IMO　競馬倶楽部　コミュの北九州記念の情報

　「北九州記念・Ｇ３」（１６日、小倉）
　３歳牝馬のレディルージュは１３日、馬なりながら好時計をマーク。日の出前の暗闇を、俊敏な脚さばきで駆け抜けた。ハンデの５０キロを生かして、重賞勝ちを狙う。
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　３歳牝馬が重賞獲りを狙う。レディルージュは小倉ダートで鮫島を背に追い切り。馬なりで４Ｆ５５秒７-４１秒２-１２秒７をマークした。ふっくらと見せる馬体が滞在効果を思わせる。予定通りの仕上げに安田師も「しまいをサッと流してもらったけど、体はできていますから」と笑顔をのぞかせた。

　小柄な牝馬ということに加え、帰省ラッシュも考慮。火曜に小倉へ移動した。「先週の土曜の輸送が１２時間。お盆のラッシュが怖かったので早めに輸送した。昨日（１２日）の晩からカイ食いも戻っているし、けさ体重を計ったら４４２キロ。４３０キロ台で競馬できると思う」。金曜、土曜は馬場で乗る予定。微調整ができるのも滞在の強みだ。

　主戦の鮫島は、水曜の栗東で他馬のケイコをつけ、その足で小倉入りした。「ちょっとイレ込んでいたのは、いつもと違う場所だから。千二百メートルだし、それぐらいでいいと思う。キャンターに行くとムキにならないし、順調ですね」と上々の手応えに納得の表情を見せる。ハンデは５０キロ。ジョッキー自身も斤量に対応するため、短期間のシェイプアップが求められたが「いつもよりも２キロ減らす感じ。ほとんど食べられない。でも、５０キロなので楽しみ」とその苦労が実ることを期待する。

　古豪のスプリンターが集うＧ３にも気後れはない。「２走前の時計が速いし、すごい切れ。どんな競馬ができるか」。指揮官がそう言って力を込めれば、主戦も「馬が成長しているし、夏もいい。千二百メートルなら」と声を弾ませる。伸びしろの大きい３歳牝馬が一気に突き抜ける。