ナポリの南東52キロ南あるサレルノは、人口15万人弱の古い町で、11,12世紀頃ノルマン人がイタリアに南下し、王国を建設した頃サレルノは首都になり、黄金時代を迎えた。当時創設された医療学校はヨーロッパ最古の医療学校として名声を得た。そのサレルノにも1872年ヴェルディの「リゴレット」で開場した素的な劇場がある。 私がサレルノの劇場を訪れるのは今回が初めてだった。サレルノの町は、駅から南の方に町は比較的海岸に沿って細長く広がっている。駅から徒歩で20分位の所にTeatro Municipale Giuseppe Verdiがある。劇場の隣は大きな公園になっていて,小鳥が囀っている。劇場はピンク色で内部は古典的で美しい。 現在ダニエレ・オレンが音楽監督をやっていて、4月にはトスカ、5月には夢遊病の娘、10月にはラ・ボエーム、12月には,ラ・トラヴィアタ、メリー・ウィドゥーなどの公演がある。日本であまり知られていないとはいえ、12月に上演されるラ・トラヴィアタは、ゼッフィレッリの演出、ヴィオレッタがアニック・マッシス、ジェルモンがレナート・ブルーゾンだからまんざら捨てたものではない。同じく12月にはフローレスのコンサート、エレナ・モシュクがハンナ・クラヴァリを歌うメリー・ウィドゥーもある。 私が見た5月14日のベッリーニの「夢遊病の娘」は,以下のようなキャストで上演された。
LA SONNAMBULA di Vincenzo Bellini
Amina: Annick Massis Elvino: Shalva Mukeria Il conte Rodolfo: Arutjun Kotchinian Lisa: Barbara Bargnesi Alessio: Carlo Striuli Teresa: Eufemia Tufano Un notaro: Francesco Pittari
Direttore: Daniel Oren Regia: Riccardo Canessa Scene e costumi: Alfredo Troisi Maestro del coro: Luigi Petrozziello Orchestra Filarmonica Salernitana “Giuseppe Verdi” Coro Del Teatro Dell’opera Di Salerno Orchestra Di Palcoscenico, Allievi Del Consevatorio "G.Martucci" Di Salerno