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クイーンＳ】アマランサス光る仕上がり
デイリースポーツ - 2010/8/12 9:26

　「クイーンＳ・Ｇ３」（１５日、札幌）
　万全の仕上がりだ。夏の女王を狙うヒカルアマランサスが、札幌ダートで最終リハ。力強い動きで古豪サクラオリオンに先着を果たし、好仕上がりをアピールした。飛躍の秋へ向けて、Ｖ発進で勢いをつける。オークス以来となるアプリコットフィズ、ショウリュウムーンの３歳勢は、急ピッチながらも直前の気配は上々。出走態勢は整った。
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　今にも泣き出しそうな空模様の下、朝一番の札幌ダートにヒカルアマランサスは登場。来週の札幌記念に出走予定のサクラオリオン（８歳オープン）が調教パートナーを務めた。前でリードする古豪を射程圏に入れながら、パワフルなフォームでグングン加速。ラスト１Ｆで鞍上からゴーサインが出されるとしっかりとした末脚を繰り出し、ゴール前で０秒３先着を決めた。

　５Ｆ６５秒４‐３８秒５‐１２秒５。騎乗した川辺助手は「３角での感触が、先週とは全然違う。これぐらい動けば十分だろう」と体調アップを感じ取った様子。馬が環境にも慣れたようで「栗東にいるときのような手応え。きょうの感じなら態勢は整った」と万全の仕上がりに胸を張った。

　見届けた池江郎師も「いい調教ができました。先週、今週とビッシリやれた」と満足顔。前走後の短期放牧が効果的で、リフレッシュしただけではなく、程よい緊張感も保っている。「牧場でも緩ませずに乗っていたので、札幌入り後すぐに強い調教ができた。予定通りに来られたし、現地滞在の効果でリラックスしているのもいいね」と納得の仕上がりに口調も滑らかだ。

　来年２月に定年を迎える師にとって、夏の札幌はこれが最後。「今年は何でも“最後”がつくな」と苦笑いを浮かべたが「メジロデュレンやマックィーン、ステイゴールドらがここから出世した。レースには使わなかったが、ディープもここで調整して力をつけた。札幌には本当にお世話になった」と感謝の思いで胸がいっぱいだ。当然、素質を高く買うアマランサスに寄せる期待も同じ。００年トゥザヴィクトリー、０５年レクレドールが歩んだＶロードをなぞり、飛躍の秋へ向けて力強くはばたく。

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 08月13日 13:26

【クイーンＳ】復帰の皇成、ひと味違うゾ
デイリースポーツ - 2010/8/13 9:20

　「クイーンＳ・Ｇ３」（１５日、札幌）
　英国遠征から帰国したばかりの三浦皇成騎手（２０）＝美浦・フリー＝が、２カ月ぶりに日本の競馬に騎乗する。重賞クイーンＳはダークエンジェルと初コンビを結成。前走１０００万下を勝ったばかりで格下の身だが、状態の良さはピカイチ。海外修行の成果を見せたい三浦にとって、サマーシリーズ後半戦は真価を問われる“熱い夏”になりそうだ。
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　ひと味違う自分を見せたい。英国遠征から帰国したばかりの三浦皇成が、約２カ月ぶりに日本の競馬に復帰する。札幌開催の幕開けを告げる牝馬重賞に、ダークエンジェルとのコンビで挑む。

　ダークエンジェルは獲得賞金順で下位のため、当初は除外対象だった。しかし、回避馬が出て出走可能になり、１４頭立ての１４番目で滑り込んだ。「やっぱりうれしい。帰ってきていきなり重賞に乗せてもらえるのは、ありがたいことです。乗ったことがないので分からないところもありますが、勢いのある馬なので頑張りたいですね」。三浦はそう言うと表情を輝かせた。

　英国へは昨年に続く、自身２度目の武者修行だった。「去年以上に今年は長い期間、向こうにいました。自分で乗り馬を探して調教で乗って競馬にも乗る‐。結構たくさん乗せてもらえたし、いい経験になりましたよ」。結局、勝ち星を挙げることはできなかった（最高２着）が「自信をつけて帰ることができましたから」と胸を張る。明らかにひと回り成長した印象を受ける。

　あとはその経験を、日本の競馬で生かしたい。「イギリスで勉強したことを、しっかりと結びつけたい。開幕ダッシュを決めたいですね」。そう言うと口元を引き締めた。トップジョッキーの集う札幌開催。三浦の真価が問われる重要な夏になりそうだ。

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