ＳＯＮＧＳコミュの第186回　桑田佳祐

イイ感じですよね。

こんばんは、桑田佳祐です。
日本全国皆皆様　お元気でしょうか？
2011年たいへんな話が続いておりますすが、皆様が元気になりますよう、
今宵の「SONGS」楽しくお送りしたいと思います。

　　語り：守本アナウンサー＞突如大阪道頓堀に出現した桑田佳祐さん。
　　真夏のサプライズに地元のファンも大興奮。
　　このパワーと元気をもらって9月に被災地・宮城でライブを開きます。
　　「SONGS」今夜は桑田さんの熱いパフォーマンスをたッぷりお楽しみく
　　ださい。

　　桑田さんはこの日(8/7)、大阪・道頓堀のゲリラライブに出演します。　
　　一般への告知は本番のおよそ1時間前。
　　屋形船の特設ステージからパフォーマンスを披露する予定です。

　　桑田さんが大阪に来るのは2年ぶり、完全復活から初めての訪問です。
　
いいもんですね。浴衣の女の子がああやって集まっているっていうのはいいね。
　お疲れさまです。
こういうシチュエーションは東京には絶対ないよね。
　確かに。
　　
　　屋形船は道頓堀で最もにぎやかな戎橋付近へと進みます。

　　午後7時40分、新曲「ハダカDE音頭〜祭りだ!!Naked〜」に乗せて
　　イベントはスタート。道頓堀の川べりにあるリバーウォークには噂を聞き
　　つけ6000人もの人々が集まりました。

(拍手）(歓声）桑田さ〜ん

大阪レイディ・ブルース　歌ってもいいですかぁ？
　もう１曲歌ってもいいですかぁ〜？
希望の轍
　また帰ってまいります。

浴衣で出て行って扇子を持って提灯がいっぱいある所へね、屋形船のような状
況を作っていただいてね、すごくはまったなあと言うか、大阪の歌を歌えたん
でね、とっても幸せでしたね。
人が一生懸命ＭＣしてても、こうやってこう携帯で人の顔撮ってますしね。
なんか突っ込んで人もいますしね、ちゃうやんとか言ってるしね、すごい大阪
で良かったなぁって言いますか

　　今夜1曲目に聴いていただくのは桑田さんの遊び心全開のお祭りソングです。

ハダカDE音頭〜祭りだ!!Naked〜

僕なんか子供の頃は家に一台しかテレビないでしょう、僕が例えば東京１２チャ
ンネルを見てると、オヤジが帰ってくるとすぐにＮＨＫに替えるんですよ。
何だよと思って、明日の天気なんかわかってるよみたいな、でも、ＮＨＫなん
です。そこで、歌謡なんとかショーが始まると、まさにあの画(え)が出てきて
ね。まさか俺がこういう事をすることはないだろうなあとは思っていましたよ。

まぁあれ北島三郎さんがご覧になったら、タワケって言うだろうと思うけども
無礼者って言うでしょうけど、ただどっかでやっぱりそういう先達の北島三郎先
生、三波春夫先生たちが、大月みやこさんでもいいんですけど、やっぱりこう
やられる「ヨイショ〜」っていうね、その良さがわかる時期がきたというかね、
単なるオマージュというのではなくて、「やりたかったの、これ」って。


　　桑田さんは、今年4月に東日本大震災の被災者を応援するために、チャリティ
　　ソング「Let's try again」を発表しました。この曲には同じ事務所のアー
　　ティストたちの代表曲が織り込まれています。そしてこれらのヒット曲メド
　　レーを桑田さんが新たに書き下ろしたメインテーマがつなぐ豪華な構成にな
　　っています。

　　震災直後の重い空気の中、桑田さんは何か行動を起こさなければと考えてい
　　ました。そんな時に後輩の福山さんたちに声をかけて、一緒にレコ−ディン
　　グ作業に入ります。

　　ミュージシャンのみならず俳優たちも忙しいスケジュールの合間をぬって駆
　　けつけます。

　（Let's try again　アミューズ・メンバーの映像）
　だからどこ唄うのつってんの？(三宅裕司
　そうだそうだ。唄うでしょう。ねえ　三宅さん(小倉久寛
　こら、おやじ、うるさい！(仲里依沙

　　三宅裕司さんたちベテラン陣もダンスに挑戦。
　　桑田さんはミュージックビデオの振り付けにもアイディアを出します。

　　日本に元気を送りたい。笑い声の絶えない遊び心にあふれた制作現場の中心
　　に仲間たちと明るく楽しむく桑田さんの姿がありました。

ちょうど時期的にお花見も自粛しようって話もずいぶんあったでしょ、本当に大
変な被害、大震災でしたけども、一瞬でも、瞬間でもね、お花見とかお祭りか、
音楽エンターテイメントというたぐいで、瞬間でもいいから浮かれるっていうか
浮かれるべきものっていうのは、あの提供するべきだと思うし、やっぱり人間だ
から、やっぱり喜怒哀楽あってなんか喜びっていうか楽しむ部分っていうのは、
どんな時も捨てちゃうと、一番まずいことになると思って、まぁ私ができる事
って、喜怒哀楽の「喜」と「楽」ぐらいのもんですから。

　　その後、桑田さんは「Let's try again」に新たなメロディと歌詞を加えた
　　「Kuwata Keisuke version」を制作します。
　　日本に立ち直る強さを。
　　今夜の２曲目は「Let's try again　Kuwata Keisuke version」です。
　
Let's try again　Kuwata Keisuke version

（桑田さんはお祭り男と言われていますが・・・？）
　　
お祭り男・・前からねなんかちょっとイベントがあると、そういう何かいただ
きましたけど、そんなことほんとはないんですけどね。僕はお祭りあまり好き
じゃないんですけど、茅ヶ崎にも「浜降祭」っていうおみこしをたくさん担い
で海の中入ってね、しまいにはあの御神輿ぶつけ合って、なんだろうけんか腰
になってやる神輿があって、僕の友達なんか幼馴染なは、普段おとなしくても
ね、急に神がかるんですね、勉強のできる女の子も「ああ浜降祭だ」と気もそ
ぞろになるんです。ああ何面白いのかなと思っているようなちょっと茅ヶ崎の
中では変わった子だったんですよね。
デートで夏祭りに行った事ないですしね、金魚すくいとかもやたったことない
し、全部その音楽に出てるのは、恨みというか、お祭りに行けなかったコンプ
レックス。そうするとああいう「祭りだ!!Naked」みたいな形になっちゃう。
あの「祝う」と言う字を書くんじゃないです。あのちょっと似てるけど
「呪い」なんです。僕の中では。


　　桑田さんはラジオのレギュラー番組に出演するため仙台訪れました。
　　被災地東北のリスナーにエールを送ろうと５月に続いて２度目の生放送
　　です。

（リスナーからのハガキを読む桑田さん）
　５月にいらしたとき、メールを読んでいただき、「桑田さんはもう仙台に来て
　くれないと思ってました」と書いたら、桑田さんが「ナンデだよ」と悲しそう
　に突っ込んでくれたのが印象に残っています。そして、「宮城でいつかきっと
　ライブで桑田さんの歌を運んでください」という私のお願いに桑田さんは
　「当たり前だよ、俺故郷なんだからさ」(笑)と言ってくださいました。


　　桑田さんはファンとの約束を果たすため来月仙台でライブを行う事にしま
　　した。
　　サザンオールスターズも演奏した思い出のアリーナ。震災のあと遺体安置所
　　にもなりました。亡くなられた方たちの魂に祈りをささげるライブです。

亡き人と交信するというか、弔うとか、敬うとかおそれるとか、すごくキュン
とくる所があるんですね。
今、生きてる人間が力を合わせて、個人個人ができることを持ち寄ってやる事
というのが、ひとつの祭りの形になるのかなと解釈して、苦しんでる方たちと
か、辛い境遇の方たち、もしくは自分も含めてほんの瞬間少しあがるといいます
か、鼓舞するといますか、そういうなりわいってものが自分自身これからやるべ
き事なんだなあと。
　　
　　桑田さんは、去年の闘病生活の時、東北に住む数多くのファンの方たちか
　　ら励ましの手紙やメッセージをもらいました。今回のライブは復興への祈
　　り、そして復活の報告とお礼をしたいと思っています。

美しい自然に恵まれた緑豊かな東北の地に暮らされる皆様、
９月に宮城でお目にかかれる事を心より楽しみにしています。
激動の2011年、まだまだ厳しい暑さが続きますが、
全国の皆々様すてきな夏を過ごしましょう。
　
明日へのマーチ