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こどもパラダイス!コミュの童謡

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童話作家は作品集が本屋に並んでますが、童謡となると、数人の有名な作家以外、なかなか手に入りにくいんですよね。
情報交換ができるとうれしいのですが。

コメント(2)

ちなみに、金子みすずの作品については、語りだすととまらないので、
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2594430
こっちで、やってます。

与田準一や加藤まさお、与謝野晶子などをピックアップしていきたいと思っています。
月の砂漠を はるばると 旅の駱駝が ゆきました。
金と銀との鞍置いて 二つならんでゆきました。

金の鞍には銀の甕 銀の鞍には金の甕(かめ)
二つの甕はそれぞれに 紐で結んでありました。

先の鞍には王子様 後の鞍にはお姫様
乗った二人はおそろいの白い上着を着てました。

広い砂漠をひとすじに 二人はどこへゆくのでしょう。
朧にけぶる月の夜を 対の駱駝はとぼとぼと。

砂丘を越えていきました。
黙って越えていきました。

「月の砂漠」 加藤まさを

〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、大正12年に発表されたこの作品が、九十九里浜をイメージしての作品だというのはそこそこ知られていることですが、細かいところを読んでいくと、実に妙な詩です。

金の鞍には、金の甕 でしょ。見た目変です。 金銀が入れ違いに下げられているってのは。
それに、月夜に王子とお姫様が、お供もないまま、どこへ行くのでしょうか? 夜逃げ? 駆け落ち? クーデター?
黙って、とぼとぼと。
当ての無い様子が伝わってきますよね。 このさき、砂漠の真ん中で野垂れ死んでしまうのではなかろうかといった風情です。

異国の風景というにしても、あまりに陽炎のような風景です。
金銀なんてとってつけたようにいってますけど、きらびやかな感じなんてぜんぜんしないし、白い服を着てるのなんてのも、死への旅のようにさえ思えてきます。
砂漠の民族に対する認識が、何にもないところで生活している貧乏くさい民族っていうイメージだったのでしょうか?
 遠い国を思い浮かべる夢見る童謡の中で最高に寂しい詩だと思います。

でも、それが、曲に絶妙にマッチして、最高にイメージ深く感じることができる詩でもあるんですよね。

きっと、この先何十年と、歌い継がれるんだろうなあ。

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