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F昆にいましたコミュのハエ治療

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JICAでアフリカに行った知人が「外に洗濯物を干すとハエが卵を産んで危険、着ていると蛆が皮膚下にもぐり込むのよ。」と以前話してたのを思い出した。
糖尿に限らず、化膿している箇所に蛆を入れ、早期に患部を治すことは聞いたことがあります。

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マゴットセラピーで効果 糖尿病など患者9割が足切断回避
(5月1日8時0分配信 産経新聞)

 糖尿病などで足が壊死(えし)する「難治性潰瘍(かいよう)」で切断しか治療法のない患者に、岡山大の三井秀也講師(心臓血管外科)が「マゴット(ハエ幼虫)セラピー」という治療法を行ったところ、9割の患者が足を切断せずにすむなど高い効果が認められていることが30日、分かった。

 日本では壊死による足切断は3000例を超えるとされる。三井講師は秋にも医師主導臨床試験に取り組む予定。英国では保険医療が認められ、年間数百人が治療を受けている。
 マゴットセラピーは、壊死した皮膚にハエの幼虫をガーゼとともに固定して行う。幼虫が腐敗した部分を食べ傷をきれいにするとともに、幼虫の唾液(だえき)に含まれる物質が微生物を殺す役目を果たし、傷の回復を早める。週に2回ほどガーゼを取り換え、2〜3週間で効果があらわれる。

 三井講師はオーストラリア留学中にこの治療法を知り、平成16年に糖尿病などの合併症で足切断しか治療法のない60代の女性に日本で初めて実施。潰瘍が1週間で半分の大きさになり、患者の痛みも軽減したという。傷が完治したこの女性は3カ月で退院。切断をまぬがれた足で歩行に努めたためか、その後の糖尿病のコントロールも良好だという。

 マゴットセラピーはこれまで国内27カ所で約100例が行われ、このうち三井講師は66例を手がけた。患者はいずれも他の医療機関で「即足切断か足切断の可能性あり」と診断されたが、治療の結果、58例で傷が完治し、足切断せずにすんだという。

 治療に使うのはヒロズキンバエの幼虫。当初はオーストラリアから輸入していたため完治まで約30万円かかったが、現在は自前で育てたものを使うため費用は12〜18万円ですむようになった。それでも保険適用される足の切断手術(1カ月の入院で自己負担約8万円)に比べると、患者の金銭的負担が大きい。

 三井講師は「自分で歩くことができれば、糖尿病もコントロールしやすくなり、医療費削減につながる。全国どこの病院でも治療を受けられるようにして、1人でも多く足切断から救いたい」と話している。

コメント(2)

見た見た! みました、このニュース!
で、書き込もうとしたらすでにyokuさんが紹介していた。

すごいですね! 昆虫パワー!

これでハエのイメージも変わってくるかも?

一般的に害虫のイメージが強い虫が有益利用されるニュースはインパクトがありますね。

以前、ウサギの伝染病対策としてノミによってワクチンを接種させるという研究が続けられているというのを知った時も新鮮な驚きがありました。
(ちなみに、効果を確かめるためウサギを捕獲するさいにフェレットが追い出し役に使われています)

あと、ゴキブリロボット(というかサイボーグ?/ゴキブリをコントロールする研究)とか。

既成のイメージを打ち破った発想がすごいと思う。
虫も凄いが、研究者もおそるべしっ!
アフリカで洗濯物に産卵するのは、ヒトヒフバエとローダインコブバエですね。もともと哺乳類が小便をする地面に卵を産みつけ、排泄にやってきた動物に孵化した幼虫が乗り移って、皮膚の下にもぐりこみ、皮下組織を食って育ちます。犬なんか、マーキングポイントがもろに産卵場所になるんで、よくやられてるみたいです。あと、ネズミなんかもよく宿主になっていなかったかな。だから、かすかに小便のにおいのついた下着なんかは、すぐに産卵されてしまうようですね。

人の皮膚につくハエの幼虫には、このように生きた組織を食うもの、死んだ組織も生きた組織も食うもの、負傷した場所の死んだ組織しか食べないものがあり、最後のタイプがマゴットセラピーに使われています。実は起源はかなり古くて、第一時大戦の時には、養殖されたハエの幼虫が、前線の野戦病院にずいぶん送られたそうです。それが、抗生物質の発達によって衰退してしまっていたんですが、耐性菌の増加とかもろもろの理由があって、再度注目されているんですね。

ただ、多少この両方の研究にもかかわりがないわけじゃない私が言うのもなんなんですが、やはり最近注目されている、創傷の湿潤療法とマゴットセラピーの間に、真に有意差があるのかどうか、実は議論がありましてねぇ。湿潤療法の研究をしている医師グループと、マゴットセラピーの研究をしている医師グループに、ほとんど人的交流がなかったりするようでして・・・。

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