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今、鳥人戦隊ジェットマンが熱いコミュの鳥人戦隊ジェットマン? 夢幻の島 第二章 3

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   3

それからしばらくして十の寝息が砂浜に小さく響くようになった。
それは寄せては返す波の音に比べるとずっと小さいものだっただけに、
そのうち五つが消えたことに、その場に誰かがいたとしてもなかなか気づけなかっただろう。
五つの寝息を残し、暗い砂浜を足音だけでなく気配を消しながら五つの影が進み、
一キロほど歩いたところでようやく止まった。
「……本気で寝るなよ大地。一時間したら起きて、現状の確認とこれからの相談をするって禅さん言ってただろうが」
ようやく声を出せるようになって、鷹男はまず大地に、あきれたように文句を言った。
「いやあ、五十九分までは耐えてたんだけどな。あと一分で睡魔に負けた。次元獣より強敵だぞ、あれは」
「強敵に勝ってこそのジェットマンだ。睡魔に負けてもバイラムには負けんなよ。よし、それじゃとりあえずみんな座れ」
大地の寄太に応じると、禅は周囲に目を配ってから、
全員に車座になって座るように指示した。
すでに全員に伝えていた通り、これまでの状況とこれからの行動の確認のためである。
もしかしたらこうして抜け出してきたことは前ジェットマンたちに気づかれているかもしれないが、
とにかく一度はきちんと全員の意思を統一しておかなければこれからに支障がありすぎる。
それはそれで仕方がないと割り切るしかなかった。


月と星明かりの中、互いの顔は見える。もともと夜目が利く五人ではあるのだ。
鷹男と大地と禅はあぐら、沙羅とこずえは横座りで砂の上に腰を降ろすと、
さっそく長女が口を開いた。
「それで禅、どういうこと?」
沙羅の問いはそれだけだったが、全員にはそれで充分に意が通じた。
禅はここがただの仮想空間だとは考えていないようなのだ。
そのことは彼ら自身もいくらかは漠然と感じてはいたが、長兄からその理由を聞きたい。
沙羅の問いと四人の視線を受けた禅はうなずくと、単刀直入に結論を言った。
「ここは仮想空間ではなく、本物の過去の世界の可能性がある。おれはそう考えているんだ」
実は沙羅は、薄々ながら禅がそう考えているだろうと察していた。
彼女自身に根拠があったわけではなく兄の様子を見ての直感である。
だがだからといって驚きがないわけではない。
他の三人と一緒に目を丸くして禅を見た。
「……理由は?」
四人は何度か口を開こうとしたが、結局なにも言わず、鷹男が代表して続きをうながした。
あまりに突拍子もない話だが、
禅がなんの理由もなくこんな馬鹿げたことを言い出すはずがないとわかっていたのだ。
彼らの長兄は冗談は好きだし、馬鹿話も好んだが、
低劣でセンスのないジョークは言わない男だった。
鷹男の問いを受けた冗談好きな男が真剣な表情で彼にうなずき、続ける。
「まずこの世界が、今現在外部と完全に隔絶していることはみんな確認したな。さっき一応もう一度司令に連絡を取ってみたが、やっぱり駄目だった」
と、禅はポケットからクロスチェンジャーを取り出しながら言った。
それを見た四人もおのおの自分のクロスチェンジャーを取り出し、
各自もう一度連絡を取ってみる。
やはり無反応だった。
「さっきも言ったがこんな風に連絡が取れないってのはまずありえない話だし、このことだけでも尋常じゃない事態が起こっていることがわかる。その原因が外部からの干渉、しかも悪意ある干渉である可能性は高い。はっきり言えばバイラムの攻撃だ」
この世界にやってきた時に交わした会話の焼き直しだが、
あらためて確認すると、全員に戦慄が走る。
その戦慄がそれほど強いものではないのは、彼らの覚悟と使命感の強さの証明であった。


「でも禅さん、バイラムの攻撃って具体的にはどんなものなんでしょう。夕方お父さんたちが戦ってた次元獣がそうなんでしょうか」
こずえが尋ねてくる。彼女も緊張した面持ちだが、必要以上に恐怖は覚えていない。
力強い兄姉がついていてくれることもあるが、
彼女自身も徐々に歴戦の勇者になってきているのだ。
「そうだな、そうかもしれないしそうじゃないかもしれない。実はな、ここから先がおれにも判然としない。そして判然としないことが一番の問題なんだ」
「どういうことです?」
こずえの問いに禅が渋面で答え、鷹男が怪訝そうに訊き返す。
「つまりな、バイラム相手だと、どんなことでも起こりうるという仮定が成り立ってしまうんだ。さっきアコさんが言ってたけど、バイラムの考えていることは、おれたちには本当にはわからないし、どこまでのことが出来るのかもわかっていない」
バイラムは人間ではない。
トランザやラディゲは人によく似ているがまったく違う存在であるし、
グレイはロボット、マリアに至っては人間だった。
そもそもバイラムとはなんなのか。ジューザを含めたあの五人だけなのか。
あるいは他の次元に、一国を打ち立てるほどの人口があるのだろうか。
いつどこで発生して、どんな歴史をたどってきたのか。
本当になにもわからない。
完全にわかっていることといえば「超常的な力を持つ敵対勢力」ということだけである。
スカイフォースでもいくらかの研究は進んでいるが、
氷山の一角すらつかめていないというのが実状だった。
「だからな、連中が攻撃を仕掛けてきているとしたら、それがどんな種類のもので、どんな効果があるものなのか、予測することは難しいんだ。狙いすらもわからない。いや、おれたちに対して不都合なことをしようとしているというのはわかるし、どんな攻撃かある程度の傾向はわかるにしても、具体的になにをしようとしているのかまでを見極めるのは至難だ」
「……つまりこの世界が現実世界である可能性すらあるってことですか。バイラムの力で現実世界に、違う現実世界に引きずり込まれたというか…いや、別時間軸の現実世界というべきか…」
禅の言うことをできるだけ自分の中で噛み砕き、消化しながら鷹男がつぶやく。
しかし言いながら自分でもまたこんがらがってきて、頭を抱えた。
その鷹男に変わって今度は沙羅が乗り出す。


「ちょっと待ってよ、ここが仮想空間っていうのは間違いないんじゃない? だってあたしたちの体はスカイキャンプのカプセルの中にあるはずよ? それともそこからあたしたちの体もさらわれて、ここに引っ張り込まれたってわけ?」
「そういう可能性もある。またバイラムなら肉体だけ作りだし、そこにおれたちの精神を詰め込むくらいやってのけるかもしれない。仮定が多くて本当に悪いけどな。ただここが過去の世界かもしれないという根拠は他にもあるんだ」
沙羅の自問自答にもう一つの可能性と、さらなる可能性への答えを禅は付け加え、
それを聞いた四人は身を乗り出す。
「前のジェットマンの時にな、時間移動の力で攻撃を仕掛けてきたバイオ次元獣がいたんだ。お前らも知ってるだろう」
禅の言うことを聞いて、四人のうち三人が「あっ」という表情をした。
前ジェットマンの戦歴は彼らも見聞きしている。
それらの中からバイラムとの戦い方を学べる可能性が高いからだ。
とはいえあれから二十年が過ぎており、トランザの変化もある。
すべて鵜呑みにするのは危険だが、それでも参考にはなるだろう。
それもあって鷹男たちは親たちが戦った次元獣については学習していた。
そしてその中にジクウマンモスというバイオ次元獣がおり、
前ジェットマンは彼に原始時代に送られて大苦戦をした経験があった。
鷹男たちは禅に指摘され、それを思い出したのだ。
そしてそこからバイラムは今回もその力を使ったのかもしれないとの類推は容易である。
が、一人だけ不真面目な生徒がいたらしい。禅はその生徒の方をじろりと見た。
「大地、お前帰ったら補習な」
「あ、いや、いつもはちゃんと覚えてるんだよ。今日はほら、持病の癪(しゃく)が苦しくて…」
「あんたいつの時代の人間よ。だいたい癪は内臓の病気よ。頭押さえながら言うんじゃないわよ」
「いいじゃねえか、脳みそだって内臓の一つだろ」
「あんたね、自分が頭悪いって言い張ってんのわかってる?」
「でも帰れる公算はあるんですね?」
大地と沙羅の、いつも通りの不毛なケンカを遮るように、
こずえが禅の「帰ったら」という台詞に反応した。
それを受けて禅はうなずき、そして肩をすくめた。
「といっても具体的にどうするっていう方法があるわけじゃないんだけどな」
「? どういうことです?」
禅の言葉に鷹男が怪訝な表情をする。

「ま、それについてはまた後だ。それで話はちょっと移るけどな、前ジェットマンたちの戦歴に、こんな島かどこかに連れ去られたっていう記録はないんだ」
「そうなの?」
が、禅はとりあえずその問題は置いておき、別の話を続け、
その内容を聞いた沙羅は、少し素っ頓狂な声を上げた。
「ああ。とはいえ司令は全部の記録を残したわけじゃないみたいなんだけどな。いくつかあえて残さなかったような戦いもあったみたいだけど…」
と、禅は少々歯切れの悪い言い方をする。
前ジェットマンはいろいろと隊内で問題も多かっただけに、
そのあたりを考慮して綾があえて残さなかった記録もあるらしいのだ。
それはスカイフォースの隊則からすれば違反ではあるが、
綾としてはジェットマンのプライベートや心に無遠慮に踏み込んで、
彼らのパフォーマンスが落ちることの方を恐れたのだろう。
もちろん純粋に彼らへの「姉心」もあってのことだった。
「そんなわけで記録に残ってないだけで、実際にこういう状況もあったのかもしれない。ただ無かったとしても現実じゃないとは言い切れない」
「どゆこと?」
と、もう一度沙羅が眉を寄せて訊き返し、禅は肩をすくめる。
「なにせ『次元戦団』というくらいだからな、並行世界へおれたちを送り込むくらいやりかねないだろうが。それも過去の並行世界だ。パラレルワールドは別世界、自分たちは関係ない、だから好き勝手やっていいってわけにはいかないだろう?」
並行世界。パラレルワールド。
現実世界とよく似た違う世界。そこには「別の自分たち」もいるかもしれない世界。
厳密にはもっと細かな定義があるが、
大地にとってはこの程度の認識であり、それで充分だった。
人さまの世界であるなら、なおのこと気を使わないといけないだろう。
「そしてパラレルじゃなく現実世界の過去だとしたら、やっぱり気をつけないといけない。これまたお約束のタイムパラドックスやバタフライエフェクトだ。下手するとおれたちは生まれてこなかったり、バイラムに負けた世界になってしまうかもしれないからな」
禅は両手を軽く上げながら言う。
タイムパラドックス。
過去に関わってしまったため未来が変わってしまうこと。
バタフライエフェクト。
蝶の羽ばたきのような小さな風が離れた場所の天候に影響を与えてしまうように、
過去のささいな出来事が未来へ多大な影響を与えてしまう現象。
まだどちらもSF用語に過ぎないが、時間旅行を手に入れていない人類には、
あるともないとも言い切れず、無視できない仮説である。


「……なんだかつかみどころのない話になってきたわねえ。結局あたしたち、どうすればいいの?」
しばらく無言が続いた後、沙羅が天を仰いでつぶやく。
仮定に仮定を重ねた話だけに、どうにも考えがまとまらないのだ。
そもそもバイラムの攻撃ですらなく、
ただ単にバーチャルトレーニングシステムの調子が悪いだけという可能性だってあるし、
あるいはこの状況自体が訓練の一環という考えも完全に否定されたわけではないのだから。
沙羅がそのこと付け加えると、禅もうなずく。
「たしかにな。これがバイラムの攻撃だとすると、狙いが今ひとつわからない。繰り返しになっちゃうけど、バイラムの考えなんかわからないというアコさんの意見が真実だとしても、それでもなにかしらの意図はあるはずなんだが、それがうっすらとすら感じられないからな。だけど訓練の線だけはなくなったと考えていい。これは司令が意図しておこなったことでは、まずありえないよ」
禅が思い悩むのも無理はない。
まさかバイラムの方でも「アクシデント」が起こって狙い通りの攻撃ができていないなど、
考えつけるものではなかった。
だが当初の訓練が続いているという可能性だけは、禅は否定してみせた。
それを聞いて大地が不思議そうに訊き返す。
「どうしてそんなこと言い切れるんだ?」
「そうだな、お前たちに対してはそうでもないかもしれないが……おれに対してなんの事前連絡もなくいきなり会わせるなんて、司令にはまずありえないよ。はっきり言うと趣味が悪すぎる」
いささか自分の恥を話すような心境で禅は理由を説明してみせ、
四人は「あっ…」という表情をする。
言われてみれば確かにそうだ。
自分たちはともかく、禅と彼の父親との関係は、
誰の責任でもないが、相当複雑で微妙なものである。
現に今も禅は父親をどう呼んでいいか迷い、「誰に」を抜いて話している。
禅の中では父親の存在はまだ確立されていないのだ。
生きているのならそれなりに急いでそれらを成り立たせ、
和解へ導いた方がいいかもしれないが、その必要もない。
極端なところ、死ぬまでにじっくり時間をかけて父親を理解していけばいいくらいである。
こんな風に禅の気持ちを無視して、なんの予告もなく突然に、
しかも無理矢理「偽者」に会わせるなどまったくの無意味で、
理においても情においても綾のやり方ではなかった。


「そんなわけで事故にしろ攻撃にしろ、なにかアクシデントが起こっていることだけは確かだ。その覚悟だけはしておけ。といっても今できることは、油断せず、あまり竜さんたちには関わらないように気をつけて、成り行きに任せるしかないけどな」
全員の表情に納得を見て、禅は総括するように告げ、それを聞いた鷹男が驚いて尋ねた。
「え、でもさっき状況打破の公算があるって言ってませんでしたっけ? なにか具体的な方策があるんじゃないんですか?」
見れば他の三人も似たような表情をしている。それを見て、禅はニヤリと笑った。
「いまの状況が全然わからず、情報もほとんどないんだ。具体的な方策なんて立てられるわけないだろ。出たとこ勝負しかないさ。そして今のお前らは、それができるだけのところまで達している。おれの勝算はそこさ」
そう言われた四人はきょとんとし、そして自分たちが誉められたと知ると、
四人四様の表情を見せた。
こずえは素直にうれしそうで照れくさそうな顔を、
沙羅と大地はくすぐったいような、「なにか裏かオチがあるんじゃ?」という表情を、
そして鷹男はこずえほど素直ではないが、それでもうれしそうな照れくさそうな、
しかしなんとかそれを隠そうとする不自然な笑みを。 
それらを見た禅は、からかうような表情を見せた。
「まあ指導者がいいからな。そのくらいにはなってくれんと」
我田引水をしてみせる禅に、
鷹男とこずえは苦笑をし、大地は「やっぱり」とばかりに渋い顔をしてみせ、
沙羅は唇をとがらせて言い返した。
「指導者は関係ないわよ。才能あふれる美少女が教え子なんだからさ。誰が教えたって一流にたどり着いちゃうわよ」
「おーっと待てよ、完全無欠の美少年をさしおいて、そんなセリフは僭越(せんえつ)ってもんだぜ、沙羅」
「なんだよ大地、照れるなあ。誉めてもなにも出ないぞ?」
「お前もたいがいずうずうしくなってきたな、鷹男!」
二人の、冗談四割、本気六割の抗議に鷹男がさりげなく乗り、大地がそれに噛みつく。
そしてそばではこずえが声を殺して笑っており、そこにはまったくいつも通りの光景があった。
その光景に、彼らが誰一人としてこの状況にへこんでいないことを確認した禅は、
内心でうなずくと、砂浜から立ち上がって軽く手を打った。

「よっし話は終わりだ。誰が一番美少年かは考えるまでもなく決まってんだから、つまらない言い争いはもうやめて、とっとと帰って寝るぞ。体力を回復させるのが肝要ってのは竜さんの言うとおりなんだからな」
それを受けた四人も立ち上がり、軽く尻の砂を叩いて払った。が、とっとと歩き始めた長兄の背中を追いながら、大地と沙羅は聞こえるようにひそひそ話をする。
「おい、もうすぐ少年じゃなくなるのが、なんかゆうとるで」
「誰が一番ずうずうしいかは、これではっきりしたわね。あんなのが指導者でリーダーか。あたしたちの前途ってもしかしたら真っ暗なんじゃない?」
「お前ら、よっぽど帰ったら補習と特訓を受けたいらしいな?」
と、禅が歩く足は止めず、じろりと後ろをねめつける。
それを受けた沙羅はわざとらしく海の方に視線をやり、大地は天を仰いでぼやいた。
「…なんか帰っても楽しいことなさそうだなあ。いっそこのままこの世界で生きていこうかねえ」
「ここが仮想現実の世界なら、立派な引きこもりだな。そっち方面へ行ってみるか、大地?」
「うーん、そうだなあ、帰ったら真剣に考えてみようかなあ。たしかスカイフォースとしての給料はかなり凍結してあるはずだし、それさえあれば働かずに自主ニートの生活が……」
「帰りたいのか帰りたくないのかどっちなのよ、あんたは」
満天の星が降る砂浜を、馬鹿話をしながら歩くコンドルと梟と燕。
その後を鷹と白鳥は、顔を見合わせ、笑いながらついていった。


                              つづく


作品一覧
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=65631933&comm_id=2123162


説明回でございます(照)。わかりにくかったらごめんなさい(汗)。

コメント(2)

>サユリンさん
いつも本当にありがとうございます!

すいません、どうにもこういう説明話をわかりやすくするのが苦手で(汗)。
要するに「過去の現実かもしれないし仮想空間かもしれないけど、どっちかわからない」
っていうだけなんですけどね(照)。

ホントにバイラムってなんだろう、と考えちゃったりしました。
たぶんいろんな星や次元のヤバイ奴が集まって、
その中でさらに強いのが生き残った…ということかなと思ったりはしているんですが、
全然違うかもしれないし…

禅兄さんは「優等生になった凱」というところもあるんで(笑)。
ちょっと父親の希望をかなえてる部分もあったりして(笑)。

最後みたいな会話はぼく自身好きなので、
そう言ってもらえるとうれしいです、ありがとうございます(照)。

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