妄想少女…集まれ（＾＾）コミュの木暮＆三井夢　中篇できたよー！！！

「木暮さん…」
「雪…」

沈みかえる体育館
桜木を恐れ、逃げようとする不良が一つのドアを開けたとき
キャプテンの赤木が立っていた

「ゴリ…」
「ダンナ…」

中に入り、すぐさまドアを閉めてしまった
そして、中心部分にいる三井に近寄る

「赤木くん…」
「赤木…」

パーーン…

血まみれの顔面に平手を受ける三井
そして…木暮が口を開いた…

「三井は…バスケ部なんだ…」
「「「エ!!?」」」

驚きを隠せないメンバーたち

「三井さん…本当なのか？」
「……」
「俺たちの学年でバスケをしていて、武石中の三井寿を知らない奴はいなかったよ」
「…寿……」

そう三井は、湘北バスケ部の一員だった
しかし、高校入学したての頃、練習中の怪我により自身を失い
道をはずしてしまったのだ…

怪我をして入院中
木暮が何度か見舞いに行き、その時、木暮の妹、雪が三井のファンだった事を知り
一緒に三井の見舞いに行き、木暮の紹介で２人は出会った。
お互い付き合うとかそうゆうのはなかった
しかし、丁度いい距離を保っていた

でも、三井の怪我で会わなくなり、三井とは終わってしまっていた
そして、雪は大好きなバスケが出来なくなってしまっていたのだ

木暮の話を聞き、涙を流す雪

「木暮…ベラベラしゃべりやがって…」
「でも…本当の事だろ…三井」

「み…みっちゃん…もしかしてバスケに戻りたいんじゃ…」

徳夫という舎弟のような人の言葉に
三井の顔つきが変わった

「うるせー!!!」
「寿!!!」
「やめろ！三井!!」
「うるせー!!関係ないことベラベラしゃべりやがって!!!」
「木暮さん！」
「お兄ちゃん!!」
「み…三井！足は治ったんだろ？…だったら…だったらまた一緒にやろうよ！」

話しかける木暮を突き飛ばす三井

「お兄ちゃん!!寿!！」
「うるせー!!!」
「!?」
「何がバスケ部だ!!単なる部活動じゃねーか!!!飽きたから辞めたんだよ!!
それが悪いか!!!」
「ひさ…し…」
「…お前も…俺なんか忘れろよ!!!」
「!?何が…全国制覇だ…何が日本一だ!!!
お前は根性なしだ…三井…雪の事だって……
幸せにするとか言ってたくせによ……どれだけ傷つければいいんだ？…
夢見させるようなこと言うなよ!!!!」
「ひさし……」

涙で前が見えなくなり…
そして…三井に言われた一言が心に刺さり
気を失って倒れ込む雪

「雪」
「雪さん!!!」
「!?…ッ…!!昔の事だ!!もう関係ねエ!!!」
「三井さん!!…」
「宮城」
「一番過去にこだわってんのはアンタだろ！」

宮城に本当の心を突かれてしまった時だった…

ゴン…ゴン…

赤木が入ってきたドアから音がする

「私だ…あけてください…」

声がした…その主というと…

「安西…先生……」

【最後まで諦めちゃいかん…諦めたらそこでお終いだよ…】

「安西…先生…あんざい……先生…」

涙を流し、その場で崩れる三井

そして…

「……ば…バスケがしたいです…」

＊END＊
＜あとがき＞
おお!!!中篇おしまい！！！笑
ほとんど原作沿い（笑）
でも、後編から少し変わってきます（＾＾）
ココを書かないとなんだか先の話をかけなかったので♪
さあさ！みっちーと木暮…主人公はどうなるのかな???