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SONGSコミュの第86回 松任谷由実 第2夜

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(映像:高原を歩くYuming)

こんばんは、松任谷由実です。
SONGS 2週目の今夜は、私がどんな思いで曲を作ってきたか
お話したいと思います。

私は今年4月、3年ぶりにニューアルバムを発表しました。
旅から旅へ、夢から夢へ、乗り継いでいく事をテーマにしています。
まずはそんな思いを込めた曲です。
NHK「探検ロマン世界遺産」のテ−マソング。
るんるん「Flying Messenger」 聴いてください。

(映像;長野長和町を歩くYuming)
私は、別荘がある長野この辺りを20代のころからよく訪れています。

 Y:特定のここがどうかは分からないけど、海より山派なんですよね。
  晩秋の高原とか山小屋の中で冬の訪れを感じているような歌は初期の頃
  から結構あります。
  荒井由実時代の「旅立つ秋」っていう曲とか「残されたもの」っていう曲は。

  語り:武内アナ>「残されたもの」が収録されたアルバム「紅雀」は
  荒井由実から松任谷由実になってはじめて発表した作品です。

埠頭を渡る風(流線形'80)
最後の春休み(OLIVE)

  この頃から、松任谷由実さんは、1年に2枚というハイペースで次から
  次へとアルバムを発表し続けます。

(ライブ映像:「DESTINY」THE LAST WEDNESDAY TOUR 2006)

 Y:すいすい書けるふりをしていたんです。
  その都度、すごく苦しんでいましたよ。でも、止まるのが怖かった。
  焼けたトタン屋根の上のポップシンガーと自分の事を言っていたんだ
  けど。山伏の火渡りじゃないけど、アッチッチッチッて言う前に先に
  走って行っちゃうような。
  さすがに、体がそれにはついて追いついて行かなくなって。
  シフトチェンジしていきましたね。

恋人がサンタクロース(SURF & SNOW)

  語り>1980年に発表したアルバム「SURF&SNOW」では、当時日本では
  まだ浸透していなかった、リゾート地で遊ぶという新しいライフスタイル
  をいち早く取り入れました。

(ライブ映像:「心のまま」SURF & SNOW in Zushi Marina Vol.16 2002)  

  ユーミンと言えば、リジート地でのライブ。
  1978年からは、海の見えるリゾートでコンサートを行い、ユーミンの
  夏の風物詩となりました。

BLIZZARD SURF&SNOW in Naeba

  1981年に始まった苗場のスキー場での冬のコンサートは、
  今年200回目を迎えユーミンのライフワークとして現在も続いています。

  苗場でのコンサートが始まった年、シングル「守ってあげたい」が大ヒッ
  ト。荒井由実以来の第二次ユーミンブームの幕開けとなります。

(ライブ映像:「守ってあげたい」THE LAST WEDNESDAY TOUR 2006)

  松任谷由実さんの作品には美しい四季を描いた名曲が数多くあります。

 Y:季節と季節の間が好きで、自分の気持ちだけが先に行っちゃうとか、
  逆に自分の気持ちがとり残されていて、周りが移り変わっていくという
  ギャップが悲しいなって、実際にも自分で思うし、季節感に敏感なので、
  そういう移ろいを歌にする時には、季節の風景が欠かせませんね。

(ライブ映像:「ダイヤモンドダストが消えぬまに」
   THE GATE OF HEAVEN TOUR 1991)

(ライブ映像:「リフレインが叫んでる」
   THE LAST WEDNESDAY TOUR 2006)

(ライブ映像:真夏の夜の夢」
   SHANGRILA 3)

この頃は、私のアルバムセールスや派手なステージばかりが話題になっていま
したが、私自身は、ひたすら曲を作り続けていました。
一過性のヒット曲ではなく、本当に人の心に残る作品を作っていきたいと強く
感じていました。

 Y:数字的にそうだったので、私自身がバブリーだってとらえる人も多
  かったかもしれないけれど、でも、そういうピークは、必ず去るとは
  分かっていましたね。去っても残るもの・・何が残るか分からないけ
  れど、ハイペースに負けずに、作っている時間は、丁寧に丁寧にとい
  うふうに言い聞かせてやってました。

ちょうどそんな時代に、私は世界各地を旅していました。日本にはない、新しい
刺激を追い求めて面白そうな所にはどこにでも飛んでいきました。

 Y:割と遊びの中から、振り返ると作っているので、忘れちゃった夢みたい
  に、どっかに入り込んでるんですね。作ろうとした時に、どっか閉まった
  引き出しが開いて、うまい事いくつか開いたのが組みあわさって作品になっ
  て出てくる。
  何が役立つが分からないので本当に雑食。
  見るものも、人に会うのも。その時の好奇心のおもむくままです。

世界の旅を続けるうちに、私は異国の地に日本的なものを強烈に感じる事があ
りました。音楽も、宗教も人種も混ざり合いの繰り返し。そういう意味で、
世界が一つだと実感しました。

そんな時、ドラマの主題歌の依頼があり、私は自分の中の日本をはっきり
意識した曲を作ろうと思いました。

 Y:「春よ、来い」はどこともない、でも日本ならどこにでも見られる
  春になった歌かな、結果。私なりの「春よ、来い」という言葉に込める
  気持ちを探していたんですけれど、子供ころに「春はどこから来るかしら」
  という歌が、まるで春が擬人化された妖精とか女神様みたいな存在が山の
  向こうからやってくるような。春はやってくるってイメージですね。
  来る前にいろいろ温かい雨を降らせたり、冬とは違うなっていうサインを
  ちょっとずつ送りながら、本当に春がやってくる。

  ずっと歌われる歌だったらいいなというのは、作ってる時から思いました。
  文語にしたところもあって・・・忘れかけてるみんなの中の日本的なもの
  が呼び覚まされるんじゃないかなって、できた時には思いました。

実はこの曲は、フォルクロ−レやサンバなどいろいろな国のサウンドが混ざり
合って出来ています。歌詞が違えばどんな国の曲にも聴こえる不思議な歌だと
思っています。そんな曲につけた日本独特の歌詞がうまく溶け合って、これま
でにない日本の春を感じさせる曲ができたのだと思っています。
私の大切な曲・・
るんるん「春よ、来い」 聴いてください。


私は今回、もう1か所行ってみたい場所がありました。
臼田宇宙空間観測所。
直径64mのパラボラアンテナで、探査機「かぐや」などの電波を送受信して
います。私は宇宙にとても興味があります。
  
 Y:わぁ〜まぶしくなる。角度が向いてくると。
  空とのコントラストがすごい。
  空が真っ青に見えてきました。宇宙を抱きしめる感じ。
  人類とか博愛とかすごく広い安心感に包まれている気持ちと真逆に、孤独。
  それは、孤独だから求める気持ち。その求める気持ちがラブソングになる・
  ・・と思う。

広大が宇宙を感じると私は孤独な気持ちになります。
人間はとても小さな存在。そんな深い孤独と向き合ったとき、私は、誰かに何か
を伝えてたい思いがあふれてきます。その伝えたいという強い気持ちが私に曲を
書かせるのかもしれません。

(映像:「かぐや」からの映像 月から見た上る地球)

宇宙に存在するかもしれない知的生命体や失ってしまった大切な人たちとも、
強く願い続ければ、いつかはつながる事ができる。
そんな思いを込めた曲です。

るんるん「夜空でつながっている」

コメント(7)

荒井由実〜〜松任谷由実〜〜もう37年?曲を作り・・歌い・・・素晴らしいです。
荒井由実時代が一番聴いていました。
(松任谷由実)ユーミンになってもヒット曲連発!その時代に曲作りのギアチェンジしたんですね!

今の時代の歌姫?・・ayu&ヒッキー・・・のいい先輩がユーミンだと思います。
ayu&ヒッキー・・・も何時か?ギアチェンジする時が来るでしょう!たぶん?
彼女達がどんな50代になるんでしょう!見とどけたいですね!!無理かな?

ユーミンは何時までもユーミンでいられるのは?何故?って思いました。
自然に素敵に年齢を重ねて・・・でも変わらずユーミンですねわーい(嬉しい顔)
ライブのパフォーマンスは若い人にも負けていませんね!!

まだまだ素敵な曲をリリース出来るなんて素敵です。

いいSONGSでした。

今一番気になっているのが・・・再来週のカーペンターズなんです。余談でした。
2週に渡り…とても素晴らしい構成&演奏の番組でしたね(^^♪

>>1年に2枚というハイペースで次から次へとアルバムを発表し続けます。

当時も感じていたことでしたが…♪
…繰り出されてくる作品…『陽』と『陰』が…交互だったと…晴れ夜

派手なアルバムの後に、地味なアルバム…♪…派手なアルバム…地味なアルバム…♪…が繰り返されていたかと…るんるん

今回のSONGSも…先週が『陽』で…今週は『陰』…るんるん

やはり両方の面が垣間見れて…素敵な番組でした(^^♪


>>すいすい書けるふりをしていたんです。
>>止まるのが怖かった。
>>衝撃焼けたトタン屋根の上衝撃のポップシンガーと自分の事を言っていた

僕は…自分の日記にも書いたことがあるのですが…(^^♪
『Pearl Pierce』ってアルバムの裏ジャケと表ジャケの対比…が好きで…手(チョキ)

【表はモニター画面の中で歌っているYumingと散らばった楽譜】
【裏ジャケットは、モニター画面に"The End"の文字と脱ぎ捨てられた衣装と靴、そして楽譜】
【Yuming流のコンサートツアーに対する、音楽ビジネスに対する…決意宣言のような…】

>>でも、そういうピークは、必ず去るとはハイペースに負けずに、作っている時間は、クローバー丁寧に丁寧にクローバーというふうに言い聞かせてやってました。

『Pearl Pierce』は、1982年の作品でしたが…♪
今回話されていた…"ピークは必ず去る"…【The End】…をきちんと意識されていたYumingのお言葉が…裏付けられたような感じを…改めて…電球


>>クローバー丁寧に丁寧にクローバー

一リスナーとして…音楽ファンとしては…
【ちょっとToo Muchかなぁ〜と。私小説っぽい雰囲気を持っていたYuming Brandが…違う意味でブランドになってしまった…80年代中盤以降】

約2年前くらいに書きました…自身の日記でしたが…
↑そんな風に↑書いてしまっていました…危険・警告

Yumingへ…丁寧さに気づかず…"ごめんなさい"
という気持ちと
…素敵な作品を…"ありがとう"
という気持ちで
SONGSを観てました…(^^ゞ



ぴかぴか(新しい)『そしてもう一度夢見るだろう』ぴかぴか(新しい)から…またいろいろな作品を改めて聴いていってみたいとクローバー
かるあきさん
凄いですうれしい顔読んでると頭の中でTVの場面がよみがえってきます涙

私も荒井由実の時代から聴いていたのですがあせあせ
(ユーミンチャペル結婚早かったですよね冷や汗)

アツくなったり冷めたりしながら
ずっとファンでしたムード
落ち込んだりボーッとした時に口ずさむユーミンの歌が、その時の私の心境ムード
というくらい私の頭の中に染み込んでいます

勿論指でOK楽しい時もユーミンの歌が出てきますハート

ほとんどの曲知ってると思ってたのに
先日『一緒に暮らそう』を聴きたくてCD探したけど見つからなかったげっそりバッド(下向き矢印)

この頃は冷めてた時だったみたいあせあせ

『そしてもう一度夢見るだろう』が出てユーミンも沢山テレビに出演するからうれしい顔私も昔のCDまた聴いて盛り上がろうと思いますムード

ふーとんさん
 荒井由実時代は、それほど長くはなかったですね。
 でも、その間に、印象に残る多くのアルバムと曲を発表してくれました。
 それらの歌が、今でも全く色あせないところがYumingの素晴らしさで
 すね。

 今もライブで「ひこうき雲」とか「ベルベットイースター」「14番目の月」
 「CHINESE SOUP」などなど、何曲かは荒井由実時代の曲を演奏してくれます。
 だいたいツアーというと、新しいアルバム曲が中心となるものですが、
 それらの中にはさまっても、全く違和感がないんですね。全然古臭さを
 感じさせないですね。すごいと思います。もう30年以上も前の歌なのに。

 今回のSONGSでも「一過性のヒット曲ではなく、本当に人の心に残る作品を
 作っていきたい」と語ってくれてましたが、どの番組でだったか・・
 「いつか私がいなくなっても、歌だけが歌い継がれていって、そのうちに
 誰が作ったんだかわからなくって、読み人知らずになっても、歌い継がれ
 ていってほしいですね」とそんなようなことを語ってくれていました。

 詠み人知らずには、ならないと思いますが、きっとそうなるだろうなと
 思って、印象深く聞いていました(^^

 でも、まだまだライブも毎年のように、開いていって欲しいと思っていま
 す。

 ayuは、アルバムにも「卒業写真」を入れていますし、ライブでも歌って
 いました。彼女たちがどういうふうになっていくのが、それもまた
 楽しみです(^^

 カーペンターズ・・・カレンさんが、亡くなってもう25年以上経ちますね。
 映像中心だろうと思いますが、楽しみにしたいと思います。
 「SUPER STAR」流してくれるかな。

on-the-roadさん
 3年越しにSONGSスタッフの希望がかなったSONGでした。
 いつかないつかなと、我々にとっても待ち遠しいSONGSでした(^^

 確かに一年に二度のペースでアルバムを発表していましたね。
 「止まるのが怖かった」というのは、意外でした。
 詞と曲のイメージが泉のように次々と湧き出て、ためておけなかったと
 いうことかと思っていましたが。多少無理して、突っ走っていたのですね。
 それでも、何枚、何十枚もの名盤を発表し続けてきたのですから、やはり
 あふれ出る才能は隠しようもありません(^^
 
 「陽」と「陰」、また『Pearl Pierce』の裏ジャケと表ジャケの対比…
 とても深い見方ですね。なるほど・・・脳天気な自分には、そういう見方は
 なかなかできません。勉強になります!
 確かにアルバムジャケットには、そのア−ティストが伝えたい意思表示が
 ありますもんね。

 サザンが、「今のところの」最後のオリジナルアルバム「KILLER STREET」を
 発表したときに、そのジャケットが、ビートルズの「アビイ・ロード」をモチ
 ーフにしていたために、これがラストアルバムになるのではないかと解散説ま
 で浮上しました。確かに、現在、無期限活動休止中ですが・・・
 アルバムジャケットといえども、そういう意思表示の表れと見れば、とても
 興味深く見ることができますもんね。

 今回のアルバムタイトル・・「そしてもう一度夢みるだろう」
 先々週のSONGS、ドリカムの一つ前のアルバム「AND I LOVE YOU」
 期せずして大御所のアーティスト二組が、「そして」と名づけたアルバム。
 とても響きが似ていて、自分は、とても心地よく思っています。
 そのアルバムタイトルに込めた、Yumingと、ドリカムの思いを我々も受け取
 って、深く聴けたらななかぁと思っています(^^

ゆうみんさん
 そう言っていただけて、ありがとうございます(^^

 特にSONGSは、アーティストの皆さんが、普段滅多に語ることのない歌
 への思いやご自分のこれまで人生を、一つ一つ丁寧に言葉を選びながら、
 語ってくれますので、そのまま流してしまうのがとてももったいない・・と
 そんな ふうに思って、この水曜の夜は、欠かせなくなりました(^^ 他は
 ドラマなどあまりTV見ないのでけどね。

 >ユーミン結婚早かったですよね 
   そうでしたね!(^^) 驚きました。確か21、2歳くらいでしたよね。
   ご自分でも語ってましたね。10代の頃は早熟な女の子で、と。
   同年齢では、きっと話が合わなかったと思いますよ(^^;

 自分も、確かに、アツくなったり冷めたりしながら・・でしたが、
 ちょうど、『一緒に暮らそう』が収められていた「NO SIDE」のあたりは
 第2次「一番アツかった時代」?かもしれません(^^
 第1次は、荒井由実時代。デビューから「14番目の月」あたりまで。
 第3次は、「Delight Slight Light KISS」以来ずっとです(^^

 特に「REINCARNATION」は、自分にとって忘れることができないアルバム
 です。
 発表されたのは、83年ですが、その数年後、ちょうど仕事で、自分にとっ
 ては大きなプロジェクトを抱えていた時で、いわば勝負の時期でした。
 今までの自分と違って生まれ変わらなきゃと、そのくらいの決意をもって実行
 しないと、うまくいかないと、そんな思いでいた時に、くじけそうな気持ちを
 何度も、何度も、鼓舞してくれたのが、このアルバムでした。
 
 まさに「REINCARNATION」(輪廻転生・生まれかわる)というテーマが、そ 
 の時の自分の気持ちとぴったりで、
 1曲目から切れ目なく演奏される「オールマイティ」で、「そうよ。なんで
 もできるよ!」と。そして、レコード裏面1曲目「ESPER」でも力強い曲に
 のって、気持ちの上で、「超能力」をもらっていた覚えがあります(^^

 今でも、ライブでこれから歌を聴くとその時の思いがよみがえってきます。
 特に、99年のシャグリラ1の後半、「不思議な体験〜ESPER  空中ブラン
 コ」,そして、アンコール「VOYAGER〜オールマイティー」(残念なが
 らDVDには入っていませんが)と続く演出とパフォーマンスは、忘れることが
 できません。もう、ゾクゾクした思いが今でも昨日のことのように残ってい
 ます(^^

 おっと長くなりすぎました(^^;  すみません。

 残念ながら、ユーミンのTV出演も、そろそろ終盤?ですね。
 あとは、ライブで、そして、CDで、そうですね・・・
 自分も、盛り上がろうと思います(^^

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