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キネミック/元 月イチ金曜会コミュの月イチ金曜会議事録:2008年5月度

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< 議事進行 >

司会:富岡邦彦、神農了愛

●「PLANET+1」上映作品紹介

【自主映画に関して】
・桃まつり presents 真夜中の宴(5/31〜6/6)
 「映画美学校」の女性の卒業生ら作品を持ち寄っての映画祭を開催。
 初日(5/31土曜日)には女性のための映画製作講座「女性が映画を創るために」も開催。
 関連トピック↓
 http://mixi.jp/view_event.pl?id=31188511&comm_id=2027305

・前田弘二特集(6/21〜7/4)
 確かな才能のきらめきを感じさせるこの若手監督の
 商業デビュー作『くりいむレモン〜旅の終わり』公開記念となる
 主要作がほぼ出揃った特集(監督来場あり)
 最先端とはこれ!

【シネマテークに関して】
・日本映画史Vo.2〜4
 特にVol.4「傾向映画特集」における
 フィルムセンター所蔵の伊藤大輔初期作品三本の上映は
 今年最も充実した映画体験となる。 
 『幕末剣史・長恨』『斬人斬馬剣』『忠治旅日記』(7/19〜7/21)


●フリー・タイム


< メモ >

●博士号を獲得した舞台女優の全リンダが初参加。会合の始まる前に富岡、全リンダ両氏がすでに対談していたが、その中で語られた“僅か一年の舞台演技の経験が、映画の演技を不可能とする”という富岡氏の意見について、恐らくはそれは正しいと私も思うが、さらに問題は漠然とながら「演技者」になりたいということのみを考えて役者を志望する若者のあり方ではないか?と思う。どういう役者になりたいという意志はまだなく、模索しながら入ってくる。これから何が自分に合っているのかを分かりたいというようなことで、ところがそうしている内に知らず知らずに身についてしまうものの謂わば「癖」、その「癖」が映画と演劇という表象形式の決定的な違いが生じる場面で如何ともし難いマイナスをもたらし、彼らの可能性を無にしてしまうだろう。ヒリヒリするような映画体験から映画役者になりたいというような意志が生じる、そういうことが少なくなっている。もちろんそれは映画製作者にしても同じことであって、それがショットとショットの繋ぎの部分に出てしまうことが多いようだとごく最近気付いた。まずは音楽のプロモーション・ビデオ、あるいはテレビ・ドラマ、さらにはアダルト・ビデオ。これらを先に体験して、漠然とながら「映像」を目指す者が増え、最先端の「映像」として黒沢清、青山真治、高橋洋らを観る、そのような形で映画体験をするのだろう。容易く「映像」あるいは「ビジュアル」と呼ぶことにその体験が表れていると思うが(誰でも「映画」をやりたいものは「映画」と呼び、テレビなどと区別する意味において「映像」とはあまり言わなかったものだ)、映画体験が脆弱であるために、ある種のショットにおける構図やらアトモスフィアーやら、なんでも結構だが、「こんな画」を撮ることに拘っていて(とは言えそれが大したものでもないことがほとんどだが)、ショットの終わりが次のショットに繋がっていかないということが多過ぎると思われる。つまり物語をコントロール出来ていないのだ。どのように長く廻して、自分が納得出来るものを役者から引き出したとしても、映画にはショットとショットを繋ぐことで生じる「意味」について気を配らなければ何のことやら分からないものであるはずだが、そのことを理解していない映画制作者が多過ぎるようだ。どう終わらせるか?とどう始めるか?に配慮が足りない。富岡氏はそれを「観る力の衰えから来るもの」と評した。ところでDVの技術上の問題として全体がベタっとした画面になりかねない(ということはどれほど照明が重要か?ということだが)という問題点についても話題が及んだが、「桃まつり」の特別プログラムの中に入っている『シェアリング』という作品があるけれども、この作品は16mmで撮影されているが、フィルムを扱うには技術的な拙さがあって、まわりがあまりにもボケてしまっている、けれどもピントが当っているものに作家の「意図」を見ることが出来るために「映画を観ている気になる」というような富岡氏の指摘があった。実際、私はなかなかDVの映画に馴染むことが出来ずにいるのはこうしたことと深く関わっている。映画が112年かけて作ってきた技術には、それが生まれた理由があるのだが、そのことには頓着なく、「映画製作=カメラを廻すこと」というような、間違ってはいないが正解からはほど遠いことをごく平然とやってしまう者が多過ぎる。●2回目参加の製作志望の田上氏が自身が応募しようと考えているNHKの映像コンテスト用の絵コンテを持参した。上手くいかないらしいが、そのことはともかくとして、こうした持ち込みは歓迎したい。脚本を持ち込むなど、その場で討議出来れば面白いはずなのだが。田上氏は物語が思い浮かばないという悩みを抱えているらしいが、物語が浮かばなければ他人に脚本を書いて貰うことも考えてみれば良い。関連して、映画においては何故、勉強のためにリメイクをするということをしないのだろう?と前々から思っていた。どこの大学でも専門学校でもトリュフォーの『あこがれ』やゴダールの『男の名はみんなパトリックというのね』などの短編をリメイクさせてみれば良いと思う。音楽はコピーから始まるし、演劇も古典をみっちりやる(全リンダ氏も「やる」と言っていた)。絵画も模写をする。何故に映画は「今日からすぐ出来る」と思うのだろうか?リメイクをすることをお勧めしたい。●最近、私が観たある女性の卒業制作作品についての「雑感」を、名前を伏せて(伏せても神農氏ら観ていた人が多くてバレていたが)廻し読みして貰った。WORD文章で6枚ぐらいだが、こうした意見を必要とする人の作品は拝見させて貰おうと思う。少々時間を頂きたいが、何らかの意見は伝えたいと思う。加えて何らかの方法で10分程度の短編ばかりを集めて、互いの意見交換会をやろうと思っているが、それはもちろん集客を想定しているのではなく、討議のためなので、今、話しているこの瞬間にその問題のシーンが観られる、そういう状態でやりたいと思う。テレビ画面で、DVD再生というようなパターンになると思うが、それに出すようにと初参加の学生三人組に無理矢理私は依頼した。

(2008.5.16)

コメント(2)

参加しました 田上です。
見ていただいたタマゴ(コンテとアイデア)ですが 発案に過ぎず コンテも設定見直すことに。
コンテストのHP見てアイデアが湧いたきっかけになったので 日にち間に合わしたいですが 間に合わなくても 自分の作品にしたいので創作しようと思ってます。
真っ白の紙に向かってますが 紙は真っ白のままで イメージわかず こんがらがって… それ繰り返しても… 色んなこと知るために創ってみたいと思っています。。

久しぶりの金曜会
初めまして の皆さんと お話できて 刺激になりました

ありがとうございます。
追伸
はじめまして ではない 俳優さん お2方とも 金曜会で久しぶりに会えて
現場が ご縁で
また 時間たっても 偶然 会えて 創作や映画のお話できて楽しかったです。

あぁ、言葉たらずでした☆

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