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FOMALHAUTコミュの新曲情報

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新曲紹介トピです。
2ndアルバムも待ち遠しいですね!

コメント(16)

とりあえず今までのもの

↓こちらです
http://sound.jp/fomalhaut_web/newsong.html
なんと竜さんから直々にご紹介いただきました!


「微熱中年」

犬はかけずり 野良わけて
土にかぎだす むぐらもち

ただ晴れてた日の 荷台からの空
箪笥も布団もなしに たどりつく

ギターもここでは いらないさ
蔬菜(そさい) 里芋 とんがらし

ただ時雨すぎて 林はかがやく
熱のあいまに 逃げてゆく犬よ 


曲はこちら↓
http://naked-kimus.cocolog-nifty.com/blog/files/new20070414_16bit.mp3
紹介した途端に、さらにもう1曲完成の知らせが!
原案はイエーツ。ロケットスタート記念日につき、さらに1曲完成とのこと。
ファンには嬉しい限りです!


「煉獄やかた」

丘の上には 焼けただれた館が建っていて
見下ろしてる あの日の悪漢と
逃げおおせた息子の ゆくえ
どこで 生きのびてるか

呑んだくれは 身代呑みつぶし
トネリコやらリンゴも 倒して
薔薇の庭は 荒れ地に変わり果て
伯爵も将軍も寄らぬ ともに愛した家に

 お嬢さんは馬丁と恋に落ち
 館の荒れるのも上の空
 今では屋根のあったあたりからは
 ほうき星のぞく 楕円くり返す日々

逃げおおせた息子 どこ行った
旅から旅への大道芸の 親方におさまって髭の奥
あやまち悔い つぶやき暮らす
わしのナイフは 胸さ

やがての日 わしも妻をもち
せがれさえ育てるたぁ突飛だが!
くり返すさ 悪魔もみそなわせ
てて親殺しの行く末を 所詮さだめの道

 旅路がそのまま煉獄なのさ


曲はこちら↓
http://fomalhaut-data2.hp.infoseek.co.jp/mp3/new20051115.mp3
なんだかものスゴイ勢いで新曲が出来てます(^-^;;
2年の歳月を経て、ついに完成とのこと!



「憑依文字」

うさぎ舞う 波のいただきこえ 舟は
かのとき かの島に 着いたの

×

時のひだ いくえ
さざ波とも みえた
鉄塔かたむいた 小島よ
横須賀の 早瀬よ

砲台の命 はかなくて
地震(なゐ)の怒りうけ 沈めば
フナムシばかり這う 廃墟と
ひとに 思われても

やあ、さにあらず――

×

彫り師の手 かつて 塔の根元うがち
祈りと呪いの 文字 刻む

時はゆき 波は 島影さえくずす
されど文字は息づく しぶき越え

書き手の思いすらも――


曲はこちら↓
http://fomalhaut-data8.hp.infoseek.co.jp/mp3/new20050121.mp3
2チャンネラーでなくでも
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
ですよ。

酒井さんのmixiにこの前できたばかりの微熱中年プライベート録音激レア版がUPされてます!


▼「微熱中年」(初リハ) 音質:C+
 http://naked-kimus.cocolog-nifty.com/blog/files/20070419binetsu.mp3


やっぱりつくづくかえすがえすも、あかねさんの歌は心に沁みるなぁ。
酒井さんコメント
「イラストレーターでありWEBアニメーション作家の友人maruproduction制作のウェブアニメ「吉野の姫」の主題歌用に、映像を一切見る前に作った曲」

ということで、

竜さんコメント
「以前作ったアニメ主題歌のボツ稿に、思い出したようにつけました」

ということで、

私も個人的に非常に思い入れのある曲です(^-^;;
新橋の沖縄料理屋から始まったのです。
ちなみにこの曲がFOMALHAUTの通算171曲目とのことです!



「お正油の姫」




めをとじてみれば
あの正油の姫様が
たすきがけで
こぶたにのり
粉の袋かついで

貧乏人のだいどこ
お金持ちのとこのまも
わけへだてなくおとなうよ
粉こねてかえるよ

 お正油でタレつくって
 ぶたのあぶらたして
 ごはんとかにかければ
 ほらね アジアが香る

かお・ぱっと なし・ごれん
あどぼ たきこみ・ごはん
すく・がらす はぎ・ぼだし
めんだー でご・じる めはり

まじまいは てきとうで ええかげん
にっき・にゃっき・ぬっきよ

おなべ たたいて歌おう ほらね
アジアが香る



曲はこちら↓
http://fomalhaut-data5.hp.infoseek.co.jp/mp3/yoshino20050211.mp3
>かねりさん

いえいえ。
いつもココロ揺さぶられておりますよー。
これからも素敵な歌を。
応援しています!
「赤い空」



はしごを たてかけ
やねのへり ふみこえ
夕やけの やまなみ ながめた

にしぞら はるかな
すじぐもの かなたを
ひかるもの すらりと よこぎる

 いかだは 宇宙に
 はなたれて めぐります

 ときながれて 死にはてても
 かがやき のこるね

ねず鳴き かすかに
まくらに ひびくころ
燃えさかる 夕暮れを
夢みている きみ



曲はこちら↓
http://fomalhaut-data6.hp.infoseek.co.jp/mp3/AsYouLikeIt20050214.mp3
実は竜さんからご連絡をいただいていたのですが、紹介が遅れてしまいました〜。
すみません!

酒井さんが運転しながら作曲中だそうです(^-^;;
「プログレッシブ・シチリアーナになります」とのこと。

しかし、セリフ!!!!
すごい!!!!



『群馬』



(セリフ)
弁官符す。上野の国、片岡の郡、緑野(みどの)の郡、甘良(から)の郡あわせて三郡のうち、三百戸を郡となし、羊に給いて多胡(たご)の郡となせ。


羊よ
田に苗を植えるがごとくに
おまえをこの野に放とう
火の山のふもと 田畑(でんぱた)なき野に

高麗(こま)のかみの
猛る馬の背でみた夢に
思いは馳せゆくだろう
火の山のふもと 軽石うかぶ野に

利根・浅間なる名をこそ
遺して狩人は北に去った
羊よ この野に殖えよ 地に充ちよ

だがいつか羊よ
夢の馬はおまえをふり落とすか
それでも 行く末をのぞみて 気高く飢えよ



            (711年3月9日、群馬県吉井町池)
いやいやいやいやいや!!!!!!
すんごいことになってますよ。mixiの投稿文字数を超えてます。
このうだるような暑さの中、存分に楽しみたいものです。
ああ、ライブで聴きたいです!!


***

ではみなさん、コレで熱暑をのりきってください。
すべての夏バテの諸君に贈ります。――『せみ』どぞ。
−竜さん

***

歌曲というより伴奏付き独白劇。
FOMALHAUT14年の歴史の中で、完全に異色作(笑)。
熱の巷に過ごす皆さまの、一服の涼となれば幸いです(^^)
−酒井さん

***

ということで、書き込みきれませんので次で。
『せみ』
   ――歌と演劇の分化する以前まで溯行する試み――






うだる夏の午後の首都高速新宿線上り車線。赤坂見附のお堀端で渋滞していると、どぷりと澱んだアオコの水面を、一閃、青い弾丸がシュン!と飛んだ。カワセミでした。こんな首都の真ん中に、まだいるんだねえ。あまりにも色鮮やかで風景から浮きあがるデザインなんで、ついどこかの広大な湿原にしか棲息しない孤高の鳥のように思いがちですが、じつはカワセミは町場の鳥でもあります。用水路にのぞむ埼玉のうちの庭にも来たことがあります。近くで見ると、機能美に加えて輝く瑠璃の羽毛に原色のストライプ、およそ完璧なデザインていうのは、こういうことをいうんだと感心しますねえ。そしてあの貪婪。捕食も繁殖もひたすら体当たりで切りひらいていく攻撃的な性格。生まれついての主役級。

かわせみの休む梢は死出のふち 目に小魚の命が燃える

いやあ、それにしても暑い。アブラゼミって、やはり揚げ油のジュウジュウ鳴る音に似てるからアブラゼミっていうんですよね。暑苦しいったらありゃしない。以前、茨城の龍ヶ崎で友人の家の葬式に出たことがあるんですが、それがまたありとある事象の熔け落ちるようなただれた八月の午後で、礼服の一団はわれがちに本堂に逃げこんで熱射をかわしたものでした。日本の建築というのはほんとうに暑さをしのぐように工夫されていて、そんな日でも堂にかくれればひんやりとした空気があって、白熱する外界を一息ついて眺める余裕もできるものです。ただし、蝉しぐれだけは追ってくる。思いだすだに、あの日の蝉はあまりにすごかった。じゅうたん爆撃といいますか、音の壁といいますか。吊り天井のごとく空間を圧迫、支配したものでした。読経焼香が終わって寺の庭に出て見ると、まさに機銃でひと舐めしたかのように、土の地面にセミの這いでた無数の穴穴穴…。

栢けやき一期一会の饗宴に 芯も震えてしたたる樹液



<続く>
ところでカワセミという名前になぜ「セミ」がつくのかというと、セミというのは古語で滑車のことらしいんですね。パタパタとホバリングしながら狙いを定めて、一気呵成に獲物に向けて急降下する様子を、からからからと鳴ってつるべがバシャンと着水するさまに喩えた名前のようです。でも、そんならなぜ滑車のことをセミというのか? 思えば、生物には回転構造をもつ種や部位はありません。古代の人もたとえば蜘蛛を知っていたからこそ投網やかすみ網を容易にイメージできたんでしょうが、回転する道具となると、これは人類のオリジナルといっていいのじゃないですか。おそらく最初の回転道具は、ろくろ、車輪、そして滑車だったと思われます。初めは樹木の枝に、のちには材木でこしらえた腕木に取りつける形で滑車は使われた。その材質も、木製、石、焼きもの、銅と色々あったでしょうか。いずれにしろこれまで自然界になかった道具がいま、空高く差しあげられ、高みでカラカラと乾いた音をたてる。こういう時の連想の力においてわが国の先人はきわめて優秀なセンスを持っています。ああ、これはセミだ、と思いあたったんでしょう。

土鈴にも盆の盛りの湿る陰 緑はげしく壺中天哉

そして、この直感は、セミから滑車、そしてカワセミへと一気に通底する陰の要素を含んでいます。謎解きの答はこうです。カワセミの仲間にアカショウビンという、スタイルはほぼ同じでただし体全体が真っ赤な鳥がいます。ところが、垂直投下型の捕食スタイルとセットになると、かれのデザインはあまりにも熱すぎるというか、殺生をするときの一抹の悔いさえ感じられないというか、まあ攻撃一点張りの戦闘機のようで目に疲れるわけです。それじゃあ、カワセミはなぜ青いのでしょうね。魚から見たとき、覆いかぶさる樹木に紛れる擬態のため? そうかもしれない。だがそれだけではあるまい、と昔の人は考えた。それだけにしては美しすぎるじゃないかというわけです。ヨーロッパでは、山岳に棲むワシの巣には穴の空いた小石が隠されていて、岩山の頂上で時にガラガラと鳴る、ということが信じられています。ワシはガラガラを持っている。ツバメの湿った巣にある眼病に効くという湿った小石とセットになって、ワシの石は炎の表象なのです。高みで乾いてカラカラと鳴るもの。それは私たちにとってもまた端的に火であって、生命の最後の十日を一息に歌いきってはぼとりと落ちて死んでいくセミは、これこそ「ほのお」の表象以外のなんでありましょうか。だからセミは夏に鳴くんです。そして滑車のガラガラを介してカワセミもまた、ほのおに類するものとして、我が祖先たちに受けいれられた。ここまでくるとほとんど宗教情操といっていいくらいのセンスですが、祖先たちにいわせれば、かれカワセミが青いからこそ、燃えたつ炎に隠された一点の冷たさや、猛る熱さに隠されたひそかでたしかな死のイメージを、あの小さな体で運ぶことができたんです。カワセミの急降下に、まっすぐ鎮魂を見る――。これが我らが言語の、類例なくすぐれた点であります。

渓谷にほのお一閃死を背負う その反復に救いあれかし 救いあれかし





▼せみ(デモ)
http://naked-kimus.cocolog-nifty.com/blog/files/semi_demo_16bit.mp3

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