中野区立第九中学校コミュのあおいちゃんを救う会設立

こんにちは。

昨年のちょうど今頃、中野九中大同窓会で実行委員長を務めさせて頂き、たくさんの方の協力を得て会は無事に成功をおさめ、これ以上にないくらい素晴らしい思い出を残すことが出来ました。まずは、あらためて感謝申し上げます。

今回僕が「あおいちゃんを救う会」をお手伝いすることになった経緯としましては、あおいちゃんの御両親が同じ九中の卒業生ということで、共通の友人を通じて直接ご両親（阪田謙一・茜さん）からお話を伺いました。下記はあおいちゃんを救う会の趣意書から抜粋したものです。


「阪田碧（あおい）ちゃん（1歳1ヶ月、女の子）はいつ命を落とすともわからない先天性の心臓疾患を持ち、この世に生を受けました。手術により若干の改善がなされましたが、依然、左室緻密化障害（拡張型心筋症の一種）、心不全、呼吸不全の症状があり、外科手術では手の施しようがなく、心臓移植をしなければ、余命半年であると医師より宣告されています。

2010年7月に改正臓器移植法が施行され、15歳未満の脳死状態の患者から臓器提供が可能となり、日本国内において15歳未満のお子さんが臓器移植できる法整備がなされました。
しかし、法改正から間もないこともあり、日本国内では小児の心臓のドナーがおらず、10歳以下の心臓移植の前例はまだありません。 法改正は行われたものの、現状では国内における小児の心臓移植は実質不可能であり、海外の医療に頼らざるを得ない状況は法改正前と変わっておりません。
何もしなければ、そのまま灯火を落とす命、碧ちゃんのご両親の阪田謙一・茜さんは多くの困難があろうとも、娘さんを救いたいその一心で海外での心臓移植手術をすることを決断されました。

幸いにも多くの方のお力添えにより、カナダに受け入れてくれる病院が見つかりました。
しかし、海外における移植手術は、日本国の公的な医療保険の適用外であるため医療費が多額となること、海外渡航に医療専用飛行機で行くことなどの理由で莫大な費用がかかります。

あおいちゃんの場合、およそ1億円が必要となり、とても個人で賄える金額ではありません。
そのため、私たちはあおいちゃんが未来へと命を繋げられるように、あおいちゃんが海外渡航し、心臓移植を行い、元気な姿で帰国するまでの費用を作るため、『あおいちゃんを救う会』を設立し、寄付金を募る活動を行うことにしました。 皆様にはこの趣意にご理解を賜り、あおいちゃんの未来のために温かいご支援・ご協力を下さいますようお願い申し上げます。　以上」


正直言いますと、このような話はテレビや新聞などのマスメディアを通してなんとなく聞いたことがある程度で、これといって活動もしなければじっくり考えることもなかったように思います。
だけど、今回御両親からあおいちゃんの置かれている現状を伺い、本当にテレビで見るような現実がこんなにも身近にあるのだと痛感しました。

僕は先週末実際にあおいちゃんと会ってきました。会ったと言っても少女は病室でたくさんの管に繋がられ、これもまたテレビでしか見たことのないような専門機器に囲まれ寝返りもうたずに寝たきりの状態でした…。僕はこんな時に本人・御両親共にどんな言葉をかけてあげれるのだろうと考えているうちにただ時間だけが過ぎていったことを今でも鮮明に覚えています。
今にも崩れ落ちそうな御両親にかけれる唯一の言葉が「一緒に頑張りましょう！」の一言でした。

どこまで出来るのかは分かりませんが、僕自身あの少女の姿を見て何もしない訳にはいかない。だから、今できることを精一杯やりたい。このままただ黙って後悔だけはしたくない…。
今はそんな気持ちでいっぱいです！

明日はその設立の記者会見を以下の通り行います。
日時：11月2日（水）16:00
場所：厚生労働省記者クラブ
メディアの方々に来ていただければ、報道される予定です。

先日中野駅北口早稲田通り沿いには事務所も開設致しました。
詳細は下記HPをご確認下さい。

http://www.aoi-save.com/
只今メンテ中、2日夕方にアップ予定です。

その後は街頭募金を中野駅周辺で行っていきます。
それ以外にもやらなければならないこと（例えば事務所の電話当番など）は山積みですが、如何せん人手が足りておりません。
スタッフとしてご協力頂ける方に関しましては、事務所設置連絡先に僕から紹介を受けたとお伝え頂ければ、以降お手伝い頂きたい内容等をご案内出来るよう話はしてあります。

何とぞ趣旨をご理解の上、皆様方のご協力・ご支援お待ちしております。

「あおいちゃんを救う会」
事務局　古川　博史