都知事選から始まったゲイと政治の問題を考える時、ゲイフレンドリーな政治家やゲイ当事者の政治家のニーズがどこにあるかと言う視点が必要だ。その際、これらの政治家の支持層(需要層および潜在的需要層)を二つに分けて考える必要がある。ひとつはLGBTと言う言葉で表現される性的少数者の自認を持つ層およびその周辺(カミングアウトされた家族や友人、自認はないが共通した性行動のフィールドを有するmsm:Men who have sex with men、ゲイやゲイカルチャーに関心を持つゲイフレンドリーな人々)。そして、もうひとつは一般社会。