。しかし21歳の時に見たSF映画「2001年宇宙の旅」に感動。楽曲作りに宇宙を取
り入れることを思いつきその音楽性を一変させます。
翌年ボウイは「スペイス・オデッセイ」を発表。イギリスで初ヒットを記録。ブレイクの
きっかけをつかみます。
そして72年に発表したアルバムが名盤「ジギー・スターダスト」。架空の宇宙人ジギーが
地球でロックスターとして活躍する物語。ミュージカル的要素を持ち込んだライブで、
観客の度肝を抜きました。
ボウイはメイクと奇抜な衣装でロックを歌う新しいスタイル　グラムロックの先駆者となってのです。

「ジギー・スターダスト」デヴィト・ボウイです。

1976年、ボウイはベルリンへ移住します。ドイツの前衛音楽の影響受けた実験的な作品
「ロウ」を発表。続いて発表の「ヒーローズ」もアルバムの半分は歌のないinstrumental。
ファンは戸惑います。79年の「ロジャー」では新しさを出すためテープを逆回転させて
メロディーを作るなど実験を試みた問題作。さまざまな音楽を模索したベルリン三部作は
高い評価を受けますが、売れ浮きは低迷。ボウイは追いつめられていきました。
「アンダーグラウンドのカリスマは終わりたくない。」ボウイはもがいていました。

同じ頃坂上さんも人生最大の危機がありました。

　　今でも忘れないですけどね。母親真ん中にして兄貴と3人で手をつないで家裁に行って・・

心がしだいにすさんでいきます。

どん底の坂上さんの前に鮮やかに登場したのはデビット・ボウイ。
ボウイは「レッツ・ダンス」でなんとディスコサウンドに挑戦。これが爆発的ヒットにな
りました。
さらに83年、ボウイ主演の映画「戦場のメリークリスマス」が公開。
日本でも人気のピークを迎えます。

　　デビットボーイが坂本龍一さんにキスをした時の衝撃は今だに忘れられませんね。

「戦場のメリークリスマス」から1年後。ボウイに憧れた坂上さんは念願の歌手デビュー。
しかし全くれませんでした。

80年代後半から毎年のようにアルバムを発表。ロックのカリスマのとして君臨してきた
ボウイ。しかし2004年のワールドツアー中・・
この時57歳。

長い沈黙を破ったのはそれから9年後、ボウイ66歳の誕生日でした。
突然公式サイトでニューアルバムの発表を告知。世界が驚愕します。アルバムは世界の
配信チャート１位となり、デヴィット・ボウイは完全復活を果たしました。

一方80年代に音楽活動を断念した坂上さんはその後地道に俳優を続けていました。
しかし3年前、バラエティ番組の毒舌キャラで・・

去年67歳になったボウイは音楽活動50周年を迎えました。
ベストアルバム「ナッシング・ハズ・チェインジド」を発表。
「時を経ても自分は変わらない」と言うボウイのメッセージです。

　　最後にこの曲でお別れしましょう。

チェインジズ