ＳＯＮＧＳコミュの第267回(7/20)　山崎まさよし

校正のちほどです。
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　　　　語り：守本アナウンサー＞シンガーソングライター山崎まさよしさん。
　　　　今回ふるさと山口に帰ってきました。デビュー18年。さりげない日常描いた歌詞と
　　　　独特の歌声で多くのヒット曲を送り出してきました。

こんばんは。山崎まさよしです。今回ふるさと山口でお世話になった方々と再会しました。
それで出会いからどのようにして僕の音楽が生まれたのかお話ししたいと思います。

　　　　山口県防府市。山崎さんはこの街で音楽と出会い20歳まで過ごしました。
　　　　訪れたのは春日神社。秋祭りで太鼓演奏した思い出の場所です。
　　　　山崎まさよしさんは1971年滋賀県生まれ。小学2年生の時防府市に引っ越してきまし
　　　　た。転校生の山崎少年は神社で働く母親の紹介で練習に参加。太鼓通して地元に溶け
　　　　込んでいきました。山崎さんにとって人前で楽器を演奏するのはこな和太鼓が初めて
　　　　でした。山崎さんはここで仲間と一緒に音を合わせる喜びを覚えました。
　　　　小学校時代の恩師が会いにきてくれました。田中先生は活発で特徴的な声の山崎少年
　　　　は、よく覚えていました。

故郷が僕に教えてくれたことそれは自分で表現する喜び。そして音楽で人気になることの楽し
さでした。

セロリ

　　　　続いて訪れたのは隣町のライブハウス。アマチュアミュージシャンの登竜門として地元
　　　　ではよく知られていました。

　　どうも。いらっしゃいませ。

　　　　中学3年でドラムを始め高校ではいくつものバンドを掛け持ちする人気ドラマだった
　　　　山崎さん。この場所でブルースと出会いたいギター一本で弾き語りシンガーソング
　　　　ライターを夢見るようになります。ライブハウスのマスター森永正志さん。山崎さんに美
　　　　の魅力を教えてくれた人です。
　　　　伝説のブルースミュージシャン、ライト二ン・ホプキンス。ギター1本で人生の悲哀を歌
　　　　うブルースの表現力に山崎さんは圧倒されます。山崎さんと森永さんによるブルースセッ
　　　　ションの貴重な映像です。

　　　　ギターさえあれば歌い続けることができる。森永さんから学んだのはブルースマンの
　　　　生き様でした。
　　　　しかし、森永さんは食道ガンを患い去年の夏58歳でこの世を去りました。ギター1本
　　　　でお客さんを乗せることができる。いくつになっても歌い続けることができる。ブル
　　　　ースを通してシンガーソングライター導いてくれた森永さんに捧げます。

星空ギター

　　　　防府の三田尻中関港。国内屈指の自動車輸出拠点です。高校卒業後山崎さんはデビュ
　　　　ーを夢見ながら港で働いていました。自動車を船にベルトを固定する作業です。
　　　　山崎さんは港での仕事を1年半続けました。汗を流して働きながら生きるとは何かを
　　　　体で覚えました。
　　　　今回山崎さんはどうしても会いたい人がいました。原田日出夫さん。当時作業の現場
　　　　監督を務めていました。2人が合うのは20年ぶりです。

　　　　オーディションで音楽関係者の目に止まった山崎さんは20歳の時上京します。
　　　　そして3年後にデビュー。次第に山崎まさよしの歌が全国に届くようになりました。

20年前、まだ何者でもなかった。原田さんと共に働き体一つで生きる覚悟はできたから音楽へ
の道を進むことができたんだと思います。

僕はここにいる

上京して早20年。故郷で過ごした月日より故郷を離れた月日のほうがずっと長くなりました。
遠くなってしまった人、なかなか会えずにいた人、もう会えない人たち。出会いと別れが今の
僕を作ってくれたと思っています。美しい思い出と悲しい別れに涙する男の歌です。

アルタイルの涙