[dir] 動物・獣医療コミュの11/8北京で急増する狂犬病

路上で糞、車に小便、咎めない飼い主　北京で急増する狂犬病
サーチナ 11月8日(月)14時50分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101108-00000063-scn-cn

　7日、北京で人獣共通感染症に関するフォーラムが開催され、北京市では近年、狂犬病の発症事例が急増しており、2010年だけですでに6人が死亡していることがわかった。8日付北京晩報は「散歩しているイヌが路上で糞（ふん）をして、車に小便をかける光景は珍しいものではない」と報じた。

　北京市畜牧獣医総駅の研究員によれば、北京市内で飼い犬として登録されている犬の数は2003年の13万匹から09年は80万匹まで急増しているが、03年から狂犬病で死亡する人の数も急激に増えているという。

　同研究員は、「国外でイヌを飼っている人は、自分のペットが道ばたで糞をすれば、それを拾って片付けるのが普通である一方、中国では自分のペットに自由に排泄（はいせつ）させている」と指摘、イヌを飼っている人の意識の欠如が狂犬病急増の原因の一つであるとの認識を示した。

　また、ある調査によれば、北京市内の都市化に伴い、立ち退きを行った人のうち、7割が引越しの際にペットを放棄していたことが明らかになった。同研究員は、「捨てられたイヌは野良犬になるしかない。捨てられたペットを誰がどうやって管理すべきかが課題である」と語った。（編集担当：畠山栄）