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セブをゆく風コミュのセブ島のお葬式

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運悪く死を迎えてしまった人は、
セブ島の「田舎」ではどう葬ってあげるのでしょう?

【お通夜】
亡くなった人は、一旦葬儀屋に運ばれます。
ここで御棺に入れられる訳ですが、その前に・・・
ちょっと気味の悪い話ですが、血を抜かれて防腐剤を注射されます。
その後、お化粧を施してもらい、家に運ばれます。

家族は葬儀屋にお願いして、
祭壇、椅子、日本の運動会で使うようなテントなどが用意されます。
家が狭い場合は、家の前の道路にテントを張り、椅子を並べます。
さすがに幹線道路にテントを張る家族はいませんので、
殆どがわき道です。
このテントのせいで道路が通行不能になり、迂回を余儀なくされることも
多いのですが、怒る人は全くいません。

お通夜は4日〜2週間も続くので、防腐処理が必要なんですね。
毎晩、弔意客が訪れ残された家族のそばにいてあげます。
そして、牧師さんがお祈りに来ます。

お通夜の最中は、マージャン、トランプなどをして近所の人や生前の友人が
が長居します。スナックや飲み物を喪主が振舞います。
日本では考えられないことですが、笑ったり、はしゃいだりしても
いいことになってます。

家族を心から愛するセブ島の人々にとって、身内の死は大変な衝撃です。
気持ちが落ち着くまでの間、友人や近所の人たちが残された親族の
そばに居てあげるのが、こちらの習慣です。

親族が死を受け入れるまで「一人にしない」のが、最大の目的です。

お通夜の最後の日に牧師さんによるお別れのミサをします。
この夜が最も多くの人が集まります。

【出棺】
そして翌日、いよいよ墓地への行進です。

御棺を教会に持って行き、牧師さんによるミサがあり、
参列者が最後のお別れをします。

その後、御棺を霊柩車に載せ、それを先頭に行列を組んで
墓地まで歩いて行きます。

歩くのは道路の中央、先頭は霊柩車、続いて親族、友人、
近所の人、その後ろに参列者の自家用車。

地位の高い人や地域に貢献した人の場合は、先頭に
楽団やパトカー、白バイなどが付く事があります。

地域から愛された人の葬列は、大変長いですね。

日傘などを差しながら、墓地まで延々と歩いていきます。

時として渋滞の原因になりますが、文句を言う運転手はいませし、
クラクションは決して鳴らしません。

いずれ「自分も死ねば同じことをする」からです。

葬列に通りかかった運転手は十字を切り、小銭を探して、
窓から葬列に向かって投げます。

葬列の人たちはそれを拾い集め、後で親族に渡します。

【墓地】
一般的に墓地は近くにあります。
墓地に着くと予め用意しておいた、お墓に御棺を収めます。
この時が本当のお別れなので、親族は皆号泣してしまいます。

参列者には喪主より飲み物とスナックが振舞われます。

フィリピンでは死者を火葬にはしません。
御棺に入ったまま、コンクリートでできた、
カプセルホテルのようなお墓に入れます。
地中に埋めることもあります。

その後、墓碑銘の刻んである大理石で入り口に
蓋をし、セメントで封印します。

石盤には
?十字架と「R.I.P」の文字、Rest in Peace(安らかに眠れ)の意味。
?氏名
?☆・・・生まれた日。
?十・・・亡くなった日。


このまま、最低5年は開けません。
5年位すると一旦開けることがあります。
親戚一同が集まり、お墓を開け、朽ち果てた遺がいの骨だけを集め、
袋に詰めて掃除したあと、再び埋葬、封印します。
この時、朽ち果てた御棺も取り除いてしまいます。

【墓参】
亡くなった親族のお墓には、本来、毎週月曜日と、
お盆(オール・セインツ・デイ)に参拝することになってます。

近代化によって毎週月曜日にお墓参りをする人は減りましたが・・

この他、心配事や悩みどがあると、セブ島の人は親族のお墓に行って、
お祈りしたりしています。

【オール・セインツ・デイ(聖者の日)】
オール・セインツ・デイは毎年11月1日で祝日です。
西洋でいうハロウィン、日本でいうお盆、お墓に集まって夜明かしします。
帰郷した親戚一同、近所の人々で夜のお墓は大賑わい!

食べ物や飲み物を持ち込んで、ちょっとしたキャンプといった感じです。

お墓の前にテントやマットを持ってきて、夜明かしします。

この日には『貸し電球屋』が出没します。
1つ100ペソ位で親族のお墓の前に、裸電球を吊るしてくれます。
夜になると墓地全体に無数の裸電球が吊るされ、
幻想的な空間を演出します。

一方家では帰ってくる魂のために、入り口や門に蝋燭を燈して
祖先の魂の帰りを待ちます。

この日の夜に家に入ってきた蝶や、蛾は亡くなった人の
魂として歓迎されます。

「ほら、お母さんが来てるよ・・」なんて


【メモリアル・パーク】
最近ではセブ島にも、高級なメモリアルパークもいくつも見かけるようになりました。
主にお金持ちを対象にした、立派なメモリアルパークです。

ここへ向かう葬列は遠い場合、車による葬列で「ハザードランプ」を点けながら
道路の中央よりをゆっくりと走っています。



フィリピンでは、土曜日や日曜日の午後には、多くの葬列がありますよ。

長い葬列ほど「惜しまれて亡くなった人」・・・

もし見かけたら、温かく見守ってあげましょう。

渋滞してても怒らないで下さいね。

コメント(8)

お葬式 誰もが必ず迎えることですが、国、地域
国内でも地域、宗派でまるで作法が異なるので
参列するほうは、もう頭がこんがらがってしまいます。

>親族が死を受け入れるまで「一人にしない」のが、最大の目的です。
これは、わかります。 自分の父の葬儀後かなり普段と違う
過ごし方(様子が変?)だったようです。
ずいぶん時間がたってから、同僚に言われた経験があります。

ほっておいて欲しい反面、かまってもらって気を紛らわせたい
相反した心情でモヤモヤしていたような気がします。

どこの国だったか思い出せないのですが、
墓地が足りなくて古いお墓は掘り起こして、再利用すると
TVでみたことがあります。

ところかわれば..... なんとも言葉が...

数年前にマクタン島で葬列に出会いました。
霊柩車は白い車体でお棺はシースルーで見えていました。
お通夜は亡くなってから時間が経過してるもんですね。

私も五月にトトロさん同様に亡父の葬儀、先日四十九日でお墓に納めてまいりました。
当日、霊園の受け付けではご親族で納骨してくださいと、さらしを渡され家族で壺からさらしに移し、丁寧にくるんで私が墓内に納めました。
東京では壺ごと納めます。私の郷里はあまりにリアルな納骨の儀式。
習慣だっていうのはわかってはいますが、1ヶ月近く毎晩すぐとなりで夜通し騒いでマージャンパイを混ぜる音、ギターで歌う音、時折あがる女性たちの嬌声、挙句の果てに酔っ払っての喧嘩...っていうのには参りました。

ゲストをお迎えに行くときもお葬式の行列に遭ってしまうと気が気ではありません。

先日、セブではとある日本人の方が亡くなりましたが、2週間のお通夜の間に弔問に訪れた日本人は私を含め4名、出棺、納骨には日本人は誰も参列しなかったそうです(私も仕事でいけませんでした)。日本では遺族が遺体、遺骨いずれも引取りを拒否、葬儀の費用すら送金して来なかったそうで...。
私もいずれ、この国で骨を埋める事になるかも知れず、“明日はわが身かなぁ”とちょっとさびしくなりました。


死んでしまった時の、私の心配事は・・・

「デブなのでこっちのお墓にはフィットしないのでは?」

お墓まで持って行かれて、入らなかったら恥ずかしい涙


やっぱりお金がま口財布を貯めて、メモリアルパークの敷地を
買おうかなあっかんべー

私もこちらで亡くなった日本人の葬儀に、2回ほど出席
しましたが亡骸の日本への移送とか、大変そうでした。

私はこちらに埋葬してもらって「セブをゆく風」に
なろう・・・・ひよこ
おおおっ ダイエットしなきゃ
あの個室は狭そうですね・・・
私は入りたくないなぁ

この際メモリアルパークを開業したら?
家賃収入で儲かるかも?

今日は梅雨空と台風の影響でお休み状態です。

よく葬式の行列を見ますよね。
はじめは何やってるんだろうって思ってました。

私は根っからの日本人みたいで葬式の時に騒ぐってどうも
合わないみたいですあせあせ
だから初めて見た時はなんでこんなに明るいんだexclamation & questionって
思いましたね。
でもこっちの人はそれが普通なんですねー。

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