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くるり・ザ・アダルトコミュの私的singleレビュー/vol.05

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くるりのシングルはどれもこれも良い。外れがない。出すシングル出すシングル、これほど外れがないバンドも珍しい。…正直、アルバムに関しては、この曲要らねぇ、ってのがある。が、シングルはどれもが素晴らしい(タイトル曲以外は多少難ありも…)。てな感じで思いつくまま、発表順には関係なく、大好きなくるりのシングルを一枚一枚、語ってみたい。あくまでも、独善的デアルということを踏まえていただいて、それぞれの楽曲に僕が言い足りていないこと、ちょっと自分とは違うなと思った部分など、あれば、コメント追加して下さい。
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vol.05「ワンダーフォーゲル」/CDシングル

■2000年10月発売

1)ワンダーフォーゲル
2)サマースナイパー
3)箱根ワンダー(ワンダーフォーゲル・リミックス)
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“僕が何千マイルも歩いたら、どうしようもない僕のこと認めるのか”

ボブ・ディランの「風に吹かれて」(どれだけの道のりを歩けば一人の男として認められるのか)を彷彿とさせる2番の歌い出しが切実なエレクトリック・フォーク・ロック。

高らかな決別の歌である。70年代のモダン・フォークを継承する前作「春風」のオーガニックな佇まいとは明らかな一線を画し、フォーク+テクノの記念碑的楽曲となる次作「バラの花」の孤高の完成度を充分に予感させながらも、それへの単なるイントロダクションでは終わらない速度と重みが、 聴く者の魂をディラン的な、澄み渡った空へと高く舞い上がらせる。

性急でソリッドな4つのカッティングと乾いたスネアの一音が、あっというまに世界の核であるロックンロール的地平へと楽曲を接続すると、次の瞬間、さながらテクノのライブのような怒濤の4連がすべてを包み込み、そして高密度な演奏の圧力で押し出されるように言葉がブルルンと弾け飛ぶ。

“僕が何千マイルも歩いたら、手の平から大事なものがこぼれ落ちた”
(…これは後の「ハイウェイ」で歌われている“手を放してみようぜ、冷たい花がこぼれ落ちそうさ”と微妙にリンクしている気がする)

“繋がらない想いを土に返した”

“つまらない日々を小さな身体に擦りつけても減りはしない、少し淋しくなるだけ”

“ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって”

“こんなにもすれ違ってそれぞれに歩いていく”

“強い、風、吹く”

“愛し合おう、誰よりも水たまりは希望を映している”

“矢のように月日は過ぎて僕が息絶えた時、渡り鳥のように何食わぬ顔で飛び続けるのかい?”

何気ないが、こういう詩が書ける人は、他にはいない気がする。基本にロックンロール的なコントラストがあり、そこから枝分かれし、成長し、淘汰されたことが明かな強度を有した言葉たち。しかも「ワンダーフォーゲル」「バラの花」「ワールズエンド・スーパー・ノヴァ」等は、その言葉がイキイキとグルーブやリズムと併走・変奏しながら、意識の向こう側へと達している。つまり、音楽がそのままドックンドックンと息づき、生の奔流と化しているのだ。

ワンダーフォーゲルはドイツ語で“渡り鳥=Wandervogel”を指す。岸田氏は自分にとって快適な恋愛から恋愛へと自由に飛び回る気ままな女性を“渡り鳥”に例えているのだろう。

(ウッディー)

コメント(13)

※プロモ映像
「くるくる鮨」
(2004.07/21:DVD)

曲の素晴らしさに比べてこれはいただけない。高校の映画研究会が戯れに作った映像作品のようだ。いや、このホームメイド感覚がいいのか。それとも曲がいいんだからプロモになぞ頼る必要がないということか。何にせよ、個人的にはこれを見たとき「おいおい」と突っ込んでしまった。まあ、「くるくる鮨」全体的にそーゆー感じだけどね。
※プロモ映像
「くるくる鮨」
(2004.07/21:DVD)
※プロモ映像
「くるくる鮨」
(2004.07/21:DVD)
※プロモ映像
「くるくる鮨」
(2004.07/21:DVD)
※プロモ映像
「くるくる鮨」
(2004.07/21:DVD)
※プロモ映像
「くるくる鮨」
(2004.07/21:DVD)
※プロモ映像
「くるくる鮨」
(2004.07/21:DVD)
※プロモ映像
「くるくる鮨」
(2004.07/21:DVD)
※プロモ映像
「くるくる鮨」
(2004.07/21:DVD)
※ライブ映像
「ロックンロール」
(2004.02/11:マキシシングル)
初回特典「百鬼夜行」ツアー2曲入りDVDより

プロモよりこっちのがだんぜんいい。つーか媒体違うし比べてもしゃあないが。細い身体で半分浮いた魚のようにアップアップとシャウトする岸田氏は“さえないフェロモン”を発散しつつ会場を圧巻している。悪口ではない。“さえないフェロモン”はいわゆる“フェロモン”を凌駕してしまうのだ。その理由はよく分からないが結果はここにある。

(ウッディー)
※ライブ映像
「ロックンロール」
(2004.02/11:マキシシングル)
初回特典「百鬼夜行」ツアー2曲入りDVDより
※ライブ映像
「ロックンロール」
(2004.02/11:マキシシングル)
初回特典「百鬼夜行」ツアー2曲入りDVDより
<それ以外のレビュー>

キャッチーかつストレートなメロディーでありながら,確固とした独自のサウンドを感じさせる待望のマキシ・シングルがリリース!! 半年振りの本作はゴキゲンなポップ・ナンバーだ。

(「CDジャーナル」データベースより)
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■デジロック?

レビュアー: "supernova99"

ワンダーフォーゲルは少し切ない歌詞と、速さに乗った電子音が心地よい曲です。夏に聴きたい曲、というか多分夏をイメージしていると思うので、散歩とかランニングなど外に持って行きたい曲ですね。
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■くるくるっとリスニングスタート?

レビュアー: kkeiyou

この曲で「久留里」を知り、失礼「くるり」を知り、また以前からに気はしていたモノの、どうしても「くるり」の世界に入っていけなかった人でノリノリ感が大好きな人にとっての入門の曲です。
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■サマースナイパーは夏の湿った部屋を彷彿とさせる。

レビュアー: vine-listener

一曲目のワンダーフォーゲルはスピード感があって、馴染みやすいメロディと切ない歌詞が心に浸透していく。サマースナイパーはまた少し見える景色が変わる。ウッドベースの響きが心地よい。何気に大好きな曲。岸田氏の弱々しい歌声が歌詞とガッチリ合っていて、持ってかれます。サマースナイパーはカップリングにはもったいないくらいの名曲。
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■何千マイルとはワンダーフォーゲル。

レビュアー: k。

この曲、くるりのなかでフェイバリットに挙げる方、多いんじゃないでしょうか。発売された当時はかなり衝撃がありました。激しいロックがウリだったバンドが、ピコピコ打ち込み系をシングルでおくってきたわけですから。

実際、くるりがメジャーになり始めたのはこのシングルあたりからだったと思います。ランキングに登場することも多くなり、自然と曲を耳にする人が増えたのでしょう。

歌詞にはたくさん心を打つ言葉が並べられています。切なくなる単語や、思わず同意できるような言葉の選び方に並べ方。

曲調は、希望を感じさせるものだと思います。しかし、メロディーは胸キュンもの(笑)。しかもそれを歌うヴォーカル岸田の声がまた実にいい。魂はあるのに、感情はないような声…文章では表現できませんが、とにかくイイ!

タイトル曲が明るいのに対し、暗いのがカップリング。夏の歌なのに、とにかく暗い。夏休み中ゲームして過ごしてるぐらいの暗さ(暗)。バンジョーとウッドベースの音色がまた渋くてたまりません。

初回限定で聴くことができる曲は、初期のくるりを彷彿とさせるロックナンバー。一聴の価値アリです。

(以上/Amazon.co.jpより転載)
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