[dir] 動物・獣医療コミュの1/4 ＜犬の食事＞手作りするには？　ドッグフードと併用を

＜犬の食事＞手作りするには？　ドッグフードと併用を
毎日新聞 1月4日(火)9時33分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110104-00000003-maiall-soci

　◇旬の野菜で体調整え

　◇ドッグフードと併用　健康害す食材注意

　犬連れ専門の宿「ＤＯＧＳ　ＩＮＮ（ドッグスイン）」（新潟県妙高市）。看板犬のデューク（ラブラドルレトリバー、オス、８歳）がしっぽを勢いよく振り、エサの盛られた皿に頭を突っ込む。皿の中はドッグフードでなく、人の食べるような料理だ。

　飼い主で宿を経営する中山仁さん（４０）は「ほぼ毎日作っています。体にいいようで、体重が５キロも減りました」と目を細める。

　デュークは２歳のころから市販のドッグフードを食べられなくなった。食べると足の指の付け根にできものができ、割れて血が出てしまうのだ。中山さんは食物アレルギーを疑い、さまざまなドッグフードを試したが、どれも同じだった。

　中山さんは欧米の文献で「人の体によい料理は犬の体にもよい」と知った。料理を作って出してみると、ドッグフードと同じように食べ、続けるうちにデュークの症状は消えていた。「新鮮で添加物を使っていないのがよかったのだと思います」と振り返る。

　ただし「ドッグフードを否定しているわけではない」と強調する。ドッグフードは少量でも多くの栄養を含み、保存が利く。手作りを続けるのは材料費もばかにならない。「ドッグフードと併用し、時々作ってあげれば喜びます」

　調理師免許を持つ中山さんは、自身のウェブサイト（http://blogs.yahoo.co.jp/jinduke123)で手軽なレシピを公開している。サイトには月１００件ほど問い合わせがある。多くは「犬がドッグフード以外を食べるのか」というもの。中山さんは「特定の食材にアレルギーのある犬もいるので、初めて与える食材が心配なときは、量を少なくして反応を見て。味付けは生活習慣病につながるので不要です」と説明する。基本は旬の野菜を使うこと。夏の野菜は体を冷やし、冬の野菜は温める。犬は「猫舌」のため、少しさめてから食べさせたほうがよい。

　ネット上ではほかにも、犬の手作りごはんの専門サイトが登場している。コラビーが運営する「わんわんシェフ見習い中」（http://wanchef.com/K/index)は、登録会員が投稿したごはんの作り方をデータベース化し、無料で公開。子犬、成犬、高齢犬別や、材料別にレシピを選んだり、犬の体重で分量、目安を自動換算できる。【水戸健一、山崎友記子】

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　■食べさせてはいけないもの

　◇長ネギ、タマネギ、ニンニク、ニラ、しょうが、らっきょう

　赤血球を破壊する成分を含み、貧血の恐れがある

　◇チョコレート

　心臓や中枢神経を刺激する成分が興奮させる

　◇ジャガイモの芽

　中毒性の成分が含まれる

　◇香辛料

　腸を刺激し下痢になりやすい

　◇生卵の白身

　疲れやすくなったり食欲不振、皮膚炎を起こしたりする。ただし全卵は大丈夫

　◇イカ、タコと甲殻類（エビなど）

　火を入れれば大丈夫だが、生は消化が悪く腰が抜けることがある

　※中山さんの話を基に作成