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NGOがいっぱい 丸幸ビルコミュのアフリカの熱帯林にとって重要なマルミミゾウの象牙が、三味線のバチに使われて絶滅?

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昨夜、連続セミナー第1回「アフリカ熱帯林地域での自然環境と野生生物」を開催しました。
講師の西原さん含めて13人というこぢんまりした集まりだったので、参加した人ほぼ全員が質問を出していました。
西原さんは、今回の帰国直後に遭遇した東日本大震災で電話が使えなくなってしまい情報の流れが断ち切られた状況を見て、日本とは比べものにならない不便なところで暮らしている経験をもとに、太陽光パネルと無線機を各地に配置して情報の流れを確保すればいいのにと語り始めました。
熱帯林を流れている川であれば水をすくって飲むこともできる、近隣を探せば食べ物も見つかる、という話を聞くと、都市生活のもろさ、便利さと引き換えになくしてきた「工夫の余地」の重要さを感じさせられました。

熱帯林には飢えはない、イモだけでなく葉っぱも食べるキャッサバで栄養十分、キャッサバの食べ方のバリエーションといった食べ物の話、熱帯林の歴史、熱帯林における樹木成長のサイクルという「自然」環境がつくられる過程が、質疑の中でより詳しく明らかにされました。

東南アジアや南米の熱帯雨林と違う「熱帯林(3ヶ月間、月間降水量が100ミリ以下)」であるアフリカの森に住む動物、虫の紹介、実際に暮らしている中で感じた「熱くない熱帯林」、ちょっとつらいかもしれない雨、汗を求めてやってくる虫たち、サファリ蟻の脅威など、どれをとっても興味深い内容でした。

1993年に、900年ほど人が足を踏み入れていない地域をまず国立公園に指定させる働きかけをやって、10年経ったら、周囲が全て伐採地区に指定されてしまい、国立公園の拡大を目指すどころか、伐採のために入り込んできた人々による野生動物の食肉化などの動きに対応する取り組みに追われ ている状況も伝わってきました。4月6日に開催する第2回セミナーでは、コンゴ共和国にとっての熱帯林伐採の意味、この地域に暮らしてきた先住民たちにとっての熱帯林伐採の意味、そして熱帯林伐採業に従事する人々の移入、伐採業者の実態などについて、報告を受けます。

熱帯林の「基石種」としてのマルミミゾウの存在による、植物の種子の拡散・発芽の促進、動物や鳥にとって必須ミネラルの供給源である熱帯林内の湿地拡大、ゾウ道ネットワークの話は、まさに最前線の調査・研究の成果を身近に感じる機会でした。そしてマルミミゾウの象牙を三味線の撥として使っている日本における需要が、マルミミゾウ密猟を引き起こしているのではないか、そのことを調べようとすると、ブラックボックスに突き当たる、ワシ ントン条約の保護対象となっているにもかかわらずきちんとした象牙の管理がなされているのか疑問、という現状報告に粛然とせざるをえません。第3回セミナーで改めて詳しく紹介されることになっています。

定住化が進む森の人々が、それでも乾季になると掻い出し漁や蜂蜜探しのために森の中へと入っていくという話しを聞きながら『森の小さな〈ハン ター〉たち』に書かれたシーンや説明を思い起こしました。

連続セミナー「アフリカの自然環境保全と日本人の伝統的自然観」
第二回 アフリカ熱帯林地域での開発業と先住民・地域住民
日時:4月6日(水)午後6時30分〜8時30分
会場:環境パートナーシッププラザ・セミナールーム
 住所 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
 地図 http://www.geoc.jp/intro/access.html
第二回目は、アフリカ熱帯林地域での開発業の歴史、背景、現況について解説する。昨今の中国企業の進出とその環境保全配慮のあり方の現場情報も提供する。またこうした開発業が自然環境や野生生物に及ぼす影響、密猟など違法行為が起こる背景や要因、現実を伝える。こうした現実の中、先住民の生活やその周辺環境の急激な変化や、開発業や自然環境保全による地域住民への経済還元、とりわけエコツーリズムのあり方についても検討する。

○参考
森の小さな〈ハンター〉たち 狩猟採集民の子どもの民族誌
亀井伸孝著 京都大学学術出版会 3400円+税 A5判292p 2010年2月
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876987823/ryospage03-22

コメント(2)

今日、4月6日、20日のセミナー会場に予定していた地球環境パートナープラザ・セミナールームから、4月は17時に閉館するとの連絡がありました。
やむを得ないので、4月6日は再度丸幸ビルで開催します。
20日の会場については、もう少し広い会場確保に努め、6日には確定した状態で案内します。
急な変更ですがどうぞよろしく。
4月6日に参加される予定の方は、念のために、一報いただけると助かります。
どうぞよろしく。
10月8日(土)、早稲田大学内で次回セミナーを計画中です。
西原さんに聞いてみたいことなどあれば、info@ajf.gr.jpへ連絡下さい。

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