TTKカンパニー1からの家造りコミュの副管理人的台風情報

現在、地球は丸いらしい
しかし、山とか谷とか海とかビルなどにはばまれ、地表にはでこぼこがたくさんあるのである。
それと同じ様に地球をぐるりと取り囲んでいる空気もでこぼこがたくさんあるのである。
しかし、空気はガンガン動くのである。
それはもう、高いところから低いところへ向かってまっしぐらである。
その高いところも、低いところもガンガン動き回る。
そして、この度、TTKが家を建てている途中にもかかわらず、低いところが日本にやってきた。低いところは日本名で台風と表記される。
それはもう、日本は大パニックである。
新聞やニュースはこぞって取り上げていることからもよく分かるであろう。
TTKとしても、しかるべき対策を練る必要があった。
まず、台風がやってくる前にT1が裏のネットをたたむ。
すでに風や雨が激しいのでもしもの時はすぐに救急車が呼べる態勢で待機するT2。
そして台風レベルのもっとも高いT2が（高知県人なので）またまたもしもの時のために宿直。
台風対策としては万全な態勢で望んだと言えよう。
世の中に台風対策マニュアルなぞ出す予定のある人は参考にすると良いであろう。
では、台風の接近に伴い、具体的にどのような行動をとったのか説明しよう。
現場が終了して一旦帰宅。お風呂に入る。もしもの時に汚い身であると遺族に申し訳がたたないからである。
十分な明かりを準備して現場へ乗り込む。
少し明るめのほうが泥棒と勘違いされる確立は低下する。さらに音楽などをかけても効果的であろう。
横になる。家がどの程度風に揺れているか寝ているほうがわかりやすい。
外でなにやら音がすると少しだけ窓を開けて確認する。上からではよく分からないかもしれないが間違っても外に出てはならない。このとき、様子を伺おうとして死亡するケースが多々報告されている。分からないくらいのものは朝確認すればよいのである。
なにか飲み物や食べ物をつまみながら作業したほうがよい。血糖値が下がるととっさの時に対応が遅れるので、忘れてはならない。よく、政府の対応が遅れると報道されているが、官僚の血糖値は確保されていないのではないかと思われる。
後は台風が過ぎ去るのをじっと待つだけである。
T1が飲み会が終了してからガスランタンと蝋燭ランタンを持ってきたので付け加えるが、じっと待つには非常によいアイテムである。
ただし、火事だけは非常に気をつけたほうがよい。寝転んでランタンをじっと見る。まだ内装をはっていないのでツーバイの柱的な材が丸見えである。さらに、一面に張り巡らされた卵パックが独特な陰影をもたらし、時折、激しい風がビョウビョウとなっている。そんな時に火事なんぞ似合わないのである。そこら辺に木屑が散らばっている上、卵パックなど意味分からないほど燃え盛るであろう。さらに激しい風にあおられ・・など想像するだけでもそこで丸焼きになったほうがましである。
やはりじっと待たないといけないので不本意ではあるが電線を這わす作業は今度の機会にせざるを負えなかった。
そして、その作業は夜中の三時前まで続いたのである。
当然くたくたになったが朝、気を利かせてMゴンが差し入れをもってきたのである。それはここ最近で最高であったと思われる。
台風も何事もなく過ぎ去り、過ぎ去ってしまうとなにもないことにおいてどうこう言っても仕方がないのである。
なにもしなくても結果はもしかしたら同じだったかもしれない。しかし、起こってからでは遅いのである。そのように細心の注意が果たせたことは副管理人としては感無量である。