水流と水神コミュの瀬織津姫命

瀬織津姫命(セオリツヒメノミコト)は
祓戸四神（ハラエドヨンシン）の1柱であり、穢れを水に流す神。
滝の女神であり、雨を司る。

伊邪那岐命(イザナギノミコト)が黄泉の国(ヨミノクニ)から戻ったとき
「上つ瀬は瀬速し、下つ瀬は瀬弱し」
(上流は流れが早すぎる、下流は弱すぎる)と言い、
中の瀬で禊祓いをして生まれたのが
八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)だった。
伊勢神道の根本教典『倭姫命世記（ヤマトヒメノミコトセイキ）』には
瀬織津姫命が天照大神の荒御魂であり、
八十禍津日神と同神であることが書かれている。

祓戸四柱神(ハラエドヨハシラノカミ＝
瀬織津比売神･速秋津比売神･気吹戸主･速佐須良比売)の1神。

本居宣長は大禍津日神(オホマガツイノカミ)と同神としている。

別称＝
　瀬織津比売命(セオリツヒメノミコト)
　瀬織津比賣命(セオリツヒメノミコト)
　大屋毘古神(オオヤビコノカミ)
　天疎向津姫(アマサカルムカイツヒメ)
　早池峰大神(ハヤチネノオオカミ)
　アラハバキ姫
　大直日神(オホナホヒノカミ)

親称＝
　糺(ただす)の弁天さん

●セオリツヒメノミコトを祀った代表的な神社
伊豆神社(岩手県遠野市来内)
早池峰神社(岩手県遠野市附馬牛町大出)
http://www.genbu.net/data/mutu/hayatine_title.htm

《目次》
愛知県
●籠守勝手神社＝書き込み10
岩手県
●伊豆神社＝書き込み22／24
●滝神社＝書き込み32／33
岐阜県
●瀧神社＝書き込み29／30
●野宮神社＝書き込み25／26
京都府
●末社井上社（賀茂御祖神社）＝書き込み14／15
滋賀県
●佐久奈度神社＝書き込み4／23／24
東京都
●小野神社＝書き込み34
奈良県
●末社祓戸神社（春日大社）＝書き込み18／19
福岡県
●桜ヶ峯神社＝書き込み11～13

↓MAP
http://www.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&om=1&t=k&msa=0&msid=113844027188609943916.00000112a0234e6d3b11c&ll=34.91203,135.912616&spn=0.003075,0.003063&z=18

コメント(36)

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[4] mixiユーザー 04月28日 11:43

●佐久奈度神社
大津市大石中１丁目２－１
０７７(５４６)００７９

[ご祭神]
瀬織津姫尊・速秋津姫尊・気吹戸主尊・速佐須良姫尊
(祓戸の大神四神)

古来より伊勢神宮に参拝する時は、この神社で禊をするのが
習わしとされていたそうです。
また、神道における最高祝詞である「大祓詞」のもとである
「中臣大祓詞」はこの神社が創始地だそう。
http://www.magatamaya.com/T_sakunado.html

ＡＹＵさん日記読んでくださってありがとうございます。
一応書き込みましたが＾＾
瀬織津姫尊の祠が水天宮かどうかは？
水天宮ってなんですか？笑

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=195192702&owner_id=699544
↑
去年の旧暦七夕の大祓式奉納の日記

[5] mixiユーザー 04月28日 17:28

ムータン、ありがとうございます！
佐久奈度神社での禊ぎの話は、ぜひ、このコミュに
書いてほしかったので嬉しいです。

祓戸の四神が祭られている希有な神社だし、神職さんの
お墨付きで奉納できた方々なんてかつてありえなかったし
その感じ方や体験をみんなでシェアさせていただけたら
こんなに嬉しいことはないです。

そういうフィールドワークが大事なデータベースになると
思っています。

疑問は、たぶん、ここの皆さんが調べてくださるから……
（と、ぼそっと呟く、笑）

ムータンの体験以降、私は大祓詞を奏上中には、
佐久奈度神社のこの体験の話が目の前に浮かんできて
しまいます（笑）

ありがとうございます！

[7] mixiユーザー 05月01日 17:53

＞てるりんさん

本居宣長説はさっそく採用させていただきます。

?ざっと洗う→?丁寧に洗う→?仕上げ洗い
はスチーム洗浄器で一気にはやはりダメですかね(笑)
にかわが取れちゃうかな？

[9] mixiユーザー 05月01日 20:04

＞ハタキかけてるだけ

こすると磨耗するから
できないんでしょうね。
金箔は台座にしか残ってないようですね。

[10] mixiユーザー 10月01日 14:02

●瀬織津姫（籠守勝手神社）
愛知県一宮市木曽川町黒田字往還東東ノ切11

籠守勝手神社（こもりかってじんじゃ）
祭神：瀬織津比咩命、淀比咩命
　　　　
美濃、尾張の大河である木曽川の水神をまつる神社です。
現在の護岸された川からは離れており、神社の南に支流の野府川が流れているに過ぎません。
しかし、昔はこの辺り一帯が川の氾濫により田圃だったり川だったりしたようです。

履中天皇の崩御の後大泊瀬幼武王（雄略天皇）は皇位を争って市辺押盤皇子を殺した。
父を殺害された億計と弘計の二皇子は、難をのがれるため尾張国一宮の真清田神社に向かう途中、黒田松枝郷に鎮座する黒田明神の社森に駕籠をとめ一夜宿泊した。
その日は旧暦八月十五日で、村人がこれを饗応したと伝えており、これ以後、籠守勝手神社と称するようになった。

以前は勝手に籠もって祈願することができたそうです。
今でも旧暦八月十五日夜に、この二皇子にちなむ「御駕籠祭（おこもりまつり）」が、1500年以上も続けられています。
http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/festival/okomiri.html

籠守と書いて「こもり」と読むことから、全国にある子守神社＝水分神の系統とも思われます。

[水分神]トピック
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=17744801&comm_id=2078517

丹後一宮の籠神社（このじんじゃ）も、別称がひとつが「籠守大権現」ですので関係あるかもしれません。
しかし、祭神が祭神です。
瀬織津姫と、淀姫。
祓戸の四神の1柱と、肥前（九州）の水神。
この2つの水神が並祭神表示となっているのが謎です。

［トヨタマヒメ］トピック
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=23386003&comm_id=2078517

●淀比咩命（籠守勝手神社）
愛知県一宮市木曽川町黒田字往還東東ノ切11

...

[11] mixiユーザー 11月17日 18:51

はじめまして。
自らの守護に縁があるとおぼしき
水神さま　瀬織津姫　最近大変気になって
いろんな文章を読みはじめたら　いろんな
こととシンクロがありすぎて、深みにはま
りつつあります。

さっそく地元にある　瀬織津姫が主祭神の神社を
福岡市内で検索したところ　ありました。。。
「桜ヶ峯神社」　（中央区桜坂2-11）

幼なじみの実家の近くで、幼少の頃から馴染みの
ある場所でしたが、まさかこんな神社があるなん
て全く知りませんでした。

お城の近くの閑静な住宅街のこんもりとした
森の中にあり　すごい　いい　気を発している　
別次元みたいな　空間でした。

※由来記の写真、デジカメ忘れて解像度低かった
ため、内容は残念ながら書き起こせず。soory

[14] mixiユーザー 03月07日 13:12

●末社井上社（賀茂御祖神社）境内
京都市左京区下鴨泉川町59

立春の日の前日2月2日、
吉野の蔵王堂の節分会に向かう予定の
マイミクのAさん、Bさんのおふたりと京都駅で待ち合わせた。
ぼくは名古屋の実家からam6：40ころに京都に到着。
Aさんは別の新幹線で東京から京都に到着。
Bさんは山梨県から車で来ていた。
Bさんのワンボックスに3人で同乗して、
蔵王堂節分会の本日夜に行われるイベントに向かう前に
何カ所か回る予定だった。
行き先はすべてふたりにお任せだった。

最初に着いたのは賀茂御祖神社の駐車場だった。
ここが京都のどこに位置しているかはまったくわかっていなかった。
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は通称
鴨川の下流に市することから、「下鴨神社」という通称で知られている。
「賀茂御祖神社」の意味は賀茂氏の祖神、
賀茂建角身命(カモノタケツノミコト)を祭神としていることによる。
賀茂氏のもっとも有名な人物は方丈記を書いた鴨長明と役行者、
つまり役小角(エンノオヅヌ)だろう。
祖神と小角がともに、名前に「角」を持っているのは偶然ではないだろう。

駐車場は一ノ鳥居と二ノ鳥居の参道途中脇にあり、
参道の途中を一般自動車道が横切っており、
ぼくらはその参道の切れ目から参道に入った。
そこはすでに糺の森(ただすのもり)だった。
糺の森とは鴨川と高野川が合流する三角州に広がる自然森で、
そこに下鴨神社はある。
「糺(取り調べ)」はこの森の神前で裁判が行われたことによる。
曇天を背景にして、糺の森には樹齢数百年は経っていると思われる
葉の落ちたケヤキの樹木が数多くそびえている。
参道の両側には川が流れている。
少し進むとすぐ左手に鴨長明の家が神官を務める、境外摂社河合神社がある。
さらに参道を250mほど進むと、朱色の台輪鳥居がある(写真左)。
この鳥居、柱の傾斜がきつく、妙に縦長なのが特徴だ。
鳥居両側の提灯には菊の紋、ここが朝廷から崇敬を受けた証明だ。

二ノ鳥居をくぐると、堂々たる朱塗りの楼門があり、
白い暖簾にも金色の菊紋が装飾にされている。
楼門正面には舞殿があり、それを迂回すると、
今度は渋い参門があり、その門前左右には
金色の三つ葉葵の紋の付いた幟の下がった矛が立てられていた。
徳川家康の出自とされている松平家が
賀茂神社の氏子であったことと関係があるのだろう。
三つ葉葵の紋のもとは賀茂氏の双葉葵紋なのだろう。
拝殿で参拝を済ませ、参門を出て東に向かうと、
尾形光琳が紅白梅図屏風に描いた紅梅があるが、
枝の混み具合からすると花が咲くころにはにぎやかなことになりそうだ。
それにしても、紅梅図のモデルが下鴨神社にあるとは知らなかった！
紅梅は御手洗川の畔にあり、
そこには朱塗りの輪橋(そりはし)が架かっているので、
よけいににぎやかなことになりそうだ。

輪橋を渡って進むと、
奥にある井上社(御手洗社：みたらししや)に向かう途中に
禊所らしき場所があった(写真)。
井上神社で土用の丑の日に行われる足つけ神事(御手洗会)で、
井戸から湧き出た御手洗池(みたらしいけ)に脚を浸ける前に、
ここで清めるのだろうか？
時折、神社の境内で正方形の白砂を敷いた場所を見かけるが、
こうした大きな石を敷いた広いものは類型を見たことがない。
しかも、端が市松になっている！
みたらし団子の語源はこの池にあるという。
ここを抜け、御手洗川の突き当たりにある池の正面に
朱塗りの井上社(写真左)があった。
ここには瀬織津姫命が祀られている。

[15] mixiユーザー 03月07日 21:36

●末社井上社（賀茂御祖神社）水脈環境
京都市左京区下鴨泉川町59

井上社は名前どおり井戸の上に社が建てられている。
社の縁の下をのぞくと、石の枠があり、穴があるのが見えるが、
深さはわからない(写真左)。
ここから湧いた水が社の前の御手洗池(みたらしいけ：写真中)から
御手洗川に流れ出て、二ノ鳥居あたりから「奈良の小川」に名前を変え、
さらに、二ノ鳥居前にある石橋をくぐって、
参道の西側を平行して流れる「瀬見の小川」(写真右)と名前を変える。
瀬見の小川は参道の東側を平行して流れる「泉川」と合流して
高野川と鴨川の合流点から150mほど上流で高野川に流れ込んでいるようだ。
立春前の御手洗池は水がほとんど無く、流れていない状態だった。

[18] mixiユーザー 03月22日 16:11

●末社祓戸神社（春日大社）境内
奈良県奈良市春日野町160

マイミクのそらみつみそらさんの車は
春日大社(写真左)の駐車場に滑り込んだ。
中学校の遠足でやってきて以来だった。
その時、奈良に来た時はのどから手が出るほど(笑)登ってみたかった
若草山に登るスケジュールはカットされていて、
今だに恨みに思っている。
鹿に煎餅をやるのも、春だからなのだろう、禁止だった。

ここはぼくの中では、どうも京都の平安神宮と
イメージがごっちゃになっていた。
藤原氏に興味が無かったことが最大の原因だ。

参道に入ると、はやくも鹿がうろちょろしている(写真中)。
春日大社が興福寺の鎮守社であるからだろう。
マイミクのMythiqueさんたち3人で進む砂利の敷かれた参道の両側には
石灯籠がずらりと並ぶ。
手水桶には龍ならず、大鹿のくわえた経巻から水が落ちている。
手水桶の先には末社祓戸神社(写真右)があり、
心身を清められるようになっていた。
ここは神護景雲4年(770)に瀬織津姫が鎮座したと言われる古社だ。

[19] mixiユーザー 03月22日 16:13

●末社祓戸神社（春日大社）水脈環境
奈良県奈良市春日野町160

祓戸神社から、さらに参道を進むとすぐ、参道脇に白藤瀧茶屋があり、
この周辺は灯籠も多く、鹿も多い。
白藤瀧茶屋脇に朽ちかけて、文字のかすんだ立て札を見つけたので、
読んでみると「陽石のこと」というタイトルが付いていた。
立て札の後ろは断崖絶壁で、下には透明な川が淀んでいる(?)(写真左)
この川は御手洗川か、その支流のようだ。
地面も崖も川底も、おびただしい落ち葉で埋まり、セピア色だ。
これはおもしろいものがあると、崖を少し下って、上流に向かうと、
突き当たりは高い石垣になっており、その頂上に石の樋が突き出ており、
そこから豊富な水が谷に落ちていた(写真中)。
水垢離か水行をする場に見える。
左脇から上面が平らな岩が川の上に突き出ており、
それが「陽石」のようだった。

[22] mixiユーザー 05月28日 14:36

　はじめまして。
　群馬県在住、ＨＮ：赤城おろしと申します。
　瀬織津比賣命を主に水神・女神祭祀社を廻っております。
　参加されている皆様に色々と教えて頂いたり、また何かお役に立てることがあれば　と思っております。よろしくお願い致します。
　今年のＧＷは岩手県江刺、北上、花巻、遠野の瀬織津姫祭祀社を巡拝しました（ほぼ半数）。
　なお福島県、群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、新潟県、三重県、滋賀県の瀬織津姫祭祀社についてはほぼ分ります（全社でない県があるので「ほぼ」としてます）。もし上記県内で「行ってみたい。鎮座地教えて」等、お知りになりたい神社がございましたらお申し出下さい。分る範囲内でお答えします。
　ところで、瀬織津姫と言ったらやっぱりこのサイト（http://www5.ocn.ne.jp/~furindo/）が最も詳しいと思います。私も情報提供したりしてます。
　画像１枚目は、おなじみ大津市大石の佐久奈度神社・拝殿正面。
　画像２枚目は、佐久奈度神社境内より見下ろした瀬田川。大祓詞で”速川の瀬”と謳われた川です。今は上流に堰が設けられ、流れは穏やか。
　画像３枚目は、岩手県遠野市の伊豆神社（伊豆大権現）。

[24] mixiユーザー 06月30日 18:46

＞赤城おろしさん

書き込みありがとうございます。

基本情報を追加しておきますね。

●佐久奈度神社
滋賀県大津市大石中1-2-1

●伊豆神社
岩手県遠野市上郷町来内第6地割32-2

瀬織津比賣命は男性にはあまり縁が無くて、女性に人気のある神様ですね。
赤城おろしさんが数多くある比賣神の中で、
特に瀬織津比賣命に興味を持ったのは
何か理由かエピソードがあるんですか？

[25] mixiユーザー 11月27日 17:57

●野宮神社
岐阜県岐阜市近島329番の1
祭神：壇林皇后、速開津姫、瀬織津姫、気吹戸主、速佐須良姫
　　　　
野宮神社は檀林皇后（西暦786-850）を主神とし、速開津比賣神、瀬織津比賣神、気吹戸主神、速佐須良比賣神の四祭神を合祀し殖産興業の祖神として、また子弟の勉学を司る神として古くから崇敬を集めているお社であります。
主神の檀林皇后は贈太政大臣正一位橘清友公の御息女で橘嘉智子姫と申し弘仁六年（西暦815）嵯峨天皇の皇后になられたお方であります。
皇后は人となり寛和絶世の美人で佛教への信仰も篤く京都嵯峨に檀林寺を建立されたほか多くの宝幡や繍文の袈裟を作り、これを僧慧萼に託し唐（現在の中国）の寺院にも多数寄贈されている．．．（境内由緒書きより）

通称「東の宮」として親しまれており、早田川沿い西にある神明神社が「西の宮」だと、地元の氏子の方が話してくださいました。

[26] mixiユーザー 11月27日 18:00

●野宮神社水脈環境
岐阜県岐阜市近島「早田川」

地名の近ノ島（ごんのしま）は、かつて川中島（中洲）であった名残り。
背後に流れる早田川は、昔の長良川である「長良古川」でした。
写真の1枚目は境内にある井戸ですが、今でも地下水脈として長良川の伏流水が豊富なことが想像できます．．．

[27] mixiユーザー 11月27日 19:12

＞∞音∞ a.k.a. 風＊月さん

水脈環境まで紹介していただくのは、初です＾＾
壇林皇后は初めて知った神です。
合祀された4神は祓戸四神だから、
子弟の勉学を司るのは壇林皇后の担当でしょうか。
境内に井戸が残っている神社はたまに見かけますが、
なるほど、非常用の用水にもなりますね。
早田川は伊自良川から長良川に通じているようですが、
これだけ流れが穏やかだと、流れのカーブした部分にどうしても土積ができます。
しかし、これが小魚や微生物の温床になって、
カルガモたちにもうれしい環境になりますね。

[28] mixiユーザー 11月27日 19:53

＞AYUさん

そうですね～！

長良古川が切り離されたのは、近代化の時代に入った昭和になってから。
この早田川も排水によりすぐに汚染されたそうです。

しかし、今では見てもらってわかるようにきれいな流れを取り戻し、ホタルも復活したという噂を聞いてますよ！

[29] mixiユーザー 12月08日 20:19

●瀧神社
岐阜県美濃市乙狩字クエクテ

高賀山脈には峰々が連なり、この一帯が高賀山信仰地域です。
それらの山の麓に六つの神社（高賀神社、新宮神社、本宮神社、星宮神社、瀧神社、金峰神社）があります。
江戸時代には、この六社めぐりが盛んに行われました．．．
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=31251370&comm_id=3180326

美濃市の名所に片知渓谷がありますが、その近くの今淵ケ岳山腹に瀧神社がひっそりとありました．．．

[30] mixiユーザー 12月08日 20:28

●瀧神社水脈環境

神社境内の奥にある権現滝は落差約10m。
板取川の支流「乙狩川」の上流にあります。

円空がここで見たセオリツヒメは、今でもそこにいるような感じでした．．．

[31] mixiユーザー 12月09日 15:03

＞∞音∞ a.k.a. 風＊月さん

瀧神社はずいぶん階段が長そうですね。
岐阜の夏は暑いから、
登るなら夏は避けたいところですが、
権現滝を見ると、やはり真夏に行ってみたい場所ですね＾＾
石鳥居や灯籠の苔を見ると、
湧き水の豊富な場所のようですね。

[32] mixiユーザー 08月06日 01:29

●滝神社
岩手県一関市滝沢字舘下108

滝神社はGoogleマップには「熊野白山滝神社」と表記してある。
7月15日(火)恒例の夏のツーリングで一関市(いちのせきし)に宿泊することになり、
pm5：00には一ノ関駅の掲示板で探したビジネスホテルに入ったが、
ホテルから東南4Kmほどの場所に、滝神社があった。
まだ明るいので、
すぐさまJRドラゴンレール船渡線真滝駅近くの熊野白山滝神社に向かった。
「熊野」「白山」「滝」、その名称のパーツのすべてが瀬織津比売を示唆していた。
その名も“真滝”駅前には気仙沼街道(284号線)が通っているが、
予定外の道で辿りついたために、方角が分からなかった。
駅前に雑貨屋があったので、店番の若い女性に熊野白山滝神社の在処を聞いたが、
知らなかった。
すると、奥からおじさんが現れて、その先だと東の方向を示した。
その時に境内にはマムシが多いから気をつけた方がいいと忠告を受けた。
「その先」は三叉路になっていた。
とりあえず気仙沼街道を進んでみたが、それらしきものは見当たらず、
Uターンして戻っていると左手の山の麓に社号票らしきものが見えた(写真左)。
それは三叉路の枝道にあった。
社号票脇に愛車を停めるが、鳥居は見えず、社号票には「滝神社」とある。
目の前に立ち上がっている石段下の由来書き表示板には
熊野神社、白山神社、滝神社の3社が合祀されたという説明が」あり、
現在は「熊野白山滝神社」から「滝神社」に名称が変更されていることが
呑み込めた。
掲示板には現在の祭神の表示が無かったが、
起原には伊弉諾尊、伊弉冉尊が祀られていたとある。
ここにやって来たのは『岩手県神社名鑑』(岩手県神社庁編)に、
祭神を伊奘諾尊、伊弉册尊、瀬織津姫命とする記載があるという
情報があったからだった。

切り立った石段を上がると、杉林を抜ける参道の両側は草むらになっており、
上り坂を跨いで石造明神鳥居があった(写真中)。
鳥居周辺だけは草が刈られていたが、
マムシ対策で木の枝を拾って、薮を叩きながら進んだ。

ここの参道はいったん登り、下った後に平地があって、再度上がるという、
千葉県神崎神社(こうざきじんじゃ)で初めて遭遇して以来、気になっている形式。
神崎神社は天鳥船命を祀った神社で、境内に大楠があることで知られている。
滝神社は下り部分が石段ではなく坂道で、
両側はマムシが潜んでいても不思議の無い、高い薮。
急坂を下り切ると、参道の左手に突然宇宙が広がった。
脳がどこに焦点を合わせたらいいのか迷って、目が眩んだ。
目の前の池に森が反射して、一瞬空間が把握できなかったためだ。
池からふたたび長くはない荒れた石段を上がると、狛犬と石造の二ノ鳥居の奥に
明るい小豆色のトタン葺き屋根の拝殿が見えた。
右手には同じく小豆色のトタン葺き屋根のやや小型の社殿があり、
ふたつの社殿(写真右)は屋根で繋がっているが、
その屋根の下の渡り廊下は途中で切れていて、奥に3基の石碑と11基の石祠。
拝殿左手には3基の石碑と11基の石祠が一直線に並べられている。
この中には素焼きの菅原道真像が石祠内に納められたものがあった。
境内には神仏習合時代のものだろう、一対の石造仁王像があるのだが、
由緒書きに神仏習合時代の痕跡は無い。

[33] mixiユーザー 08月06日 01:49

●滝神社　水脈環境
岩手県一関市滝沢字舘下108

参道の途中の池には同じ景色が反転して融合していた(写真左)。
しかも、天は陽で、地は陰として一体になっていた。
人気のまったく無いこんな深い森の中で暗い池に遭遇すれば、
少なからず、不気味な印象を受けるものだが、
なぜか、この池からは清浄なものしか感じなかった。
池の水が暗いことから、不透明な池かと思ったのだが、
水自体の透明度は高く、水底が腐葉土で暗いことから、そう見えることがわかった。
さほど深い池とは思えない。

後で地図でチェックしたところ、この池は
水路を堰止めたことでできたもののようで、堰がそのまま参道になっていた。
堰の下方にも3つの池があり、山頂にある滝神社の社殿を中心にして、
それを取り囲むように4つの池はある(MAP中)。
池のある場所はおそらく、かつては谷川で、
1.3kmほど北に流れる滝沢川支流に流れ込んでいたものと思われる。
もしかすると、これらの池が水路で繋がっていた時代、
途中に滝があったのかもしれない。
滝神社のある山は地図に名称表記の無いレベルの山だが、
麓を取り囲むように狭い帯状の水田地帯がある。
この地域一帯をgoogleMapの「地形」表示してみると、
おびただしい数の池が表示され(MAP右)、
ここが湧き水の多い場所であることが推測できる。