カツヨトワイニング余裕の“マイル調教”…阪神ＪＦ追い切り
2008年12月11日（木） 8時0分 スポーツ報知
◆阪神ＪＦ追い切り（１０日） カツヨトワイニングは、ウッドチップコースでリボーン（２歳新馬）の３馬身後方から追いかけた。きびきびしていて、元気の良さが伝わってくる走り。直線は内へ入り、余裕ある脚いろで２馬身先着した。
５ハロン６７秒８−３８秒６。前走後、約２か月間隔があいたが、ここまで順調に来た。「先週、今週と長めを追い、阪神のマイル戦を想定した調教を課してきた。いい状態で行けると思う」と高橋義調教師。思惑通りの仕上がりに満足そうだ。
これまでの５戦は、すべて坂路での追い切り。短い距離で瞬発力を生かす調教が施され、未勝利（１２００メートル）、サフラン賞（１４００メートル）を連勝した。今回は初のマイル戦。スタミナ強化に重点を置いた調整だ。「阪神のマイル戦に耐えられれば…」トレーナーは希望を持って西へと送り出す。
2008年12月11日（木） 8時0分 スポーツ報知
◆阪神ＪＦ追い切り（１０日） カツヨトワイニングは、ウッドチップコースでリボーン（２歳新馬）の３馬身後方から追いかけた。きびきびしていて、元気の良さが伝わってくる走り。直線は内へ入り、余裕ある脚いろで２馬身先着した。
５ハロン６７秒８−３８秒６。前走後、約２か月間隔があいたが、ここまで順調に来た。「先週、今週と長めを追い、阪神のマイル戦を想定した調教を課してきた。いい状態で行けると思う」と高橋義調教師。思惑通りの仕上がりに満足そうだ。
これまでの５戦は、すべて坂路での追い切り。短い距離で瞬発力を生かす調教が施され、未勝利（１２００メートル）、サフラン賞（１４００メートル）を連勝した。今回は初のマイル戦。スタミナ強化に重点を置いた調整だ。「阪神のマイル戦に耐えられれば…」トレーナーは希望を持って西へと送り出す。
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ダノンベルベール“留学効果”後藤と連係ばっちり…阪神ＪＦ追い切り
2008年12月11日（木） 8時0分 スポーツ報知
◆阪神ＪＦ追い切り（１０日） 早々と栗東トレセンに乗り込んだ関東馬ダノンベルベールが１０日、脚が取られる重い坂路で絶好の動きを披露した。最後まで余裕の走りでラスト１ハロン１２秒５。“留学”の効果がはっきり見て取れた。
滞在して３週間。すっかり“テリトリー”に入れた栗東トレセンの坂路で、ダノンベルベールが文句なしのパフォーマンスを披露した。
後藤を背に、馬場の中央を一直線に駆け上がって行く。鞍上の手は首元にピタリと添えられたまま。前日の雨で重くなった馬場をものともせず、５２秒１−３７秒２−１２秒５の好時計を刻んだ。
この日、５３秒を切った馬は何頭かいたが、ラスト１ハロンで１２秒台を叩き出した馬は、わずか４頭。しかも、馬なりでマークしただけに、価値は高い。「しまいまでしっかり伸びていたし、何も問題はないね。順調に来ている。落ち着いているのもいい」。美浦から２週連続で駆けつけた国枝調教師からは、思わず笑みがこぼれた。到着したころは減っていた馬体も、今ではほとんど回復したという。
栗東滞在は、坂路や逍遙（しょうよう）馬道が充実していることから、有益とされている。過去にも何度か管理馬を連れて来た経験のあるトレーナーだが、今回は別の面での効果を狙っている。「環境を変化させることで、精神的にたくましくしようと思った。競馬場に入る時も、こっち（栗東）からの方がいいからね」
阪神競馬場の関東馬用の馬房は、すぐ横にファンが歩く通路がある。環境的に騒々しいため不評だが、栗東からの当日輸送なら、関西馬が使用する静かな馬房に入ることが可能だ。
後藤自身も栗東に滞在中。間近でパートナーの状態をチェックしている。「ずっとコミュニケーションを取れているのはいいね。適度な闘争心を保ちつつ、落ち着きもある。ここまでは、ほぼ完ぺきじゃないかな」と強気の姿勢を崩さない。“栗東留学中”の人馬が、今年初の関東馬＆関東騎手のＧ１制覇を果たす。
2008年12月11日（木） 8時0分 スポーツ報知
◆阪神ＪＦ追い切り（１０日） 早々と栗東トレセンに乗り込んだ関東馬ダノンベルベールが１０日、脚が取られる重い坂路で絶好の動きを披露した。最後まで余裕の走りでラスト１ハロン１２秒５。“留学”の効果がはっきり見て取れた。
滞在して３週間。すっかり“テリトリー”に入れた栗東トレセンの坂路で、ダノンベルベールが文句なしのパフォーマンスを披露した。
後藤を背に、馬場の中央を一直線に駆け上がって行く。鞍上の手は首元にピタリと添えられたまま。前日の雨で重くなった馬場をものともせず、５２秒１−３７秒２−１２秒５の好時計を刻んだ。
この日、５３秒を切った馬は何頭かいたが、ラスト１ハロンで１２秒台を叩き出した馬は、わずか４頭。しかも、馬なりでマークしただけに、価値は高い。「しまいまでしっかり伸びていたし、何も問題はないね。順調に来ている。落ち着いているのもいい」。美浦から２週連続で駆けつけた国枝調教師からは、思わず笑みがこぼれた。到着したころは減っていた馬体も、今ではほとんど回復したという。
栗東滞在は、坂路や逍遙（しょうよう）馬道が充実していることから、有益とされている。過去にも何度か管理馬を連れて来た経験のあるトレーナーだが、今回は別の面での効果を狙っている。「環境を変化させることで、精神的にたくましくしようと思った。競馬場に入る時も、こっち（栗東）からの方がいいからね」
阪神競馬場の関東馬用の馬房は、すぐ横にファンが歩く通路がある。環境的に騒々しいため不評だが、栗東からの当日輸送なら、関西馬が使用する静かな馬房に入ることが可能だ。
後藤自身も栗東に滞在中。間近でパートナーの状態をチェックしている。「ずっとコミュニケーションを取れているのはいいね。適度な闘争心を保ちつつ、落ち着きもある。ここまでは、ほぼ完ぺきじゃないかな」と強気の姿勢を崩さない。“栗東留学中”の人馬が、今年初の関東馬＆関東騎手のＧ１制覇を果たす。
デグラーティア“充電効果”３馬身先着…阪神ＪＦ追い切り
2008年12月11日（木） 8時0分 スポーツ報知
◆阪神ＪＦ追い切り（１０日） デビュー３連勝中のデグラーティアは、Ｄウッドチップコースでパートナーに３馬身先着。３か月ぶりの不安を一掃した。
デグラーティアは、エリモデュカス（２歳新馬）とＤウッドチップコースで併せ馬。直線入り口で手が動き出したパートナーに対し、楽な手応えのままラスト１ハロン地点を通過した。
鞍上の手綱が軽く動き始めても、首を使った柔らかなフォームは、全くぶれない。余裕を感じさせるフィニッシュで、５ハロン６６秒６−１２秒９をマーク。３馬身の先着を果たした。「ここまでは、思っている通りにきた。反応も良かったんじゃないのかな」と宮本調教師は合格点を与えた。
大きな成長を遂げて、ターフに帰って来た。デビューから無傷の３連勝で小倉２歳Ｓを制して以来、３か月ぶりの実戦。馬体のシルエットの変化に、トレーナーは目を丸くした。「胴がスッと伸びて、正方形のように見えた馬体が、長方形のようになった」筋肉を全身にバランス良くまとい、毛づやも良好。濃密な３か月の充電で、子供っぽさが抜けてきた。
３度目のＧ１挑戦となる１９歳の浜中にとって、これだけ注目を浴びるのは初めて。「どんなレースもできるし、距離もこなせるはずですからね」と目を輝かせた。Ｇ１参戦２度目の宮本調教師も、気持ちは同じだ。「大目標は桜花賞だけど、今回も楽しみの方が大きい」フレッシュなコンビが、暮れの２歳女王決定戦を熱くする。
2008年12月11日（木） 8時0分 スポーツ報知
◆阪神ＪＦ追い切り（１０日） デビュー３連勝中のデグラーティアは、Ｄウッドチップコースでパートナーに３馬身先着。３か月ぶりの不安を一掃した。
デグラーティアは、エリモデュカス（２歳新馬）とＤウッドチップコースで併せ馬。直線入り口で手が動き出したパートナーに対し、楽な手応えのままラスト１ハロン地点を通過した。
鞍上の手綱が軽く動き始めても、首を使った柔らかなフォームは、全くぶれない。余裕を感じさせるフィニッシュで、５ハロン６６秒６−１２秒９をマーク。３馬身の先着を果たした。「ここまでは、思っている通りにきた。反応も良かったんじゃないのかな」と宮本調教師は合格点を与えた。
大きな成長を遂げて、ターフに帰って来た。デビューから無傷の３連勝で小倉２歳Ｓを制して以来、３か月ぶりの実戦。馬体のシルエットの変化に、トレーナーは目を丸くした。「胴がスッと伸びて、正方形のように見えた馬体が、長方形のようになった」筋肉を全身にバランス良くまとい、毛づやも良好。濃密な３か月の充電で、子供っぽさが抜けてきた。
３度目のＧ１挑戦となる１９歳の浜中にとって、これだけ注目を浴びるのは初めて。「どんなレースもできるし、距離もこなせるはずですからね」と目を輝かせた。Ｇ１参戦２度目の宮本調教師も、気持ちは同じだ。「大目標は桜花賞だけど、今回も楽しみの方が大きい」フレッシュなコンビが、暮れの２歳女王決定戦を熱くする。
ジェルミナル古馬ＯＰ馬に先着／阪神ＪＦ
2008年12月11日（木） 9時2分 日刊スポーツ
福永騎手を背に軽快なフットワークで本馬場で追い切るジェルミナル
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
出世レースの黄菊賞をステップに臨むジェルミナル（栗東・藤原英）が、阪神ＪＦで３連勝をもくろむ。１０日の追い切りは併せ馬で１馬身先着した。２年連続勝率１位確実の藤原英厩舎。狙ったレースにはきっちり仕上げてくる。
勝率１位厩舎が送り出すジェルミナルが、芝コースで切れのある走りを見せた。前日の雨で坂路が悪化したため急きょ変更。かなり水分が含まれていたため直線はのめっていたが、併せた古馬オープンのサイボーグに先着を果たした。ラスト１ハロンで福永騎手が仕掛け、重心を沈めて加速した。５ハロン６５秒２、ラスト１ハロン１２秒７。先週の追い切りで体はほぼできている。もう速い時計は必要なかった。出走態勢は整った。ジョッキーは「１週前追い切りでしっかりとやっている。今週は反応を確かめた程度。競馬に行ってきっちりと力は出せる」と手応えを感じていた。
出世レースの黄菊賞で牡馬８頭をなで切った。２着馬と首差の接戦をものにして、勝負根性も証明した。「前走の競馬は苦しかったけど、勝ち切ったことが大きい。ただ、掛かる馬じゃないし流れに乗りやすい。３コーナーから坂を下ってカーブを曲がる京都よりも、阪神のほうが良さそう」とセンスの良さを認め、コース替わりも歓迎した。将来ある素質馬だけに、まだマックスに仕上げられたことはない。札幌の新馬戦はほとんど速い時計を出さずに３着と好走した。京都の未勝利戦は馬群から楽に抜け出す圧勝。底を見せず、大幅に良くなる余地を残している。
大目標は来春の桜花賞、そしてオークスだが、まずは１つ目の勲章を取りにいく。【高橋悟史】
2008年12月11日（木） 9時2分 日刊スポーツ
福永騎手を背に軽快なフットワークで本馬場で追い切るジェルミナル
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
出世レースの黄菊賞をステップに臨むジェルミナル（栗東・藤原英）が、阪神ＪＦで３連勝をもくろむ。１０日の追い切りは併せ馬で１馬身先着した。２年連続勝率１位確実の藤原英厩舎。狙ったレースにはきっちり仕上げてくる。
勝率１位厩舎が送り出すジェルミナルが、芝コースで切れのある走りを見せた。前日の雨で坂路が悪化したため急きょ変更。かなり水分が含まれていたため直線はのめっていたが、併せた古馬オープンのサイボーグに先着を果たした。ラスト１ハロンで福永騎手が仕掛け、重心を沈めて加速した。５ハロン６５秒２、ラスト１ハロン１２秒７。先週の追い切りで体はほぼできている。もう速い時計は必要なかった。出走態勢は整った。ジョッキーは「１週前追い切りでしっかりとやっている。今週は反応を確かめた程度。競馬に行ってきっちりと力は出せる」と手応えを感じていた。
出世レースの黄菊賞で牡馬８頭をなで切った。２着馬と首差の接戦をものにして、勝負根性も証明した。「前走の競馬は苦しかったけど、勝ち切ったことが大きい。ただ、掛かる馬じゃないし流れに乗りやすい。３コーナーから坂を下ってカーブを曲がる京都よりも、阪神のほうが良さそう」とセンスの良さを認め、コース替わりも歓迎した。将来ある素質馬だけに、まだマックスに仕上げられたことはない。札幌の新馬戦はほとんど速い時計を出さずに３着と好走した。京都の未勝利戦は馬群から楽に抜け出す圧勝。底を見せず、大幅に良くなる余地を残している。
大目標は来春の桜花賞、そしてオークスだが、まずは１つ目の勲章を取りにいく。【高橋悟史】
ワンカラット豪快な伸び見せた／阪神ＪＦ
2008年12月11日（木） 9時2分 日刊スポーツ
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
ファンタジーＳ２着のワンカラットが雪辱を期す。芝コースで豪快な伸びを披露。内ワイドロータス（２歳新馬）に楽々と１馬身半先着した。５ハロン６４秒５−１２秒０を計時。「先週いい時計が出ているので、あまりやる必要はなかったからね。使うたびに良くなって、成長して体に幅が出てきた」と藤岡健師は笑顔をみせた。
新馬戦以外は３戦とも重賞でハイレベルの相手にもまれてきた。前走はメンバー最速の３４秒３で上がった。勝ったイナズマアマリリスとの差は首。流れ次第で十分チャンスはある。
「攻め馬が動くから、デビュー前から走ると思っていた。岩田騎手も（脚が）たまればもっと切れると言っていた」とトレーナーは期待を膨らませる。４度目の重賞挑戦で一気に２歳女王を引き寄せるか。
2008年12月11日（木） 9時2分 日刊スポーツ
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
ファンタジーＳ２着のワンカラットが雪辱を期す。芝コースで豪快な伸びを披露。内ワイドロータス（２歳新馬）に楽々と１馬身半先着した。５ハロン６４秒５−１２秒０を計時。「先週いい時計が出ているので、あまりやる必要はなかったからね。使うたびに良くなって、成長して体に幅が出てきた」と藤岡健師は笑顔をみせた。
新馬戦以外は３戦とも重賞でハイレベルの相手にもまれてきた。前走はメンバー最速の３４秒３で上がった。勝ったイナズマアマリリスとの差は首。流れ次第で十分チャンスはある。
「攻め馬が動くから、デビュー前から走ると思っていた。岩田騎手も（脚が）たまればもっと切れると言っていた」とトレーナーは期待を膨らませる。４度目の重賞挑戦で一気に２歳女王を引き寄せるか。
抽選組ブエナ鋭く伸びた11秒８／阪神ＪＦ
2008年12月11日（木） 9時2分 日刊スポーツ
ＤＷコースで併せ馬に先着、軽快な動きを見せたブエナビスタ
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
開門直前に馬場を覆った白いもやをブエナビスタが切り裂いた。ＧＯサインに鋭く反応すると、兄アドマイヤオーラとそっくりのフォームで６ハロン８４秒２−ラスト３ハロン３９秒１−１１秒８。単走追いながら、前の併せ馬１組の５馬身後ろを追走して直線でパス。目標となった僚馬キタサンガイセン（牡２、新馬）に１馬身、ダディーズウォーズ（牡２、新馬）には４馬身の先着だ。「何も言うことないな。最後はフワッとしていたが無理する必要はないし、時計も上々だろう。楽に走っていた」と松田博資師は満点評価だ。
デビュー前から評判高く、初戦（３着）は先に抜け出したアンライバルドに０秒３及ばなかったが、メンバー最速の３ハロン３３秒５の鬼脚は際だった。次走の未勝利も道中インの９番手から４角で外に出すと、馬なりで１分３４秒９の楽勝。競馬をしたのは３００メートルだけだった。
「上のアドマイヤジャパンやオーラは速いところをやったあとのケアが大事だったが、この馬はそういった不安がない。カイバも食べているし、トモにも肉がついてきている」と松田師は丈夫な体質にニンマリ。
母ビワハイジは９５年にエアグルーヴから金星。兄のジャパンやオーラもクラシックで上位争いした。１勝馬のため１７分の６の抽選をくぐる必要がある。一時は男馬相手の次週中山の朝日杯ＦＳ（Ｇ１）参戦も真剣に検討した。「この馬が勝つ馬だとすれば、抽選も突破できるはず」と松田師。安藤勝騎手も「前回がアッという間。すごい脚だった」とほれ込む。出走できれば好勝負必至。母子制覇のチャンス十分だ。【中西典章】
2008年12月11日（木） 9時2分 日刊スポーツ
ＤＷコースで併せ馬に先着、軽快な動きを見せたブエナビスタ
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
開門直前に馬場を覆った白いもやをブエナビスタが切り裂いた。ＧＯサインに鋭く反応すると、兄アドマイヤオーラとそっくりのフォームで６ハロン８４秒２−ラスト３ハロン３９秒１−１１秒８。単走追いながら、前の併せ馬１組の５馬身後ろを追走して直線でパス。目標となった僚馬キタサンガイセン（牡２、新馬）に１馬身、ダディーズウォーズ（牡２、新馬）には４馬身の先着だ。「何も言うことないな。最後はフワッとしていたが無理する必要はないし、時計も上々だろう。楽に走っていた」と松田博資師は満点評価だ。
デビュー前から評判高く、初戦（３着）は先に抜け出したアンライバルドに０秒３及ばなかったが、メンバー最速の３ハロン３３秒５の鬼脚は際だった。次走の未勝利も道中インの９番手から４角で外に出すと、馬なりで１分３４秒９の楽勝。競馬をしたのは３００メートルだけだった。
「上のアドマイヤジャパンやオーラは速いところをやったあとのケアが大事だったが、この馬はそういった不安がない。カイバも食べているし、トモにも肉がついてきている」と松田師は丈夫な体質にニンマリ。
母ビワハイジは９５年にエアグルーヴから金星。兄のジャパンやオーラもクラシックで上位争いした。１勝馬のため１７分の６の抽選をくぐる必要がある。一時は男馬相手の次週中山の朝日杯ＦＳ（Ｇ１）参戦も真剣に検討した。「この馬が勝つ馬だとすれば、抽選も突破できるはず」と松田師。安藤勝騎手も「前回がアッという間。すごい脚だった」とほれ込む。出走できれば好勝負必至。母子制覇のチャンス十分だ。【中西典章】
べルベール栗東留学で力ついた／阪神ＪＦ
2008年12月11日（木） 9時2分 日刊スポーツ
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
３戦２勝のダノンベルベール（国枝）が栗東留学でグレードアップした。阪神ＪＦに向けた１０日の最終追い切りは坂路で４ハロン５２秒１、ラスト１ハロン１２秒５。パワーを要する馬場での好時計は力がついた証拠。騎乗した後藤浩輝騎手（３４）も絶賛した。栗東効果を実証してきた国枝厩舎が再び結果を出す。
開門直後の坂路コースをダノンベルベールが駆け上がる。栗東で鍛えられた前駆の筋肉がうなる。後藤がまたがる４５０キロ台の栗毛馬は、数字以上に大きく見せる。ラスト１００メートル地点。あん上は派手なアクションはせず、感触を確かめるように首を少しずつ押し出した。手綱から伝わる気配は上々。４ハロン５２秒１、ラスト１ハロン１２秒５でフィニッシュした。
「ほかの馬に乗ってみて動きと時計を比較してみたけど、やっぱりいい動きだね」と後藤。最近の坂路は時計がかかる。前日は雨も降っており、坂路を予定していた馬が急きょ芝コースなど、少しでもコンディションのいいコースに変更する例も少なくなかった。この好時計がたたき出せたのはパワーアップした証拠。一時はカイ食いが心配された時期もあったが、もうすっかり食いも戻っている。「美浦にいる時よりシャープな体ではあるが、それだけ運動量をこなしている証拠」と愛馬の力強い走りに声を弾ませた。
厩舎でも１、２を争う期待馬だ。新馬戦はメンバー最速の上がり３４秒９の末脚で快勝。続く芙蓉Ｓでは２コーナーで外にはじかれる不利を受けながら、持ち前の根性で牡馬相手に２着まできた。当時、勝ち馬に乗っていた後藤も舌を巻く。「現時点での完成度が高い。今日の感じなら時計勝負でも自信を持って乗れる」。馬と同様、騎手も先月から栗東に滞在している。この日も後藤は精力的に５頭の調教をつけた。東西の２歳のレベルを把握した上での自信だけに心強い。
国枝師は栗東留学ブームの先駆け。助手時代から栗東滞在にこだわってきた。０７年の桜花賞前に送り込んだピンクカメオは１４着に敗れたが、１カ月後のＮＨＫマイルＣで優勝を決めた。「栗東効果」でＧ１を勝ち取った。トレーナーの目標は、関西圏での頂点制覇。「思ったより動きが良かった。これまでの過程は１００に近い」。パワーアップしたアグネスタキオン産駒が、トレーナーの夢を結実させる日は近い。【和田美保】
2008年12月11日（木） 9時2分 日刊スポーツ
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
３戦２勝のダノンベルベール（国枝）が栗東留学でグレードアップした。阪神ＪＦに向けた１０日の最終追い切りは坂路で４ハロン５２秒１、ラスト１ハロン１２秒５。パワーを要する馬場での好時計は力がついた証拠。騎乗した後藤浩輝騎手（３４）も絶賛した。栗東効果を実証してきた国枝厩舎が再び結果を出す。
開門直後の坂路コースをダノンベルベールが駆け上がる。栗東で鍛えられた前駆の筋肉がうなる。後藤がまたがる４５０キロ台の栗毛馬は、数字以上に大きく見せる。ラスト１００メートル地点。あん上は派手なアクションはせず、感触を確かめるように首を少しずつ押し出した。手綱から伝わる気配は上々。４ハロン５２秒１、ラスト１ハロン１２秒５でフィニッシュした。
「ほかの馬に乗ってみて動きと時計を比較してみたけど、やっぱりいい動きだね」と後藤。最近の坂路は時計がかかる。前日は雨も降っており、坂路を予定していた馬が急きょ芝コースなど、少しでもコンディションのいいコースに変更する例も少なくなかった。この好時計がたたき出せたのはパワーアップした証拠。一時はカイ食いが心配された時期もあったが、もうすっかり食いも戻っている。「美浦にいる時よりシャープな体ではあるが、それだけ運動量をこなしている証拠」と愛馬の力強い走りに声を弾ませた。
厩舎でも１、２を争う期待馬だ。新馬戦はメンバー最速の上がり３４秒９の末脚で快勝。続く芙蓉Ｓでは２コーナーで外にはじかれる不利を受けながら、持ち前の根性で牡馬相手に２着まできた。当時、勝ち馬に乗っていた後藤も舌を巻く。「現時点での完成度が高い。今日の感じなら時計勝負でも自信を持って乗れる」。馬と同様、騎手も先月から栗東に滞在している。この日も後藤は精力的に５頭の調教をつけた。東西の２歳のレベルを把握した上での自信だけに心強い。
国枝師は栗東留学ブームの先駆け。助手時代から栗東滞在にこだわってきた。０７年の桜花賞前に送り込んだピンクカメオは１４着に敗れたが、１カ月後のＮＨＫマイルＣで優勝を決めた。「栗東効果」でＧ１を勝ち取った。トレーナーの目標は、関西圏での頂点制覇。「思ったより動きが良かった。これまでの過程は１００に近い」。パワーアップしたアグネスタキオン産駒が、トレーナーの夢を結実させる日は近い。【和田美保】
阪神ジュベナイルフィリーズの出走馬確定
2008年12月11日（木） 14時21分 netkeiba.com
14日に阪神競馬場で行われる第60回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝、GI・芝1600m)の出走馬18頭が11日、JRAより発表された。
抽選対象となっていたブエナビスタ、ミクロコスモスはともに出走可能となっている。枠順は12日午前に発表、馬券は13日より発売される。
( )内は性齢、騎手・厩舎
アディアフォーン(牝2、小牧太・橋口弘次郎)
イナズマアマリリス(牝2、吉田豊・松元茂樹)
カツヨトワイニング(牝2、江田照男・高橋義博)
コウエイハート(牝2、川田将雅・山内研二)
ジェルミナル(牝2、福永祐一・藤原英昭)
シゲルキリガミネ(牝2、秋山真一郎・小島貞博)
ショウナンカッサイ(牝2、幸英明・北出成人)
ダノンベルベール(牝2、後藤浩輝・国枝栄)
チャームポット(牝2、田中克典・南井克巳)
デグラーティア(牝2、浜中俊・宮本博)
パドブレ(牝2、松岡正海・相沢郁)
ブエナビスタ(牝2、安藤勝己・松田博資)
フキラウソング(牝2、小坂忠士・松田国英)
ミクロコスモス(牝2、鮫島良太・角居勝彦)
メイショウボナール(牝2、佐藤哲三・池添兼雄)
ルシュクル(牝2、M.デムーロ・中竹和也)
レディルージュ(牝2、角田晃一・安田隆行)
ワンカラット(牝2、岩田康誠・藤岡健一)
2008年12月11日（木） 14時21分 netkeiba.com
14日に阪神競馬場で行われる第60回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝、GI・芝1600m)の出走馬18頭が11日、JRAより発表された。
抽選対象となっていたブエナビスタ、ミクロコスモスはともに出走可能となっている。枠順は12日午前に発表、馬券は13日より発売される。
( )内は性齢、騎手・厩舎
アディアフォーン(牝2、小牧太・橋口弘次郎)
イナズマアマリリス(牝2、吉田豊・松元茂樹)
カツヨトワイニング(牝2、江田照男・高橋義博)
コウエイハート(牝2、川田将雅・山内研二)
ジェルミナル(牝2、福永祐一・藤原英昭)
シゲルキリガミネ(牝2、秋山真一郎・小島貞博)
ショウナンカッサイ(牝2、幸英明・北出成人)
ダノンベルベール(牝2、後藤浩輝・国枝栄)
チャームポット(牝2、田中克典・南井克巳)
デグラーティア(牝2、浜中俊・宮本博)
パドブレ(牝2、松岡正海・相沢郁)
ブエナビスタ(牝2、安藤勝己・松田博資)
フキラウソング(牝2、小坂忠士・松田国英)
ミクロコスモス(牝2、鮫島良太・角居勝彦)
メイショウボナール(牝2、佐藤哲三・池添兼雄)
ルシュクル(牝2、M.デムーロ・中竹和也)
レディルージュ(牝2、角田晃一・安田隆行)
ワンカラット(牝2、岩田康誠・藤岡健一)
アディア強行軍でも疲れなし／阪神ＪＦ
2008年12月12日（金） 9時44分 日刊スポーツ
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
良血アディアフォーンが豪快な走りを見せた。Ｄウッドの向正面からゆったりとスタートすると、小牧騎手との呼吸を合わせるように加速。直線いっぱいに追われるとじわじわと差を広げ、ブルーモーリシャス（２歳未勝利）に１馬身先着した。６ハロン８５秒６、ラスト１ハロン１２秒５をマークし、最終調整を終えた。中１週に続き中２週と２歳牝馬にしては強行軍だが、びっしりと気合をつけられた。小牧は「追ってからすぐに反応するタイプではないが、疲れはないね。カリカリする面もなくいい雰囲気。どんな競馬もできるし楽しみだね」と笑顔を見せた。ファンタジーＳは首＋鼻差の３着、前走５００万を牡馬相手に勝利。大舞台に強い血が花開くか。
2008年12月12日（金） 9時44分 日刊スポーツ
＜阪神ＪＦ：追い切り＞
良血アディアフォーンが豪快な走りを見せた。Ｄウッドの向正面からゆったりとスタートすると、小牧騎手との呼吸を合わせるように加速。直線いっぱいに追われるとじわじわと差を広げ、ブルーモーリシャス（２歳未勝利）に１馬身先着した。６ハロン８５秒６、ラスト１ハロン１２秒５をマークし、最終調整を終えた。中１週に続き中２週と２歳牝馬にしては強行軍だが、びっしりと気合をつけられた。小牧は「追ってからすぐに反応するタイプではないが、疲れはないね。カリカリする面もなくいい雰囲気。どんな競馬もできるし楽しみだね」と笑顔を見せた。ファンタジーＳは首＋鼻差の３着、前走５００万を牡馬相手に勝利。大舞台に強い血が花開くか。
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