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日本昔話は、恋愛小説だった!コミュのバガボンド・・ 意外にバイブルだったりするのです。 

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バガボンドの29巻 

もう 読みましたか?

70人斬りの咎めで「二条城」に囚われた 武蔵。

70人との斬り合いの死闘の末 武蔵は命と引き換えに、
深く右足を傷つけてしまっていた。

深く傷ついたその右足は、武蔵に剣を捨てる事を迫り、
このままなら 殺し合いの螺旋から逃れられる・・。
そう思いながらも、武蔵は燃え残る剣への執着に煩悶するのです。

そこへ、子供の頃から武蔵を見守り続けてきた 
「沢庵和尚」と「おつう」と「城太郎」が訪ねて来るのです。

まだ 子供の「城太郎」は 武蔵を「おししょう」と呼び 
いつか剣の手解きを受ける事を 願っていて 
「おつう」と共に武蔵を探していたのでした。

そして・・傷ついた武蔵を目の当たりにする。

例え 追い求めていた武蔵が傍に現れなくても 「いつか〜」という思いだけで幸せだった、剣を捨てなくてはいけなくなった「おししょう」など受け入れられない・・。と悲しみ、
これで もしかしたら、やっと、武蔵と平和に暮らせると思いを巡らす「おつう」を 
剣を捨てるかも知れない武蔵の事が嬉しいのだろう?と 責めるのです。

「おつう」は 幼馴染の武蔵と 一緒に暮らすのが確かに望みでは あったけれど
「もう愛する人が命がけで無茶をしなくてもいい・・」という安心と、
好きな人の一番好きな物(剣)を嫌いには なれない自分がいる事に
気が付いて 何が自分の幸せかわからなくなってしまうのである。


「沢庵和尚」と武蔵・・・・。

「別の道を生きるときじゃないか?武蔵」「例えば おつうとともに・・」
「俺は 囚人だぞ・・」
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「・・我執という気持ちの火は、まだ消えてはいないが 自分で眺められほど切り離されてきた 成長したのか?満足しちまったのかな?」
「成長したのだよ・・」「刀は鞘に納めるもの、どんな切れる刀も鞘がなくては 己自信を傷つける」「又、柳生の爺に教わった・・道を極めたなら 刀は抜くまでもないもの、いかに鞘から抜かずにおくか そのために我々は 死にもの狂いで剣を振っとるのだ・・と。」
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「わしも わからないことだらけだよ・・・・人間の何たるか、人は何故生まれ、如何に生きるべきか、救いはあるのか・・分からなくて混沌の闇の中で苦しみのたうち 間違いを犯し・・・・わしの中にも我執はあって・・歩んできた道が無意味に思えて・・そして思い知らされ もし生まれた甲斐があるのだとしたら もうどうなとしてくれ ただそれを受け容れると 天を仰いだ時に 扉は開き 声を聞いた。それによると 【お前の これまでも、これから先も 天によって完璧に決まっていて それが故に 完全に自由だ。】・・自由とはこれだった、今まで知っていた自由は別のものだった・・人は無限だ!」
「それぞれの生きる道は 天によって完全に決められていて それでいて完全に自由だ 根っこのところを天に預けている限りは・・それを望む限り・・」・・・

しかし・・・
まだ 武蔵の「心に抱く天」とは 刀を振る自分の中にしかいなかったのである・・   
                          つづく。






目の前に見えている今は、今の「い」を言い終わらぬうちに過去となる。
ただ享受するだけの過去
一瞬後の未来こそが今
一瞬後の未来を見据えてこそ今に間に合わせていける
今を生きようと思った   井上雄彦。

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