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休耕田を有効利用しよう!コミュの遊休田利用で市民農園

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遊休田などを活用して都市住民らに小区画の農地を貸し出す「市民農園」が今年4月、山口市の支援で市内3カ所に開園した。最近は?スローライフ?や?食の安心・安全?への関心が高まっていることもあり、どこの農園も空きがないほどの人気ぶり。現在、利用者は夏野菜の収穫の真っ最中で、皆「苦労して育てたかいがあった」と満足感いっぱいの様子だ。

 農業従事者の高齢化などで増え続ける遊休農地を有効活用するとともに、市民に食と農のつながりを感じてもらおうと、市は昨年度「山口市市民農園開設促進事業」を創設。市民農園を開設する農家に、整備の初期補助(5万円)や看板の提供、利用者の募集・あっせんなどの支援を行っている。
 同事業を利用して今年、3軒の農家がそれぞれ「藤尾農園」(深溝)、「畑楽会農園」(鋳銭司)、「奥湯田ふれあい農園」(宮野)を開設。1区画(約30平方?)で年間3千円という手頃な利用料金も手伝ってか、3月に市が利用者の募集をしたところ、全44区画に対して63件の応募があり、特に市街地に近い「奥湯田ふれあい農園」は競争率が2倍を超える人気。現在はどこも空きがない状況だ。
 開園して約3カ月。各農園では、丹精込めて育ててきた夏野菜をうれしそうに収穫する利用者たちの姿が多く見られる。
 サラリーマン生活を終え、大阪から山口に移ってきた堂の前町の長川俊士さん(60)は、都会で味わえなかった自然と触れ合う充実した日々を過ごしている。「菜っ葉は虫に全部食べられてしまったが、トマト、ナス、キュウリなどは上手にできた。小さな実が少しずつ大きくなっていく様子は、子どもの成長を見ているようで何とも言えない」と笑顔を見せる。
 また、仕事帰りに農園に立ち寄り、水やりや草取りをするのが日課になったという宮野の原和正さん(55)も「自分で作った野菜の味は格別。農園では顔見知りも増え、毎日が楽しい」と言う。
 利用者だけでなく、農園を開設した農家もメリットを感じている。「藤尾農園」の農園主・古谷元則さん(82)は「老夫婦だけで広い畑を世話することもできず、困っていた。今では小さな子どもから年配者までたくさんの人が来てくれ、静かだった場所に活気が出てきた。栽培指導を通して、交流も生まれている」と喜んでいる。

本年度は6農園を整備予定
 市民農園に対する市民の関心は高く、募集を締め切った現在も市には問い合わせの電話が寄せられている。対応する市農業振興課は「口コミで評判が広がっているようで、利用希望者は今も増え続けている。関心を寄せてもらえ、うれしい」と言う。
 こうしたニーズに応えるため、本年度、市は新たに6農園(最大)の開設を支援し、来年3月に利用者の募集を行う予定。ただ、市民の多くが「仕事帰りでもすぐに立ち寄れる近場に市民農園を設けてほしい」と希望している中、市街地に近い場所にどれだけの農園を設置できるかはまだわからない状況だ。
 同課は「市街地では、参加できる農家も限られてくる。将来的に1地区1農園を目指しているが、こればかりは協力してくれる農家がいないと…」と頭を悩ませている。


※サンデー山口より抜粋

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