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ショーケン礼賛!コミュのナジャ3〜「エンジェルゲイト」A.Aレビュー/vol,3

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1979年の2月から3月に掛けて録音されている。思っていたより良い、というかロックだ。メンバーはまだ固定されていないがバンド色も色濃くなり、演奏にも微妙な味わいがある。当時流行っていたフュージョン色の強い「漂流記」から一転ジョン・レノンの「コールド・ターキー」を思わせるゴリゴリの「久し振り」、詩・曲共に柳ジョージのロッカバラッド「ああお前」、後の“ショ−ケンシャウト”の定着を予感させる唱法を披露し、度々ステージでも歌われることになる代表曲「ファンシー・レディ」、有名なBOROのヒット曲のカバー「大阪で生れた女」と、安定した演奏と曲の流れを感じさせるA面。B面も、末永くショーケンバンドの要となるギタリスト速水清司作詞・作曲の「泣くだけ泣いたら」「さよなら」、柳ジョージのハードボイルドなシティブルース「本牧綺談」、ストーンズの「ブラック・アンド・ブルー」風の音づくり、ショーケンのスキャットもミック・ジャガーを思わせる、井上堯之作曲・編曲の「どうしようもないよ」、同じく井上が作曲・編曲を担当し、ギターも弾いている「ア・ブランンニューディ」等、好品が続き、アルバムとしての起承転結、まとまりを感じる。キャリアを蓄積してきたショーケンの自信が楽曲の随所に滲み出ているようだ。ジャケットの長髪に髭をたくわえたショーケンも“その後の木暮修、その後のマカロニ”のようでカッコいい。今思えば、この頃のライブを観ておけばよかったと悔やまれる。ナジャシリーズはこの「エンジェルゲイト」のリリースで一応完結したようだが、1〜3を通して共通した大きな魅力となっているのは「愛の世界」から続く独特の空気感、浮遊感であろう。それは、奥行きを感じさせる演奏やミキシングもさながら、おそらくこの頃のショーケンのフラフラしたボーカル・カラーに依るところが大きいと思われる。

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