株式投資　口コミ情報局コミュの為替　３/１２（水）　ＡＭ５:４５

為替　３/１２（水）　ＡＭ５:４５

円/ドル
１０３.３８－１０３.４２

円/ユーロ
１５８.４９－１５８.５４

ドル/ユーロ
１.５３３１－１.５３３６

　ニューヨーク外国為替市場で円相場は、４営業日振りに大幅に下落して終わっている。
　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が市場への資金供給策を拡大したことを受け、円売りドル買いが膨らんだ。ＦＲＢはプライマリー・ディーラー向けの資金供給を拡大し、政府機関債や格付けの高い住宅ローン担保証券（ＲＭＢＳ）などを担保に、最大２０００億ドル相当の米国債を貸し出す制度を始めると発表した。金融機関の資金繰りや住宅ローン市場の流動性の改善に寄与するとの見方から、米株式相場は朝から大幅高で推移した。投資家のリスク許容度回復を意識した円売りドル買いが優勢となった。
　信用リスクへの警戒感が和らぎ、大幅な米利下げ観測が後退したことも、日米金利差に着目したドル買いを誘った。米商務省が発表した１月の貿易赤字額は、市場予想より小さかったが相場の反応は限られた。

　円はユーロに対して４営業日ぶりに大幅反落している。ユーロはドルに対して小幅ながら３日続落。欧州経済研究センター（ＺＥＷ）が発表した3月の独景気予測指数が前月から改善したほか、欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事のウェーバー・ドイツ連銀総裁が早期利下げをけん制したと伝わったことから、ロンドン市場でユーロは過去最高値となる１.５４９６ドル/ユーロを付けた。ニューヨーク市場でもユーロは上昇して始まったが、ＦＲＢの資金供給拡充策を受けて下げに転じた。