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ショーケン礼賛!コミュのエンター・ザ・パンサー(赤盤・黒盤)/レビュー

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本人自選の最新ベスト盤。ワーナーミュージック篇・ムーンレーベル時代の作品をチョイスした「赤盤」と、それ以前の音源を集めた「黒盤」の2枚があるが、ここで紹介するのは「赤盤」の方。全14曲中、ショーケン本人による作詞ものが6曲収録されている(2,4,8,9,12,13)。ショーケンの詩作はボーカルと同様決して上手くはないが、非常に個性的であり、変な“勢い”がある。この“勢い”がタマンネェ。“〜じゃねえかよ”などご歌詞の段階から書いてしまうところがトッポくてイイ。特に僕のフェイバリットである「Gambler=ギャンブラー」の詩は秀逸。“生首が/泣いている/叫んでる”などと歌ってサマになるのもショーケンならでは。もちろん歌唱、演奏も素晴らしく、三拍子揃った意欲作。井上堯之のゴリゴリのギターリフ、ストーンズ「ミスユー」風のショーケンのスキャット、後半に延々と続く語り(叫び?=ショーケン風ラップ?)のとこなんか何度聴いてもワクワクする。まさに、ショーケン的美学の充溢。今回、この「赤盤」の方のみデジタル・マスタリングされており(デジタル・マスタリングすりゃいいってもんでもないが)、「ギャンブラー」や「フェイマスガイ」のオリジナル収録アルバム、「ストレートライフ」で気になっていた、コモリ気味の音質(音自体も小さい)がややクリアになっているのが嬉しい。当世の若いもんにゴタク垂れつつエールを贈る「Shining With You」や“白いハム、チラチラ〜”の詩がサエる、しかしながらやはり、とてつもなくトッポい「メフィスト・ガール」もなかなかの出来。興味深いのは自身の作詞ながら、子供の視点でストーリーテリングする「プレゼント」だろう。離婚した両親への思いが、クリスマスツリーの飾り付けのシーンに重ねて切々と歌われる。ショーケンに子供がいるのかどうかは知らないが、極めて内省的なこの曲はこのショーケンの作品の中でも異色のものだろう。似たようなテーマでは「ララバイ」があるが、これは「傷天」の木暮修の役所にカブるものがあり、自然な感じで聴けたものだが。ラストを飾る「フェイマスガイ」は、まさに自らに宛てた鎮魂歌のようにも聴こえるロッカバラッド。また、ショーケン作詞以外の選曲も、このコミュのシングルレビューでも取り上げている名曲「桜子」を始め、「友」「Gimme Your Love」とツボを得ていると思う (ま、本人選曲だからね)。何にせよ、「ギャンブラー」がリマスタリングされているなら…くらいの気持で購入したにしては、かなり満足の行く内容であった。「エンター・ザ・パンサー」のDVDにガックリ来た人も、CDの方は“買い”だろう。強いて難点を上げるなら…最後の「愚か者よ」のカラオケは不要。そのトラック分、別の曲何か入れて欲しかった。尚、下に「赤盤」と共に「黒盤」の収録曲も載せておくので、気になった人は即購入、レビュー掲載よろしく。

※この作品に関して、あなたの意見、思い入れ、知っている情報等があれば下記に追加をお願いします。
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「赤盤」

1.愚か者よ
2.Gambler
3.Angel
4.Shining With You
5.桜子
6.See Saw
7.Gimme Your Love
8.メフィスト・ガール
9.今
10.友
11.夜ごと悩ましい夜の海に
12.プレゼント
13.Famous Guy
14.愚か者よ(オリジナル・カラオケ)
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「黒盤」

1.テンダー・ナイト
2.去年の暮れ − 予感
3.PM10時すぎ逢いたくて…
4.ホワイト&ブルー
5.シャ・ラ・ラ
6.54日間、待ちぼうけ
7.大阪で生まれた女
8.ムーン・シャイン
9.ハロー・マイ・ジェラシー
10.酒と泪と男と女
11.ラストダンスを私に
12.セクシー・ロンリー・ナイト
13.Ah!Ha!
14.どうしようもないよ
15.フラフラ (春よ来い)
16.58年9月、お世話になりました

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