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印象派の集いコミュのオーギュスト・ルノアールの絵〜天使の肖像

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「愛の一触れで、人は誰でも詩人になれる。」プラトン


ブリジストン美術館では一枚の名画と出遭うことが
できます。

「座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢」

足を組んで座る可愛らしい少女の姿に、
思わず微笑んでしまう方も多いのではないでしょうか。

画家の愛情溢れる暖かな眼差し…。

まるで描くものすべてに恋をしているような。。。
そんな情熱を感じます。

パリの出版業を営むシャルパンティエ家の夫人に依頼された
この作品は、その出来をとても気に入られ、ルノアール自身の
出世作になる「シャルパンティエ夫人と子供たち」の制作に
繋がっていくのです。

またシャルパンティエ夫人主催のサロンで出会った女優
ジャンヌ・サマリーをモデルにルノアールは素晴らしい
作品を描いています。

「ジャンヌ・サマリーの立像」

とても魅力的に微笑む一人の女性の立ち姿。
女性の最も美しい一瞬を永遠にキャンパスに留めたように
思えます。

1879年、「シャルパンティエ夫人と子供たち」と
「ジャンヌ・サマリーの立像」の二作品は、サロンで
好意的に迎えられ、画家としての成功が約束されたのです。

その後、ルノアールは社交界との交流を優先し、
印象派展には第3回以降出展することはありませんでした。

また、80年前半には「印象派の袋小路」に嵌まり込み、
自らのスタイルを模索するようになるのです。

一枚の絵が一人の夫人の心を掴めなければ、
1879年のサロンに二つの名作が出展されなければ、

西洋美術史の1頁は変わっていたかもしれません。

ルノアールが世に出る切欠となった作品を、
日本でも見ることができるのです。






「座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢」
「シャルパンティエ夫人と子供たち」
「女優ジャンヌ・サマリーの立像」

コメント(10)

何時も素晴らしい解説をありがとうございます。
「座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢」 本当に可愛いですね。絨毯とかの模様も素晴らしい!

今日、名古屋市美術館で「大エルミタージュ美術館展」をみてきました。「扇子を持つ女」という綺麗な絵がありました。
画像の二枚目の絵のポストカード、前にマリアテレジアとマリーアントワネット展があった時一目惚れして買いました!

私はルノアールの絵の中では一番「イレーヌ・カーン・ダンヴェールの肖像」が好きです★
渋谷の文化村ザ・ミュージアムで「ルノワール+ルノワール展」が開催中です。
ピエール・オーギュスト・ルノワールと、ジャン・ルノワールの初共演。
ルノワール(父)の傑作(「ぶらんこ」「田舎のダンス」等)がオルセーから
来ています。
この機会に是非足を運んでみて下さい。

当コミュも3月1日に鑑賞会を行います。
ルノアールの作品、素敵ですよねぴかぴか(新しい)少女を描いた作品はいくつか拝見したことがありますが、優しい感じの雰囲気があって好きですウインク

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