椚田中学校　'98卒業コミュの同窓会後、桜井先生よりお言葉を頂きました。

加納くん＆幹事のみなさん

私もこの歳ですので、様々な同窓会に出席したり、企画したりしてきましたが、
あなたたちの同窓会は最高のものでした。
それはきっと、企画者たちのフォーカスが「参加してくれる人たちの心」にきちんと向いていたからだと思います。
さらに、あれだけ教員を集めた勧誘力もすごい！

あいさつでは伝えきれませんでしたが、我々はみな、あの学年の普通の生徒であったみなさんに申し訳なかったという
負い目をずっと背負ってきました。きっと当時の壮絶な、様々な出来事についてみなさんは詳しくは知らないのでしょうが、
教員集団が振り回されていたのは感じていたでしょうし、歯がゆさを感じていた人たちも少なくないでしょう。
何より、行事や日々の生活の中でもっと感動できたり、このクラス・この学年でよかったといつも感じられるような集団に
あの当時はしてあげられなかったことがずっと心にひっかかっていました。もちろん教員間にも亀裂が入っていました。

だから、その後の学校で、自分なりに最高だと思える学年を育てて、生徒や保護者から「この学年で本当によかった」と言われるたびに、
あなたたちの学年のことを思い出していました。

でもあの同窓会でのみなさんの様子をこの目で見たとき、「親はなくても子は育つ」じゃないけど、同じ時を過ごした仲間たちはちゃんと
自分たちなりのすてきなつながりを育てて、時がくればこんな風に形にして確認しあうものなんだなーと感心・感動しました。
と同時に１４年の時を経て、ようやく心に背負っていた荷物が降ろせた気がします。

ということで、あの場でちゃんと幹事さんたちにお礼を言えなかったので、メールで伝えさせてもらいます。
ご苦労さまでした。そしてありがとうございました。

ちなみに・・・　私のような者にも、しつこいほど管理職へのオファーがあるけど、かたくなに断って、担任にこだわり、学年づくりにこだわっているのは、
君たちの学年に原点があるのかもしれません。

最後に・・・　同窓会運営経験者としてアドバイスすると、今後は２年に一度開催していくといいですよ。ただし次からはあまり凝りすぎず、気楽にね。

桜井　勉