ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

空の色ににているコミュのロゴス的な左脳

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
リデルの言葉のことについて書く。。。と言ってから結構時間が経ったような。(^^;; スミマセン。

自分は人生のほぼ半分を北米で過ごしてきて、英語もかなり好きですが、でもやっぱり日本語が母国で、日本人としての感性を持つことができてよかった!と思う時が多くあります。

リデルの1巻でジョン・ピーターが言ってますよね。

「日本人の特異性ってのは、彼らの使う母音言語に因るって話があるんだって」

「音は耳で聞くんじゃなくって、脳の聴覚における認知に因って「音」になるわけでしょ?」

「その認知機構だけど、左の脳は言語脳、右は音楽脳とわけられるんだって」

「西欧人は、論理、計算なんかする左の脳で言語及び子音を含んだ音節単位の音を処理する。あとの音は社会音てやつはもうほとんど右、楽器音、機械音etc」

「そして母音や、人の泣き、笑いの声、動物、虫の声といった、自然の音もみんなね」

「ところが日本人は、このロゴス的な左の脳で、母音とともに、人や鳥の声、虫の音、波の音、風の音、そういった自然界の音を処理してしまうんだって」

「僕らにしてみれば雑音の域に入る、そうした自然の音も『言語』なんだね」

引用が長くなったけど、これを改めて北米で読み返した時、「ありがとう!ジョン・ピーター!!!」って。(^^;;
感性の違いについて説明する時には、是非これを使わせてもらうぜ!!って。(^^;;

昔と違って、今は日本もかなり欧米化してるし、生活習慣自体はそれほど変わらないんですが、感性が違うな〜って思う時が多々あります。
優劣をつけるわけではありませんが、多くの時は「君ら、鈍いな〜」って感じなんです。だからちょっと多感な描写の映画や本があると、すごく素晴らしいもののようにもてはやされるけど、自分が実際に観たり読んだりして、感動を覚えるものは少ないです。

これはサービス全般についても言えることで、日本ではかなりサービスが徹底されているので、日本では当たり前、ってことも、こっちだと「な、なんて素晴らしいサービスなんだ!」ってことに。って、ま、これは余談か。

平たく言うと、個人差はあれ、日本人は「繊細」だと思うんです。そして、それはすごく自分的には、幸せで喜ぶべきことに思います。リデルでも、そういった脳の機能や特性は日本に生まれ育たないと。。。ってくだりがありますし。

よく日本語と英語の違いに、自然の音を表す言葉があげられます。英語でも動物の鳴き声などを表現する言葉は少しありますが、風や川の流れを表すものは音ではありません。
「強い風が」というのはあっても「風がごうごうと」っていう表現ではないんですね。日本語は自然を表現する言葉の幅が広く、そういった語彙を学んで育ったことに、本当に感謝♪です。

自分は自然が苦手なんですが、それは多分、自分にとって自然が「畏怖」の対象だからだと思うんです。だから苦手で、いつも逃げ出したいんですが、尊敬?はしています。(^^;;

ジョン・ピーターの台詞の前にミルドレッドが言霊について話してますよね。

「日本人って日常生活が既にオカルトなんだ」

これってかなり素敵な考えだと思うんですよね☆
この場合のオカルトっていうのはいわゆるホラーじゃなくて(いわゆるホラー・オカルトは大嫌い)、自然もしくは超自然的なものと、フツーに接しているっていうことだと。

リデルはそれだけで完成されたものだけど、これをきちんと映像化したら、恐ろしく感性の細やかな美しいものとして好評間違いなし!映像化は無理でも、英訳できたらなぁ。。。(訳自体が難しそうだけど)

コメント(7)

管理できてない、管理人の登場です。。。笑
コメント遅くなってしまいました、すいません・・・

さて、にかちーさんの高尚な頭脳と文章には、到底太刀打ち出来ないのを前提に、にかちーさんの文章を読んで感じた事を思いつくまま書かせていただきます。
乱文であることは、前もってお詫びしておきます。

以前のコメントで”僕が高校生のときに、ヘミングウエイの原本を読んでみたら結構簡単に読めてしまって・・・うんぬん”と言うことを書いたのですが、それは勿論ヘミングウエイの文章が非常に端的で回りくどい表現を使っていないことがまず上げられますが、もう一つの理由として主人公の心理状態を表す表現が非常に単純でしかも少ない単語で表現されていたからだと思います。
それと歴史的にみても状況が非常にビジョンとしてイメージしやすかったから、心理状態を自分なりに的確にわかったのだと思います。
それに対し、サリンジャーなのですが・・・
これは、お手上げだったんです。
今思うと、状況のビジョンが浮かび上げって来なかったんだと思うのですよ。
つまり、主人公の状況の把握は文章では、頭に入るのですがそのビジョンがさっぱりイメージできない。
これは、どういうことかというと時代背景、ベトナム戦争のことや、つまりそういう社会状況を生活の中で感じた経験がなかったことが大きな理由だと思います。
結果ビジョンが浮かばないために、心の状態を表す数少ない単語だと細かい心理状態まで理解出来なかった・・・のだと思います。
僕が言いたいのは、状況のビジョンが明確にならないと、感情というのは、英語では正確に伝わらないのではないかと言う事。
逆に・・・日本語は本当に微妙な心理状態を表す言葉が多くあります。
で、その心理状態を表す言葉を使うことによって、状況のビジョンが明確になってくるのではないかと。。。

そんなことを僕は、にかちーさんの文章を読んで感じました。

話は飛びますが、3チャンネルの子供向けで「日本語で遊ぼう」という番組があるのですが、ご存知でしょうか?
そちらでは見れないのかな?
ビデオを取り寄せてでも、是非ご覧下さい。
その日のテーマによって「ざわざわ」とか「ざーざー、ぱらぱら」とかのイメージを映像にしたり、「ややこしい」なんて言葉を使う状況を沢山作ったり、とても面白いですよ。
やはり、子供の時から言葉と状況の訓練というか、教育なのかな・・・その辺がおそらく、英語圏の言葉の教育番組なんかと全然違うのではないかな?
英語圏の教育番組は見た事無いので、想像ですが例えばレッドと言って林檎を見せ、イエローと言う単語にバナナを見せる。
シーソーが上がるとアップで、太った子が逆に乗ってダウン・・・そんな番組を想像してしまいます・・・笑
賢治の「アメニモマケズ」を田舎のお爺さんやお婆さんが、その地方、地方の方言を使って朗読するコーナーもあります。
これは、一人で見ると涙流れますよ。
感動します。
子供の番組なのに中也の
「よごれっちまった、かなしみに・・・」
なんて詩の朗読や、太宰の
「恥の多い生涯を送って来ました・・・」
なんてフレーズを繰り返し使ったりするんです。

そうそう・・・話ついでに、笑
こりゃもう、右脳も左脳もロゴスもパトスありませんが・・・
ま、僕が少年時代にかなり少女マンガを好んで読んだのは、ある程度想像できると思います。

で、僕は青春期を向かえ本来ならば主人公のような高校生になって浅葱さんのようなお姉さんと出合って恋をするはずだったのですが、現実はニキビ面の汗臭い男になって美少女達と接する機会は、まるっきりありませんでした。
そこで手にしたのが太宰なのですが・・・笑
太宰は、ハマリました。
未だに読みますね。
で・・・ですね。
太宰って同心化というのかな・・・太宰が僕で、僕が太宰になってしまうのです。
で、年齢とともにそれが進化していくんですね。
あるときは、ま、多くの場合代表作の人間失格や斜陽なのですが、年齢が進むにつれて、太宰の小作品やエッセイのようなものに非常にひかれていくんです。
例えば若かった時は
「生まれてすみません」
と言ったようなインパクトのある台詞が好きだったのに30になると
「富士には月見草がよく似合う」
なんて、言葉に酔ってしまったり。
で、面白いのは太宰が死んだ歳になって、太宰を読み返してみるとですね・・・
「太宰もしょうがない、ヤツだな・・・」って笑ってしまえるようになるんです。
ま、つまり僕が大人になったと言う事なんでしょうが。
と同時に、太宰の日本語と言うか文章というか・・・文学者としてやはり、内容ではなく文章力ですね、これは本当にもの凄いということを感心したりしています。

おっと、長くなってしまいました。
今日は終わりっ!!笑
こんな自己満足的なトピにわざわざちゃんとコメントつけてくれて、ありがとうございます☆

これから出勤なんでレスはまた後ほど。。。
花金☆デス。
おぉ…

TGFDっ〜!
もう、土曜日だが…笑
こちらも土曜になりました♪
待ちに待った3連休です〜。カナダは祝日が少ないので、前半はあんまり休みが無いんです〜。(T_T)

なぐもどの:
なが〜いコメント、ありがとうございます。
お考えの通り!だと思います。
英語は、心情を表す語彙が少ない!日本語にはもっと雰囲気を表す言葉が多いと思います。
言葉は完全ではなく、よく、頑張っても頑張っても伝わらない。。。とがっくりくることがありますが(日本語でも英語でも)日本語は微妙な表現を変えることができるという点で、英語より「頑張れる」ような気がします。

自分はヘミングウェイもサリンジャーも好きですよ。
ヘミングウェイはその率直なビジュアルなところが好きで、サリンジャーは、こちらに考えさせたり想像させたりするところが好き、かな。この間古本屋でフラニーとゾーイーを50セントで見つけてそのうち読み返そうと思っています。
好みで言えば自分もヘミングウェイの方が好き、かな。自分は言いたいことをはっきり言う人が好きなので。。。(^^;;
易しいことは易しく、難しいことも判りやすくっていうのがいいですね☆

3チャンネルというとNHKですね。こっちでは残念ながら。。。LAとかだったら日本番組をやっている局があって、結構NHKものが流れているようですが、自分はケーブルを入れてないのでフツーのこっちのチャンネルしかないです。Youtubeとかで少しは見れるかもしれませんね。
でも聞いた限りではすごくいい番組ですね〜。
日本に帰った時にチェックしてみます。
中也、結構好きです〜。
なぐもさん的には太宰がツボだったんじゃないですか??(^^;;
太宰はなぐもさんほどはまりませんでしたが、ほとんど1度は読んでいます。確かに言葉巧みですよね〜。大人になって読み返して、違うものを感じるということは多くありますね。自分も大人になったのでしょうか。逆に、子供の頃に受けた同じ感銘を未だに受ける作品も嬉しいですね。内田作品などです。

それにしても、多感な思春期に太宰を読みふけったなぐもさん。。。そんな文学少年、素敵ですね☆

ぽんちゃんどの:
自分の母も、自分や弟が本当に幼い頃からよく本を読み聞かせてくれました。(だからこそ活字中毒の自分がある。。。)
判らない言葉は母に訊ねたので、語彙も増えましたが、それよりも、想像力が養われたと思うので、そのことにヒジョ〜に感謝しております。(^o^*)
言葉そのものの意味を聞いて、母の説明から「こういうことかな。。。?」と想像すること。前後の言葉から判らない言葉の意味を想像してみること。言葉そのものの音から想像してみること。。。

日本語は音が意味に直結している言葉が多いと思います。
「さらり」なんて本当に、そのもの、ですよね。
音や雰囲気を表す言葉以外でも、日本語にはそういう音から意味が連想できる言葉が多いと思うんです。

お母様の読み聞かせ、きっと本当に上手だったんですね〜。
朗読って、ただ読むだけじゃないですものね。
詩は字だけでなく、音を楽しむものでもあると思うので、気に入ったものがあったら、傍から見ると変ですが、音読してみます。音にすると、もっとイメージが広がると思うんですよ〜。

あとですね、完全に忘れてしまうって、やっぱりないと思うんです。今、感じてることって今までの人生分、1秒も無駄にせず、感じてきたことをベースにして感じているような気がします。3歳の頃イメージしたもの、12歳の頃そのイメージの鮮明さに驚いたことが、ぽんちゃんさんがまた読み返した時に、また新たな暖かい記憶になるとよいですね☆

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

空の色ににている 更新情報

空の色ににているのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング