レアルマドリード　応援会コミュのエメルソンとカッサーノは放出へ

レアル・マドリー（スペイン）のラモン・カルデロン会長は現地時間３日、ローマ（イタリア）に所属するルーマニア代表DFクリスティアン・チヴ獲得に本腰を入れる方針を明らかにした。ロイター通信が伝えている。

　「チヴは、まさに我々に必要なセンターバックだ。左利きだし、サイドバックとしてもプレーできる。だが、我々が彼とサインするためには、ローマが彼を売りに出す必要がある」とカルデロン会長。チヴを巡っては、インテル（イタリア）、バルセロナ（スペイン）なども獲得に名乗りを挙げているが、最近になってバルセロナはアルゼンチン代表DFガブリエル・ミリート（サラゴサ／スペイン）にターゲットを変更したとみられている。

　さらにカルデロン会長は、「エメルソンと（アントニオ・）カッサーノは放出することになるだろう。カッサーノはここ数カ月間、クラブ側との関係がよくない。ただ、エメルソンについては確定的なものがあるわけではない。チームを去ることになれば、それは純粋に戦略上の決定だ」と話し、かつてローマでプレーしていた両者の放出を示唆した。

　そして、噂に上っているオランダ代表FWアルヤン・ロッベン（チェルシー／イングランド）やフランス代表FWフローラン・マルダ（リヨン／フランス）の獲得などその他の補強に関しては、「ロッベンもマルダも欲しい。ただ、同じポジションなので、獲得するにしてもどちらかひとりになるだろう。獲得選手のうち最初にサインできるのは、（ドイツ代表DFクリストフ・）メッツェルダーになる。彼には高さがあり、守備に新たな力を与えてくれるだろう」と話していた。

　また、先週解任したファビオ・カペッロ監督に代わる新監督については、ヘタフェのベルント・シュスター監督招聘に傾いているものの、同監督がヘタフェとの契約から完全に解放されるまで交渉することはないと強調していた。