北條玲(ジキル)さんが好きっ！コミュの考察トピ(ネタバレ注意！)

トピ立て失礼します

ジキルさんの作品は奥深くて面白いんですが…たまに「これってどういう意味？」と思ったりしません

？

深いからこそどこか難解な、ジキルさんの作品。

そこで！

皆さん、ジキルさんの作品を読んでいて感じた「これはどういう事？」という疑問、逆に「ここはこういう意味があると思いますよ」「これはこのシーンの伏線かもしれませんね」などという考察や意見をこちらに書き込んで頂けると嬉しいです。

たまにあたしも書き込みます

※このトピはネタバレOKとします！
ので…

・考察の前に、必ず作品名を書いて下さい

(「あの作品、まだ読んでないけどネタバレ嫌

」という方のためです)

・ネタバレ嫌

という方は充分に注意してご閲覧お願いしますm(__)m

コメント(7)

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[1] mixiユーザー 08月18日 11:35

では、まずトピ立てした本人から…

＊砂の王冠(前編後半、後編より)＊

不二のモノローグで気になるところがあります。

「最初から僕は『どっちでもよかった』んだよ…」

あれってどういう意味なんですかね

？

後編で、「確かにどっちでもよかった。でも、これはどちらでもない」と書いてあるんで、それがヒントになるか…と考えてみましたが、やっぱり分かりませんでした

よろしければご意見頂けると嬉しいです

[2] mixiユーザー 10月01日 23:31

>佳奈さん
あたしも読みました
あたしなりの解釈なのですが…
不二の｢どっちでもよかった｣のは手塚がその魂ごと不二におちること(つまり不二が手塚を手に入れること)なんではないでしょうか？

けど不二は手塚が勝ち続けてくれるのであれば手に入らなくても良いのだと思っていた
しかし腕を負傷しテニスができなくなった手塚は不二のもとにおちた
しかしそれは本当に手塚が不二を好きになった訳ではなく、負けて空洞になった自分を不二に埋め込みたいだけ
結局のところそれは不二に依存しているだけであって不二が望んでいた形ではない

だからこれはどちらでもないは勝ち続けて手に入らなかったのでもなく、負けて手に入れたものではない、ということなのではないでしょうか？

書いててイマイチ伝わったか微妙ですが…

[3] mixiユーザー 10月02日 01:14

こんばんは、横レス失礼します<(__)>
お二人の書き込みを拝見して、私も「砂の王冠」をもう一度読んでみました。やはり北條様の作品は素晴らしいですね…！

さて「どっちでもよかった」ですが、同じくこの「どっちでも」が一体何と何を指すのか、私もこの本を買った当初から随分悩みました(^ω^;)
作中で「どっちでもよかった」というモノローグは2回出てきますが、そのどちらも“手塚の背中”についてのモノローグの後となっているので、
“手塚の背中”＝勝者としての手塚、に関係がある「どっちでもよかった」かな、と思います。

不二としては「勝ち続けて王冠を手に入れた後に不二に魂を渡す」でも、「テニスができなくなった＝負けた手塚を壊して（前篇の今なら君が～を考え合わせて）自分の内に堕とす」でも手塚が自分のものになるのなら構わなかったのですが、
現実の手塚は王冠を手に入れた末に不二のものになった訳でもなく、また本当に不二を望んでいる訳ではない＝不二に堕ちてしまった訳でもないので、
「どちらでもない」が導かれたのではないかと…。分かり難い文章で恐縮です

ことの真偽は北條様ご本人のみが知る、といったところでしょうか…

[4] mixiユーザー 10月02日 07:44

けい様@寂しい時さん
その解釈があたしとしてはしっくりくる気がします
結局のところ不二は手塚という人間が好きなのかな？と思いました
だから手にはいるなら何でもよかったけど現実は手に入ったように見えるけど違う、のでしょうね

自分の解釈を書いててイマイチぴんとこなかったところがあったのでみてとてもあぁ、そうかもしれないと思いました

[5] mixiユーザー 10月06日 01:10

＞緋色さん
以前は単に「手塚が勝っても負けてもどちらでも良かった」と読むのだと考えていたのですが、
緋色さんのレスを拝見して再び考えさせて頂きました(笑)

不二が好きなのは手塚という人間だ、というのはまさしくその通りだと思います！
北條様の他の作品でも、不二はそう描かれていることが多いように見受けられます。

こうして皆でああでもないこうでもないと議論をするのも北條様の作品の楽しみの一つですよね(笑)

[7] mixiユーザー 05月12日 17:53

皆さんお久しぶりです

スレ立てておいて、諸事情でコミュに長いこと顔を出せなくてすみませんm(_ _)m

遅くなりましたが、ご意見ありがとうございました

皆さんの考察を読んで、改めて考えさせられました

このスレを立てる前は一人であれこれ考えてたんですが、こうして討論しみると考えの幅が広がったり新たな発見ができたりしていいですね

また一つ気になったんですが、当初の契約では「手塚を不二のものにする」ということになっていたと思いますが、途中からむしろ不二が手塚のものになっていくように思えたのはあたしだけでしょうか？

２人のいる家に外から鍵をかける行動からして、契約とは逆に手塚が不二を支配して自分のものにしようとしているようにしか見えないですし。
後編を読む限り、不二本人も自分が手塚に飲み込まれて自分自身がなくなっていくのを自覚しているみたいです

(あの赤＝手塚？に飲み込まれるまで…という文章がありました)

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