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リアルインパクトがパワーＵＰ！不良馬場で１３秒７…毎日王冠追い切り
スポーツ報知 10月7日(金)8時1分配信

　◆毎日王冠追い切り（６日）　３歳馬として初めて安田記念を勝ったリアルインパクトが６日、秋初戦の毎日王冠・Ｇ２（９日、東京・芝１８００メートル）へ向けて美浦のウッドチップコースで３頭併せの追い切りを行った。エプソムＣの勝ち馬で、同じく毎日王冠に出走する僚馬ダークシャドウには半馬身遅れたが、動きは上々。体にも成長が見られ、Ｇ１馬らしいパフォーマンスが期待できそうだ。堀厩舎からは、この２頭をはじめ、９日のＷＩＮ５の対象となる２重賞、２特別に有力馬が出走。十分なマークが必要だ。

　リアルインパクトは、リラックスした柔らかみのあるフォームで、先行する２頭を追った。ダークシャドウにサイオン（５歳１６００万）が続き、先頭から５馬身ほど後ろで、じっくり構えた。

　前日からの雨で、ウッドチップコースは不良。それでも４コーナーで反応良く最内へ入って気合をつけられると、真ん中のサイオンをあっさり置き去りにした。鞍上の追い出しに応えて最後まで力強くストライドを伸ばし、４ハロン５１秒８―３７秒２―１３秒７。外のダークには半馬身遅れたが、躍動感あふれる動きだった。

　「安田記念後は、ノーザンファームしがらき（滋賀）へ放牧に出したが、いい夏休みを過ごし、リフレッシュできた。帰厩後は調教本数を重ねてきたし、いい臨戦態勢。先週、今週と好時計をマークしており、力は出せる状態」と橋本助手。自信を持って、ＧＩ馬を秋初戦に送り込む。

　春は、ＮＨＫマイルＣ３着のあと、古馬相手の安田記念に挑んで、見事に勝利を収めた。計り知れない魅力を持つ３歳馬。夏を越し、さらにパワーアップした様子だ。「春は、いい調教時計を出していても、まだ頼りない感じがあった。馬体は１０キロ程度増えそうだが、ほとんどが成長分。帰厩後は、どっしりしていて、成長を感じる。Ｇ１ホースなので、斤量（５７キロ）は仕方ない。距離も守備範囲」

　昨年、堀厩舎は、同じく３歳のアリゼオで挑戦して、見事に勝利。相性のいいレースをステップに、秋のＧ１戦線へと羽ばたいていく。