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IMO 競馬倶楽部 コミュの桜花賞の情報

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【トールポッピー】情報

トールポピー大舞台で咲く「相手が強いほどいい」…4・13桜花賞
2008年4月8日(火) 8時1分 スポーツ報知

 昨年の2歳女王トールポピーが、17頭の挑戦を受けて立つ。前哨戦のチューリップ賞(2着)は鼻差で落としたが、負けて強しの内容だった。本番に向けて肉体、精神とも成長しており、華麗に舞って見せそうだ。

 決戦の時が近いことを、敏感に察知しているのだろうか。7日の栗東トレセンは全休日だったが、トールポピーはすでに“戦闘モード”へ入っていた。

 「馬がピリピリしてきましたね。レースが近づくとカイバを食べなくなってくるんですけど、すでに少なくなっています。女の子っぽいところがあるんですよ」そう話す前川助手に笑顔が浮かぶのは、順調さの証しだ。

 前哨戦のチューリップ賞を叩いてから本番へ−。すべてが予定通りに進んだ2歳女王は、盤石の態勢で大舞台へとたどり着いた。

 不安材料として、陣営が口をそろえるのは「ソラを使う」(気を抜くの意)という点だ。昨年の黄菊賞では、一度抜け出しながら、ゴール前で外から強襲されて2着に敗れている。

 ただ、それがG1になると話は違ってくる。実績を積み重ねてきた強敵たちが、MAXの仕上げを施してくる最高峰の戦い。気を抜く暇もない紙一重の接戦が、新たな能力を引き出す可能性は十分にある。「だから、相手が強い方がいいし、大きいレースの方が、この馬にとっていい競馬ができるかな」と期待を膨らませる。

 馬体面の成長も大きい。昨年末から放牧に出された宮城・山元トレセンでは、トモ(後肢)などにショックウェーヴ療法を行ってきた。それまで緩かったトモは柔らかみを増し、さらにバネの利いた走りを生んだ。「当たりの柔らかい謙一(池添)もこの馬に合ってるし、結果は出ると思う」と前川助手は言った。

 進化を続ける肉体、そして強敵相手だからこそ光りを放つ高い能力。この2つがしっかり重なれば、頂点の座は現実のものとなる。

 ◆最優秀2歳牝馬と桜花賞 別表が示す通り、過去10年でテイエムオーシャン(01年)の1勝のみ。それ以前では、57年ミスオンワード、59年キヨタケ、75年テスコガビー、76年テイタニヤ、86年メジロラモーヌ、92年ニシノフラワーが勝っている。

 ◆兄の無念を… 全兄のフサイチホウオーは、昨年4戦4勝の成績を引っさげて春のクラシックに臨んだが、皐月賞〈3〉着(2番人気)、ダービー〈7〉着(1番人気)とも敗退。秋の菊花賞も〈8〉着(5番人気)に終わった。

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【ポルトフィーノ】情報

ポルト陣営「スピード日本一」/桜花賞
2008年4月8日(火) 9時1分 日刊スポーツ

<桜花賞>
 ポルトフィーノは7日、馬房内でゆっくりとカイバをほおばった。アーリントンCで控える競馬を試みて惨敗したが、精神的なダメージはない様子。
 前川助手は「攻め馬では折り合いがついている。それを競馬でできれば。スピードは日本一」と胸を張った。
【そーマジック】情報

3連勝中ソーマジック 大一番でV決める!
2008年4月8日(火) 10時42分 デイリースポーツ

 「桜花賞・G1」(13日、阪神)
 重賞2勝馬が1頭もいない今年の桜花賞。混戦ムードが漂う中で、3連勝中と波に乗っているソーマジックに注目だ。重賞勝ちこそないが、芝では2戦2勝。桜花賞の権利を獲ったアネモネSは、3コーナーから早めのスパートで、直線外から豪快な差し切った。まだ底を見せていない関東の刺客が、桜の舞台で大輪の花を咲かせる。
  ◇  ◇
 すべてが順調にきている。3日に行われたソーマジックの1週前追い切りは、美浦ポリトラックで併せて追走先着。5F66秒3-37秒6-11秒7をマークした。田村師は「状態面は文句ないね。心配なところはないし、何のトラブルもなくきている」。あとは今週、いつものように坂路で追い切れば万全。G1奪取へ向け、歯車はがっちりかみ合っている。

 3走目の未勝利戦からここまで3連勝。特にここ2戦の内容はとても優秀だ。春菜賞は直線でスムーズさを欠きながらも、ラスト1Fで立て直して完勝。アネモネSも3コーナーからのロングスパートであっさり差し切った。器用さと豪快さを兼ね備えている。指揮官も「前々走は詰まって駄目かと思ったが勝ってくれたし、前走も苦しい位置から差してくれた」と声を弾ませる。レースごとに見せる新たな一面。まだ底を感じさせない奥深さがある。

 初めての長距離輸送での競馬になるが、トレーナーに不安の色はない。「厩舎の解散で周りが工事をしていても、平然としていたからね。気性の激しいところはあるが、とにかくスイッチの切り替えが上手。これは教えられるものではないし才能だね」と笑顔を見せる。環境の変化に動じない精神力の強さがある。気にする必要はない。

 「瞬発力がありながらも、長くいい脚を使える。最大の武器だね」。そう語る師の表情は、自信に満ちあふれている。3連勝の原動力となった鋭い末脚で、夢の扉をこじあける。
【エアパスカル】情報

パスカル小柄でも“骨がある”/桜花賞
2008年4月9日(水) 7時3分 スポーツニッポン

 【美浦黄門の馬体診断】トライアル好走組の中では、チューリップ賞勝ちのエアパスカルがなかなかの好印象です。前走時で418キロとかなり小柄なタイプですが、骨格のバランスがいいためか、こぢんまりとした印象は全くない。筋肉も必要なところにしっかりついており、毛ヅヤと肌の張りの良さも目立ちます。チューリップ賞は超スローペースを早め先頭から押し切った競馬。やや展開に恵まれた印象はありますが、その後も体調は高いレベルで安定していると断言していい。レース運びが上手なのは混戦では大きな武器。今回も軽視は禁物でしょう。
【ポルトフィーノ】

黄門 ポルトの胸にときめいた!!/桜花賞
2008年4月9日(水) 7時3分 スポーツニッポン

Photo
ポルトフィーノは前後肢とも柔らかそうな筋肉で覆われており、特に胸前の盛り上がりは迫力満点
 08年クラシックの開幕「第68回桜花賞」の馬体診断で“美浦黄門”こと境勝太郎元調教師は、前走・アーリントンCで8着に沈んだ良血ポルトフィーノを48点でトップに評価した。G1にしては小粒な体つきの馬が目立つ中、迫力満点の馬体で大物感十分と絶賛。大敗明けの一戦でも能力的には十分巻き返しは可能と強力にプッシュした。

 数あるG1レースの中でも、華やかさという点では一番と思える桜花賞。その年の最初に行われるクラシックという理由だけではありません。今年は桜の開花は例年より早かったようですが、競馬関係者にとっては、桜花賞こそが春の訪れを伝える“風物詩”なのです。

 もちろん、牝馬にとって「桜花賞馬」というタイトルは絶大な価値があります。そのため、毎年このレースに照準を合わせた素質馬がズラリ勢ぞろいして、非常にハイレベルな戦いになりやすい。ただ、今年は正直少し小粒なメンバーだなと思います。前哨戦で好走して人気を集めそうな馬たちも、馬体を見る限りは一様に線が細くて迫力不足に映る。その中で、堂々とした立ち姿で、筋肉のつき方が素晴らしいポルトフィーノだけが際立って良く見えました。

 前後肢とも柔らかそうな筋肉で覆われており、特に胸前の盛り上がりは迫力満点。丸みを帯びた美しいシルエットをしており、骨格のバランスも文句なし。毛ヅヤの良さや肌の張りも群を抜いている。能力の高さと体調の良さがストレートに伝わってくる馬体です。

 母は天皇賞馬エアグルーヴ、血統的にも大きな注目を集めている馬。前走のアーリントンCはまともに折り合いを欠いて8着。気性的な若さを残しており、ここで堂々の主役というわけにはいかないでしょう。ただ、今年のメンバーでまともに力を発揮できれば…と思わせるのも確か。この馬体を見ると、前途は洋々だと思います。(スポニチ本紙専属評論家 JRA元調教師 境勝太郎)
【マイネレーツェル】情報

“お転婆娘”に青森産馬44年ぶりV期待…13日・桜花賞
2008年4月9日(水) 8時1分 スポーツ報知

 マイネレーツェルが優勝すれば、44年ぶりに青森産の桜花賞馬が誕生する。「何とか勝って、青森に勇気を与えて欲しいです。最近は、周りもどんどん(競走馬の)生産をやめてる現状ですから」と生産者の佐々木牧場・佐々木秀一さん(57)。JRA重賞を初めて運んでくれた孝行娘の新たな夢へ向け、熱い思いを寄せる。

 手を焼いた記憶ばかりが頭に思い浮かぶ。それほどの“やんちゃ娘”だったという。強烈な印象として残るのは、離乳時の出来事だ。母に会いたい気持ちからか、地上2メートルほどにある小さなサッシに脚をかけ、馬房を飛び越えて外に出ようと何度も試みたのだ。「何するか分かんねえ馬でしたね」と苦笑いで振り返る。

 創業は1895年の老舗だが、馬産に力を入れたのは佐々木さんが高校を卒業してからだった。父の金初(かねはつ)さん(85)と山を切り開くなど、5年近い土台作りから始めて約40年。クラシックという舞台へ初めて導いてくれたのがマイネレーツェルだ。

 「前走後は周りも盛り上がってくれて、うれしかった。今度も楽しみにしています」様々な思いを胸に、佐々木さんは阪神競馬場へと向かう。
【トールポピー】情報

2歳女王トールポピー 満開の時がきた!
2008年4月8日(火) 10時42分 デイリースポーツ

 「桜花賞・G1」(13日、阪神)
 2歳女王が桜の栄冠もつかみ取る。阪神JFのG1勝ちから4カ月。トールポピーが心身ともに成長した姿で頂点を目指す。1週前追い切りは反応良く抜け出し、好調ぶりをアピール。その後も順調な調整で、万全の態勢で臨めそうだ。
  ◇  ◇
 すべてが青写真通りにきた。1週前追い切りは栗東CWで3頭併せ。トールポピーは、その真ん中から反応よく抜け出した。日曜には坂路で4F58秒9-14秒3と軽快なピッチを刻み、万全の態勢で桜花賞を迎える。「トモに力がついてきたし、今は馬房でもおとなしい。女の子っぽい女の子で、カイバはもともとそんなに食べない方だけど、元気いっぱいですよ」。前川助手は思わず表情を緩ませる。

 兄はデビューから4連勝でクラシックの舞台へと駆け上がったフサイチホウオー。そんな血統背景から期待を一身に浴びた妹は、デビュー4戦目で兄がまだつかんでいないG1を手にした。ソラを使う若い気性やしっかりとしていないトモ。未完成な状態ながら、追えば追うだけ伸びる自慢の末脚で大外からVゴールを決めた。素質だけでタイトルを手にしたシンデレラ。クラシックを前に、自信をより深めた瞬間だった。

 放牧明けのチューリップ賞はスローペースが響き2着に敗れた。それでも、本番を前に大きな収穫を得た。「先行して、内へ入れて馬込みで競馬して、やりたいことを全部やれたレース。鞍上も“ちゃんと追ったのは2Fだけ”って言ってましたからね」。前川助手は “負けて強し”の内容に納得の表情を見せる。

 「スピードに乗ってからがすごいな、と。柔らかくてバネがある。ホント、乗っていて気持ちがいいんです」。仕上げ人はファーストコンタクトで素質の高さを見抜いた。「折り合いが付いてタメが利くし、長い脚はいくらでも使える」。確実に前を捕らえ、後ろの馬にはかわされないという自負がある。ただ、抜け出してソラを使う面だけがウイークポイント。「ソラを使うから相手が強い方がいい。大レースの方が向いている」と決戦の舞台を心待ちにする。

 桜の咲き誇る仁川が舞台。昨年はまだ蕾(つぼみ)だったヒロイン。いよいよ満開へのカウントダウンが始まった。
【エアパスカル】情報

パスカル放牧で馬体20キロ増/桜花賞
2008年4月9日(水) 9時0分 日刊スポーツ

<桜花賞>
 チューリップ賞の勝ち馬エアパスカルは短期放牧から2日に戻ってきた。馬体を20キロ近く増やしての帰厩となるが、前走が418キロという小柄な牝馬だけに、これは歓迎材料。吉村助手も「コンスタントに使ってきた馬で大きな上積みはどうかだが、少なくとも前走より落ちてはいない。自在性のある競馬ができるし、楽しみ」と好感触だ。
【ブラックエンブレム】情報

本番で光る!桜のエンブレム
2008年4月9日(水) 10時55分 デイリースポーツ

 「桜花賞・G1」(13日、阪神)
 2頭のウォーエンブレム産駒が桜冠獲りをもくろんでいる。関東馬ブラックエンブレムは平常心でレースへと挑むため、早めに栗東へ入厩。下準備は整った。エアパスカルは本番と同舞台のトライアルで2歳女王を撃破。父は牝馬へ興味をほとんど示さず、07年以降は種付けを行っていないが、今年の3歳世代からは3頭の重賞勝ち馬が出現。奇跡の血が大舞台で騒ぐ。
  ◇  ◇
 決戦の1週前に西へ乗り込んだブラックエンブレムはその効果がてきめん。静かにG1獲りの日を待つ。

 4日に栗東の出張馬房に入厩した。「環境に慣れて、カイバも食べている。もう少し時間がかかると思ったけどね」とその強心臓ぶりに鈴木助手が驚きの表情を見せる。4日目を迎えたこの日は逍遥馬道から角馬場へ。そしてBコースでハッキング程度のキャンターを行った。「気持ちが抜けていい感じだった。日曜に角馬場へ入れたときは少し力んでいたけど、きょうは美浦にいるときと変わらない雰囲気。これならいいと感じた」。背中越しの感触がよほど良かったのだろう。満足げな表情を見せた。

 関東馬は通常ならレース前日に阪神競馬場へ入厩する。ただ、繊細な3歳牝馬のこと。これまでも多くの馬が輸送の影響で力を出せなかった。異例の栗東入厩はメンタル面を考えてのものだ。小島茂師は「最善の方法と考えている。いい結果を出してほしいね」と力を込める。
 余計なストレスを与えず、テンションを上げないよう。その1点に尽力。栗東で速い時計を出す予定はない。「体を見てもらえれば分かると思います。量だけは十分にやっているから、追い切りはいらない」と仕上げに胸を張った。

 栗東滞在の効果は早くも現れている。「逍遥馬道の斜度のアップダウンには驚きました。“これはいい運動になるな”って。美浦は人工的で距離も短い。いい汗をかいたし、いい意味で緊張感が出てきた」。ウォーエンブレム産駒らしい品のある馬体に、ピンと張りつめたものが出てきた。いつレースがあってもいい。出走態勢は整った。
 2連勝中の勢いそのままに頂点獲りを狙う。重賞の前走はハナに立つと、数字以上に厳しい展開をしのいだ。松岡も手応えを感じている。「関東馬では一番強いんじゃないかな。前走は馬の後ろでフワッとさせたかったけど…。満足のいく内容ではなかった。それで勝つぐらいだから、非常に楽しみ」。近年の桜花賞では02年に関東馬ブルーリッジリバーが栗東に滞在して2着と健闘。今年は滞在効果抜群のブラックエンブレムが、桜のヒロインへと駆け上がる。
【エアパスカル】情報

パスカル Vの原理…芝では連対外さず
2008年4月9日(水) 10時55分 デイリースポーツ

 「桜花賞・G1」(13日、阪神)
 2頭のウォーエンブレム産駒が桜冠獲りをもくろんでいる。関東馬ブラックエンブレムは平常心でレースへと挑むため、早めに栗東へ入厩。下準備は整った。エアパスカルは本番と同舞台のトライアルで2歳女王を撃破。父は牝馬へ興味をほとんど示さず、07年以降は種付けを行っていないが、今年の3歳世代からは3頭の重賞勝ち馬が出現。奇跡の血が大舞台で騒ぐ。
  ◇  ◇
 Gウイナーの猛追をしのいで、エアパスカルはトライアルを制した。過去6戦で連対を外したのは、ダート変更となった2走前しかない。芝ではパーフェクト連対を誇る堅実ぶり。本番と同じ舞台で重賞初制覇を決め、胸を張って頂上決戦に駒を進めてきた。

 前走後は短期放牧に出され、2日に帰還。4日の栗東坂路で4F51秒9-37秒8-12秒9をマークした。「馬なりで、最後は気を抜かないように気合をつけた程度。前走から20キロくらい増えて帰ってきた。いい具合で調整できています」。吉村助手の表情は明るい。

 前走は先手を取って勝利をつかんだ。ただ、逃げる競馬にこだわるつもりはない。「トールポピーやオディールを倒したわけですから、楽しみを持って送り出せますね」。チューリップで膨らんだウォーエンブレム産駒の夢のつぼみ。桜で花開くときを待っている。
【マイネレーツェル】情報

マイネレーツェル雑草娘が再び一発!…13日・桜花賞
2008年4月9日(水) 8時1分 スポーツ報知

 極端に脚質の違うトライアル重賞の覇者も、華のクラシックに手をかけた。報知杯フィリーズレビューを強烈な差し脚で制したマイネレーツェルが勝てば、カネケヤキ以来44年ぶりの青森産馬Vの記録的価値まで付いてくる。一方、チューリップ賞でトールポピーを相手に逃げ切ったエアパスカルも後に引けない。

 手応えを感じているからこそ、マイネルレーツェルを送り込む五十嵐調教師からは、何度も同じ言葉が口を突いた。「今年は、どの馬にもチャンスはあると思うからね」

 表情は終始明るい。前走のトライアル・報知杯FRを鮮やかな末脚で差し切った。はまった印象が強いせいか、今回も評価はあまり高くないが、侮ってはいけない存在だ。

 オープンに入ってからの3戦は〈3〉〈6〉〈4〉着ながら、勝ち馬から最も離されたエルフィンSでも0秒6差しかない。「大負けはしてないし、チョイ足らずなだけだった」と振り返る。特に今年に入ってからの2戦は、早めの競馬で、本来の姿を見失いかけていた。

 そこで迎えたトライアル。3着までに優先出走権が与えられることが、気持ちに余裕を生んだ。「勝ちにいけば、違っていたかもしれない」まず権利取りを標的に直線勝負に賭けた。極限まで脚をため込んだ結果、大外から弾けるように伸びたのだ。“自分の型”が出来上がった瞬間だった。

 1歳時に200万円で落札された青森産馬。前走時の馬体重は396キロと小柄だ。勝てば、72年のアチーブスター(412キロ)を抜いて、史上最軽量の桜花賞馬が誕生する。

 華やかな要素は少ないが、地道に築き上げた力は怖い。新コンビとなる豪腕・内田に導かれた“雑草派”が、再び激走を見せる可能性は十分にある。
【トールポピー】追い切り

トールポピー古馬OPに先着…桜花賞追い切り
2008年4月10日(木) 8時2分 スポーツ報知

 ◆桜花賞追い切り(9日) 両サイドからのプレッシャーにひるむ様子はない。内からインセンティブガイ(7歳オープン)、外からトーセンキャプテン(4歳オープン)の古馬2騎に挟まれたわずかな空間。2歳女王のトールポピーは臆することなく、馬なりで割って出てきた。

 抜け出してからも、課題のソラを使う(気を抜く)癖は出さない。柔軟なフォームでグイグイ脚を伸ばすと、最後までベテラン勢とわたり合い、半馬身先着でゴール。Cウッドチップコース5ハロン68秒7。時計を要す馬場だが、ラスト1ハロンも12秒9でまとめた。

 この時期の牝馬が古馬オープンクラスと併せ馬する自体、能力の高い証拠。「今日は時計を気にせず、感触を確かめる程度。僕が乗るとテンションが上がってしまうけど、いい気合乗りだった。リズムも良かったし、折り合っていた」と池添は内容に満足していた。

 前走のチューリップ賞は2着に敗れたが、本番に向けて収穫もあった。「内枠から馬込みでどう対応してくれるか試したかった。それを確認できただけでも、いいトライアルになったと思う」と手応えを得ていた。

 まだ上積みは見込める。脚元の負担を軽減するために、デビューからずっとグリップが利きにくい平らな蹄鉄を使用してきた。「本番までは角居調教師から使わないでくれと言われている」西内装蹄師は、初めて規定内の2ミリの“スパイク”をつけた勝負鉄で挑むからだ。

 02年に13番人気のアローキャリーを勝者に仕立てた池添にとって、当時とはプレッシャーも違う。「今回は2歳女王の立場。ただ、どういう馬か分かっているので安心感はある」。ジョッキーには、世代トップの座を守る自信が見え隠れしていた
後藤納得ソーマジック伸びた/桜花賞
2008年4月10日(木) 8時49分 日刊スポーツ
【ソーマジック】追い切り

<桜花賞:追い切り>
 アネモネSで3連勝を決めたソーマジックが万全の態勢を整えた。1週前にポリトラックで併せ馬を消化しており、最終追い切りは坂路で単走追い。馬の行く気にまかせたが、フットワークの切れは増している。4ハロン51秒8、ラスト1ハロン12秒0。大一番へ非の打ちどころのない仕上がりだ。田村師は「先週でできているので、今週は坂路で整える程度で十分。競馬に行ってからと、それ以外のメリハリが利いている。しまいは確実に切れる脚を使えるから」と、手応えを感じている。

 アネモネSはやや重だったが、外から豪快な決め手を発揮。後藤騎手は「馬場を気にしながら、いい伸びを見せてくれた」と素質を評価した。ダート1200メートルで初勝利を挙げ、芝1400メートル、芝1600メートルと1段ずつステップアップしてきた。多彩なレースを経験したことで、どんな流れにも対応できる。「普通の牝馬でするような心配はしていない。3連勝をもっと伸ばせるように頑張りたい」と後藤。関東馬のトップを担う1頭として、堂々と阪神へ乗り込む。
桜花賞の枠順でです。

1-1 デヴェロッペ(牝3、吉田豊・松山将樹)
1-2 エーソングフォー(牝3、四位洋文・森秀行)
2-3 エイムアットビップ(牝3、福永祐一・矢作芳人)
2-4 マイネレーツェル(牝3、内田博幸・五十嵐忠男)
3-5 オディール(牝3、安藤勝己・橋口弘次郎)
3-6 マダムルコント(牝3、角田晃一・武市康男)
4-7 ポルトフィーノ(牝3、武豊・角居勝彦)
4-8 ハートオブクィーン(牝3、幸英明・水野貴広)
5-9 リトルアマポーラ(牝3、武幸四郎・長浜博之)
5-10 トールポピー(牝3、池添謙一・角居勝彦)
6-11 エアパスカル(牝3、藤岡佑介・池江泰寿)
6-12 ベストオブミー(牝3、岩田康誠・鮫島一歩)
7-13 ソーマジック(牝3、後藤浩輝・田村康仁)
7-14 ルルパンブルー(牝3、吉田隼人・坂本勝美)
7-15 レジネッタ(牝3、小牧太・浅見秀一)
8-16 ブラックエンブレム(牝3、松岡正海・小島茂之)
8-17 シャランジュ(牝3、村田一誠・本間忍)
8-18 エフティマイア(牝3、蛯名正義・鹿戸雄一)
【リトルアマポーラ】追い切り

アマポーラ馬体回復でハード調整/桜花賞
2008年4月11日(金) 9時15分 日刊スポーツ

Photo
4コーナーでスピードに乗るリトルアマポーラ
<桜花賞:追い切り>
 リトルアマポーラ(栗東・長浜)は今週も攻めの姿勢を貫いた。Dウッドでの単走追い。最初の1ハロンだけゆったり入ったが、2ハロン目からいきなり13秒台にピッチを上げた。不良馬場のチップを力強く蹴り上げて直線へ。半ばで肩ムチが入ると、しっぽをピンッと上げたまま走るいつもの癖を出しながら、最後まで真っすぐに伸びた。ラスト1ハロンは12秒2をマーク。影山助手が「半マイルから飛ばして行けという指示。単走としてはまずまず」と好感触を得れば、長浜師も「90点はつけられる」と上機嫌だった。
 前走クイーンCは快勝したが、追い切り前後にカイ食いが悪くなりマイナス12キロでの出走。馬体が戻るか注目されたが、2週連続でいっぱいを追われたのを見れば心配無用だ。1週前追い切りでは、6日の阪神1000万特別を勝った古馬タニノディキディキと併せて先着。以前は未勝利馬と併せても遅れることのあった馬が、調教でも抜群に動くようになった。影山助手は「470キロまでは戻ってないけど、気にしすぎないでこの中間も攻めた。歩様が硬くて半信半疑の面もあった前走より、今回の方がいいのは間違いない」と自信を深める。
 3戦目に牡馬相手の京成杯に出走したように、もともと期待の大きな馬。高松宮記念をファイングレインが勝ったことに加え、枠は90年の桜花賞馬アグネスフローラと同じ9番に入るなど、見えない追い風も吹いた。好調・長浜厩舎から、またG1ウイナーが生まれそうなムードが漂う。【高木一成】
【オディール】追い切り

オディール闘魂点火!好仕上がりアピール
2008年4月11日(金) 10時48分 デイリースポーツ

 「桜花賞・G1」(13日、阪神)
 枠順が10日に確定。ムードが高まってきた。チューリップ賞3着のオディールは栗東坂路で併せ馬。きっちりと先着して好仕上がりをアピールした。直前は4F57秒5とオーバーワークを避けたが、気合を内に秘めて力強く登坂。はじけそうな雰囲気を醸し出している。
  ◇  ◇
 本番で放たれる矢。その弓のつるは既にピンと張ってある。的を打ち抜きたい気持ちをグッとこらえ、オディールが栗東坂路を駆け上がった。僚馬ブライティアダンス(3歳未勝利)を前に置き、最初の1Fを16秒3で通過。やれば時計は出るタイプだが、ここで放つわけにはいかない。はやる気持ちをグッと抑えて、黙々とゴールへ突き進む。4F57秒5-41秒2-13秒2。直前はソフトにフィニッシュラインを越えた。

 馬なりのまま、僚馬に1馬身先着。手綱を取った鎌田助手は「“前の馬を抜かさないで”との指示だったが、ターボがついているから抑えられなかった」と苦笑い。はち切れんばかりの今の気配を表現した。1週前には主戦の安藤勝が騎乗し、栗東坂路で4F52秒1を計時。実質的な追い切りは既に済ませており、直前軽めは予定通りだ。ひと叩きして動き、馬体ともに順当に良化している。最後は「申し分ない」と締めた。

 前哨戦のチューリップ賞は発馬での後手もあり、これまでになかった後方からの競馬。だが“しぶとさ”が身上と思われていたオディールが、強烈な末脚を繰り出し、鼻差の3着まで猛追した。橋口師は「あと1歩あったら、きれいにかわしていた。差し切っていたら、ウチのが(桜花賞で)1番人気になっていたのでは。内容的には1番強かったと思う」と振り返った。前走でつかんだ収穫。指揮官は戴冠への確かな手応えを感じ取っている。

 主戦の安藤勝も力が入っている。勝てば、史上初となる桜花賞3連覇の偉業。「前走でレースの幅が広がった。上積みはあると思うからね」。近2年は1番人気のアドマイヤキッス、ウオッカを抑えて、6、3番人気のパートナーをVへと導いてみせた。名手の絶妙なコントロールで、芦毛の矢がゴールへ突き刺さる。

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