ＳＯＮＧＳコミュの第333回(12/6)　福山雅治

更新　のちほどです

語り：武内アナウンサー＞福山雅治さんは今年6月、初のアジアツアーを台湾と香港で開催。
デビューから24年目にして初めての海外公演です。現地で熱狂的な歓迎を受けた福山さん。
ツアーの合間には台湾と香港のや自然を散策。地元の人々との触れ合い、国境を越えて音楽
でつながる瞬間を体験しました。
「SONGS」今回は福山雅治さんのアジアツアーに密着。初めてのアジア挑戦の日々を紹介
します。

福山さんの初のアジア公演は実は3年前に計画されていました。しかし東日本大震災が発生。
全国アリーナツアー中だった福山さんはツアーを一時中断。その後に予定していたアジア公
演も取りやめます。
福山さんは震災直後すぐに立ち上がります。ラジオの生放送を通じてチャリティーを呼びか
け被災地を元気づけました。
♪少年 (石巻にて
この時、海外からも多くの支援が寄せられました。中でも台湾から200億円という巨額の義援
金が送られたことに福山さんは感激します。
福山さんは去年、映画のキャンペーンで台湾訪れ音楽イベントにプレゼンターとして参加し
ました。この時の挨拶で、震災の時の支援に対する感謝の気持ちを伝えました。
この中継を見ていた多くの台湾の人々に感動を与えました。

福山さんは今年50万人を動員する全国ドームツアーを行いました。それに続くアジア公演と
なります。初めての海外でのライブは台湾からスタート。空港には熱狂的なファンとマスコミ
が詰めかけました。
ライブが行われるのは1万人を収容するアリーナ。公演は一日限りです。
震災の時に支援した石巻の中学生たちによる寄せ書き。日本のドームツアーでも一緒に移動し
た絆は台湾にもに持ち込まれました。

ライブは震災で来ることができなかった４年間の思いが詰まった映像とともにスタートしました。

vs.2013 ～知覚と快楽の螺旋～

福山さんはデビューから24年目にして初めて海外でライブを開きました。

福山さんはライブの後、台湾の素顔に触れようと旅行に出かけました。
最初に訪れたのは台北から南へおよそ300キロ台湾の古い都として知られる台南です。
福山さんは台南の中心部にある孔子廟を訪ねました。
17世紀に建てられた台南孔子廟は台湾最初の学校としても知られています。

HUMAN

福山さんは台湾中部のお茶の産地阿里山を訪ねました。
山の頂に向かって茶畑が開発されています。阿里山にはたくさんのお茶屋さんがあります。
福山さんは最高級のウーロン茶をご馳走になりました。
福山さんは阿里山頂上に近い標高2200メートルの地点を訪れました。阿里山には樹齢1000年
を超える赤いヒノキの森があります。日本の白いヒノキとは違い「タイワンベニヒノキ」と
呼ばれています。日本の統治時代には明治神宮などにも奉納され建築に使用されました。
しかし今は貴重な神木として保護されています。

くすのき

福山さんは阿里山に古くから住むツォウ族の夫婦が経営する民宿に泊まります。
ツォウ族は日本の統治時代から日本人に対して友好的でした。福山さんはツォウ族の伝統料理
をご馳走になりました。竹の筒にご飯を入れて火を通した竹筒ごはん。昔は狩りの時に携帯し
ていたそうです。福山さんはツォウ族の独特の言葉も教わりました。
夕食後、夫婦は娘のギター演奏でツォウ族に伝わる歓迎の歌を歌ってくれる事になりました。
♪迎酒の歌
ツォウ族は伝統的にお祭りなどで合唱する文化を守り続けてきました。大切な客人を歌でもて
なすのです。
♪一通の手紙

福山さんも歌でお返しすることになりました。
♪家族になろうよ

福山さんは今年2月、海外公演に先立ちプロモーションのために香港を訪問。
香港のみならず上海などから新聞雑誌インターネットの記者を招いて取材会が行われました。

福山さんは香港の歌手にもカバーされ大ヒットした曲「恋人」を香港のファンのためだけに披露しました。

恋人

福山さんは6月から台湾で放送されたドラマの主題歌を担当しました。
芸能界での成功、その裏に潜む孤独や不安。闇の中でもがき苦しむ若者たちの物語です。
福山さんも本人役で特別出演しています。

主演は台湾の人気俳優ジョセフ・チェンです。福山さんは今回初めて中国語でレコーディング
するとあって台湾から発音の先生を招きました。「暁」は日本語では何度も歌ってきましたが
新たに中国語で歌うのは勝手が違ったようです。

破暁