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SONGSコミュの第87回 坂本龍一

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こんばんは、坂本龍一です。
僕は、今、久しぶりに日本の春を楽しんでいます。
今回、京都の美しいお寺で、お茶を頂きました。
「SONGS」今夜は、僕の音楽をゆっくり楽しんでください。

るんるんTibetan Dance

 語り:武内アナ>坂本龍一さんは、この春4年ぶりのツアーで日本全国を
 回っています。3月末、桜が咲き始めた京都を訪れました、
 坂本さんは今57歳。生活の拠点をニューヨークに置き、世界中に音楽を
 発信しています。
 この春発表した新作「Out Of nOise」です。
 「Out Of nOise」には、茶道や華道に通じる日本的なものがあると
 坂本さんはそう感じています。
  そこで、今回、京都にある千利休を始め、茶の湯とゆかりに深い禅寺、
 大徳寺の狐逢庵を訪ねることにしました。
 
 坂本さん:S>若い時には、全然興味なかったですけどね。
 なんだろうな。時間の厚み、というが、そういのはすごいし、利休が
 そこに座ってたかもしれないという茶室もあるし。

  語り>狐逢庵は、大徳寺の塔頭の一つ。
  ふだんは非公開。格式の高いこのお寺には400年を超えて伝わる禅の
  文化が静かに息づいています。

  ようこそ。
  こんにちは。
  どうぞこちらへ。
  いい庭だな。
  こちらのご住職。
  住職>はじめまして。
 S:坂本でございます。
  狐逢庵の住職でございます。
  今日はようこそおいで頂きました。これが茶室です。
 S:忘筌。面白い字ですね。
  広いんです。

  語り>ひときわ名高い茶室、忘筌です。
  千利休、古田織部とならぶ茶の湯の三巨人、小堀遠州によって1612年に
  創建されました。障子で切り取ってみせる庭の風景を船から望む景色に
  見立てています。

  船に乗って景色を眺めて頂く。
  正面が西日になりまして、これから、これから西日が強くなってくると
  手水鉢に水をはったのが、天井に丸く影が映ります。
 S;ゆらゆらと。
  船に乗っているような感じです。
  今日は、まだ映りませんけど。
 S:当時の武将たちも来たんでしょうかね。

るんるんto stanford


  語り>狐逢庵の茶室で、お茶を頂くことになりました。
  お茶をたて下さるのは京都で活躍する新進気鋭の茶道家、木村宗慎さん。
  坂本さんをもてなそうと、掛け軸、花、茶道具などの設えを選び抜いて
  茶席を設けました。

  お軸は、江月宗玩というバンキッシュなお坊さんで、徳川家光に楯突いて
  気骨のあるお坊さんなんですけど、その方が書いた・
 S:すごい字
  「とつとつりきいき」
 S:ですね。モダンなんですね。
 これは、自然のものなんですか?
  これは、雪餅草と言って、自然のお花なんです。典型的な和花で、高山に
  咲く花なんです。
  「Out Of nOise」をイメージして、作ったんですえkどどうですか?
 S:モノトーンで少し幾何学的で。
  あえて、不等辺台形でという一辺も同じ長さがない。
  甘いものが大丈夫ですか?
 S:控えるようにはしていますけど。
 
 S:もういいですか? 
  お好きなように。大丈夫です。うまくたっていますか?
 S:おいしいです。
 こういうノイズっていいますかなね、普通だったらきれいにしちゃうとこ
 ろを、きれいにしない。あるいは、ひびが入っている。ここもあえて・・。
  とっちゃってますもんね。
 S:きれいにしてないところとか。
 人工美と自然美のいいバランスを考えてるわけですよね。
 よくこんなにきれいに。
  宗易と名前を書いて、下にサインを。もちろん本物の利休のサインです。
 S:よくこんなに完璧な形で。
  これは、よほどコンデュションはいいです。
 S:何百年ほど?
  4百十数年ですか。
 S:すごいなぁ。
  お楽しみいただけましたか?
 S:ありがとうございました。とてもおいしかったです。

お茶の美学というか、根底には「禅」があると思うんですけど、やっぱり気に
なりますね。
ヨーロッパなんかは、人工美を追求していって、庭にしても、非常に幾何学的
な美しさ、数学的な美しさを追求していて、やっぱり、音楽も似ていますよね。
韓国や中国ともインドともまた違うような独特な美意識。気になりますね。

  語り坂本さんがニューヨークで暮らすようになって、20年近くがたちま
  す。しかし、最近は、ニューヨークを離れ、日本に帰ろうと考えることも
  あるそうです。

随分前から、特に911の後からは、なるべく早く逃げ出したいと思ってたん
だけど、どこに逃げ出してよいかわかんなくて。でも、死ぬときは日本で死に
たいって思いますね。やっぱり異国の地で死ぬっていう感じはないんですけど。
アメリカの土って、日本の土よりも黒くないんですよ、白茶けてる。
あそこに埋められるのは嫌だなと思ってさ。
 取材者>最近涙もろくなっていう情報を聞くんですけど。
そうですよ、だって。「寅さん」とか見ても泣いちゃうんだよね。恥ずかしい
から言いたくないけど。

  語り>1983年、坂本さんが初めて映画音楽に挑戦した・・
 「戦場のメりークリスマス」。映画音楽の作曲家としてハリウッドに認めら
  れ、世界に打って出るきっかけとなった作品です。
  その5年後、映画「[ラストエンペラー」の音楽で、坂本さんは世界の頂点
  に立ちます。日本人にも、西洋人にも世界中の人にオリエンタルに響く音楽
  が作りたかったという「戦場のメリークリスマス」
  31歳の坂本龍一が世界に放った代表作を聴いてください。

るんるんMerry Christmas Mr. Lawrence

  語り>坂本さんの提案でによりこの二人のコラボレーションが実現しま
  した。画家の大竹伸朗さん。坂本さんが敬愛するアーティストであり、
  時には、共に活動してきた大切な仲間です。
  「SONGS」で初めて同時パフォーマンスに挑戦します。
  大竹さんは常に新しい価値観を突きつける作品を世に問うてきました。
  挑戦的でエネルギーがほとばしる作品は海外からも高い支持を受けてい
  ます。
  坂本さんのピアノと大竹さんのペインティングによる共演。
  二人は、そこにペインティングの音、ノイズを取り入れようと考えました。
  キャンバスにマイクをつけて大竹さんの立てる音 ノイズを拾います。

  そのノイズに答える坂本さんのピアノ。
   あのサイズでキャンバスが・・
  スタジオでの試行錯誤を繰り返すこと2時間。
  二人の共同作業は、ふいに始まりました。

るんるん無題  ピアノ:坂本龍一  画:大竹伸朗

  大竹さん>ありがとうございました。
  S:面白かったです。


コメント(5)

矢野顕子さんの回の時は…正座して拝見させて頂きました…(^^ゞ

…今回は…正座こそしてませんが…

わーい(嬉しい顔)ゆったりとした時間で、あっという間の30分でしたね(^^♪


大手家電メーカー:東芝を、もう「世界の東芝」って…あまり呼ばなくなったと思います…^^;
同様に…
もう「世界のサカモト」なんて…
…誰も呼ばないですかね…(^^♪

YMO → 「ラストエンペラー」 〜 イケイケで世界的な活躍をされていた時代から…(ピアノ、キーボード&シンセサイザーなどの技術的な知識って、僕は余り持ち合わせていませんが…)大好きなアーチストの一人ですわーい(嬉しい顔)


『SONGS』初のインストゥルメンタル(歌詞のない曲)での30分でしたね(^^♪

これまた…歌詞のない音楽っていうのを…うまく語れる程…素養がないので…^^;
(…僕自身の日記でも…インストものは苦労して書いています…(^^ゞ…)

何とコメントすれば良いのか…♪

Piano Only…(with 自動演奏)っていうことや、今回は演奏されませんでしたが、「energy flow」って曲が、ヒーリング・ミュージックとして、ここ日本で売れたり…♪
旋律の美しさが話題になりますが、どの曲も、とってもリズム、ハーモニーにも独特の世界観があって…素敵な演奏でしたわーい(嬉しい顔)


ぴかぴか(新しい)人工美と自然美のバランスぴかぴか(新しい)

…涙もろくなった…発言も含め…とてもいろいろなことを考えさせられた、ゆったりとしたるんるん30分るんるん…でした(^^♪
on-the-roadさん
 今回は正座ではなかったですか(^^ でも、ほんとゆったりとした時間が
 流れていました(^^
 「世界のサカモト」と言っていた時期もありましたっけ(^^;
 マジで忘れてしまいました(^^; 
 YMOのあたりから、どんどん世界進出していってましたもんね。
 世界との距離もほんと縮まりました。

 YMOのあたりは、せっせとLPを集めてました(^^
 解散後、しばらく動向を知りませんでしたけど、その後、
 戦場のメリークリスマスで「あっ!」と思った覚えがあります。
 そういう才能を持ち合わせていた人なんだなぁと。
 それからほんと一気に上り詰めていきましたね。

 今回はインストルメンタルの30分、初めてということで、スタッフも
 結構気合が入っていたようです。
 自動演奏とのコラボは、目からうろこでした。そうか、そういう手もある
 よなぁっと。
 ちょうど達郎さんが、この前NHKホールのライブで、一人アカペラを
 多重録音で、披露してくれたように、あらかじめ自動演奏のピアノに記憶
 させておいて同時に弾くというのも、なぁるほど(^^ ありなわけですも
 んね。ととても興味深く、面白く楽しめました(^^

 「energy flow」はCMに使われて一世を風靡しましたね。
 あれでますます若い世代にも、坂本教授の名が浸透したんじゃないで
 しょうか。

 普段聞けないような話しも、話してくれました。
 涙もろいもそうですし、あとは、最後は日本に戻ってきたいというな事も
 話していらっしゃいました。やっぱり母国なのかなと。
 海外に行くと、よけい日本の伝統などの価値が再発見されるのかなと。
 先週のYumingも同じようなことを語ってました。
 まぁ海外に出たことにない自分には、とうてい理解できない深い心境で
 すけど、とても勉強になります(^^
Tom as lonely oboistさん
 >あえての苦言・・・皆さんいろいろと感想をお持ちですから。
  確かに「SONGS」というタイトルからは、インスト系のアーティスト
 の皆さんは、番組のコンセプトに合わない気がしますよね。
 広く「MUSIC」というくくりになってしまいますかね。なかなか難しいところ
 です。
 今年から、SONGSのスタッフが中心で、BSにしてもFMにしても幅広
 く番組を作るようになったということですから、その分気合が入って?
 大御所を。。ということになったのかもしれなかったでしょうか・・わかり
 ませんが・・あくまでも推察ですけれど・・・
 SONGSのご意見欄にも送ってみます。

 来週は、カーペンターズですね。
 22日には、お兄さんの、リチャードさんの収録があったということです。
 妹のカレンさんとの時空を超えた「共演」もあるということで、どんな番組
 になるのか楽しみです(^^
 再放送なしということですからしっかり録画しないといけません(^^
 & お誕生日おめでとうございます!(^^v
  ↑太ゴジック 100ポイント! 強調文字です(^^
 
  

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