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洋楽名盤・新譜 レビューコミュの「スロウ・ダウン」ケブ・モ 1998US

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「Slow Down」 Keb' Mo' 1998年US
 
「スロウ・ダウン」ケブ・モ
 
1. Muddy Water
2. I Was Wrong
3. Everything I Need
4. Henry
5. Soon As I Get Paid
6. A Better Man
7. I Don't Know
8. A Letter To Tracy
9. Slow Down
10. Rainmaker
11. Love In Vain
12. God Trying To Get Your Attention
13. I'm Telling You Now
 
 
1994年にグランジ、オルタナ華やかなりしアメリカで、新時代のブルースマン的な感じで登場したのがベン・ハーパーとこのケブ・モことケヴィン・ムーアでした。
ベン・ハーパーが一枚目からブレイクしたのと比べてとっても地味でしたが地道に評価を上げてきているのはこっち。
 
この人のいいところは肩の力がぬけたリラックスした音。
へんにオルタナな感じを混ぜ込んだりしません。
 
純粋にロバート・ジョンソン的、マディー・ウォーターズ的、タジ・マハール的なカントリーブルースを継承しつつ、自然にロックやソウルな感覚が取り入れられた感じがあります。
 
そんなわけなので偏屈にブルースにこだわる感じじゃなく、ほとんどポップスに近い感覚でブルースを聞かせてくれます。
 
 
それでいて巨体から自然とにじみ出る雰囲気、特に声がいいですね。歌も当然うまい。
 
軽くて楽しげな中に、しっかりときにねっとりと黒いブルースが腰を据えていますので、さりげなく奥深い。
 
 
このノリは同時代のベン・ハーパーやジャック・ジョンソンとかと通じる部分かもしれないですね。
 
しかしもっとずっとルーツミュージックを意識した感じだし、黒人だし、1951年うまれですから本作発表当時は47歳ですか。
 
遅いデビューですが、若手ブルースマンの旗手的な扱いで来て、ボニーレイットとかデイブ・マシューズとかブルースをずっとやってる玄人ミュージシャンとか共演したりして、その辺

からの支持も強いんでしょうね。
  
なお11はロバート・ジョンソンのカバー。
おすすめは2.I was wrong、7.I don't knowといったスローなバラードでは歌のうまさが光ります。
8.A letter to Tracyでは特にドブロ・ギターが堪能できます。
 
本作で2回目のグラミー賞を獲得しました。
 
聴きやすくて、じわじわと深みのある名盤です。


"Everything I need"



"Love in vain"

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