コア・拓郎！コミュのつま恋紀行2006-vol.03／

★つま恋紀行2006-vol.03★

＜takuro-3rd.stage／19:30～21:30＞

陽はとっぷりと暮れ、前後左右に林立する照明を受けて、まるで白い雲のように輝き闇に浮かんだステージに、今度はプチオーケストラ、ブラスセクションと共に、コーラス隊を従えたバンドが上がって来る。続いて、どこかのライブ映像で見たことのある、白いワイシャツにグレーのベスト、ジーンズでキメた拓郎が現れる。その瞬間、客席は総立ちとなり、会場は沸きに沸く。「タクローッ」の声はひっきりなしだ。誰もがこれがラストステージであることを意識し、何かを求め、例えばそれが幻想だったとしても、その切れ端までもつかみ取ろうとするが如く、空中に手を伸ばし、眩しいスクリーンを食い入る様に見詰める。拓郎のドアップ。笑っていない。真剣な表情だ。バンドが一斉に演奏を始める。拓郎が最初の言葉を歌った瞬間、会場は大きくどよめく。「あゝ青春」だ。テンション↑↑↑。
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20）あゝ青春／

ご存じ、31年前のつま恋のつかみで歌われた曲。もともとは某TVドラマの主題歌として、拓郎が喜多条忠の詩に曲を付け、バックでベースを弾いている富倉安生がいたバンド、トランザムが演奏した。残念ながら僕は「プライベート」で拓郎がセルフカバーしたテイクより、トランザムのオリジナルの方が好きである。あのイントロのピアノの天国のような音色…いったい何なんだろーね。ミキシングの時にたまたまああいう音が出来たのか、計算なのか。とにかくあんな音、聴いたことないよ。

最初のつま恋のオープニングで歌った曲を、このサードステージのしょっぱなに持ってきた拓郎の心中は如何なるものなのであろうか。おそらく拓郎は、5万人の観客に心底ビビッたあの時の緊張感、頭がまっ白になって訳が分からず、目の前の膨大な空間に向かって、ただただひたすらにこの数え歌をがなり立てた性急なあのテンション、地に足がついていないあのキナ臭い感じをちょっとだけ思い出したかったのかも知れない。

しかしながら、還暦を迎えた拓郎が歌い、そして、還暦前後のオヤジ、オバちゃん達、そして僕が夕暮れに向かってハミングする“あゝ青春は、燃える陽炎か”つーフレーズはいわずもがな、圧倒的にリアルである。“青春とは燃える陽炎であるか？”と問われれば答えよう。「まさにその通り」である。そして、ここにいる3万5千人は皆、骨身に浸みてそれをよく知っているはずだ。
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21）虹の魚／

今回のつま恋では初めての、アルバム「ローリング30」からのチョイス。作詞は拓郎に強姦された松本隆。拓郎はこの曲がお気に入りらしく、最近のライブでもたまに歌ってるようだし、DVDにも収録されている。もちろん、僕もこれ大好き。小品なんだけど、歌詞も曲もリズムもアレンジも、全部キレイにまとまっていて聴きやすいのさ。変に躍動感あるしね。ピチピチ、チョロチョロした流れを感じるつーか…。全くの私見ですが、ディランで言えば「ニューモーニング」っぺー。最後のフラット音を挟んだコード進行は拓郎の専売特許（？）。
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拓郎のMC。「近頃のライブはでっかいスクリーンに毛穴まで見えるんじゃないかってくらいのドアップで映されるんで、恥ずかしくってしょうがない」「若い頃は自分のビデオが大好きで、酔っぱらうと人にも無理矢理見せていた」「でも、ある程度の年齢を過ぎてからは観たくなくなった」「今日も、ライブ前に31年前のビデオが流れててまいったよ」「あの鉢巻きした人、誰だっけ？」会場、沸く。流暢な喋り。本領発揮。
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22）この指とまれ／

アルバム「無人島で」から。僕がこの歌を初めて聴いたのは、確か80年代始め頃の夏のライブツアーだったと思う。この時のツアーはちょっと変わっていて、「無人島で」に収める曲を、先行してライブで発表していた。「春を呼べ」や「Y」、「サマータイムブルースが聴こえる」「パーフェクトブルー」「ファミリー」など、今思えばキラ星の如き新曲を矢継ぎ早に聴かされ、ファンとしては大いに興奮したものだ。しかも僕はその時のライブを北海道旅行の最中に札幌で観て、夜は「旭川」駅前に集まった地元の拓郎フリークと一晩中ギターを弾いて歌いまくった。もちろん帰りは“苫小牧発仙台行きフェリー”である。…そんなひと夏の想い出に浸りつつ、この歌を聴くのも悪くない。

「この指～」は、その時のツアーで初めて聴いたキラ星の如き新曲の中でも、如何にも拓郎らしい反骨と野趣に溢れており、シビレまくった。もう、ライブ中に歌詞を聴きとろうと必死になったものだ。いやいや、この時の拓郎は乗りに乗っていたのである。

思えば、この歌を作った頃から拓郎はもはや、“人間なんて、やめてしまいたい”から、“人間なんだ、忘れちゃ困るよ”てな具合にその心境を変化させていたのだろう。どうりであれやこれやと屁理屈をコネて、「人間なんて」を歌うのを嫌がった訳だ。
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えーと、北海道でとか、お前の想い出話はいらねーとか思ってるそこのキミ、これくらいつきあいなさい。タダでつま恋のこといろいろ読めたんだからさ。このシアワセ者！
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23）ビートルズが教えてくれた／

アルバム「ライブ'73」から。高中正義アレンジ（？）の鮮やかなツインギターのテーマが今に蘇る。聴かせ所である“考え深そうな顔をするのも～”も、もはや拓郎はさほどシャウトしない。“おお、BOY、オレはもう、吠えたりしない”なのだ。「ビートルズ～」もそうだが、拓郎には三拍子の名曲が多い。「されど我が人生（これは斉藤哲夫の曲）」や「ともだち」もそうだし、「子供に」「シンシア」「外は白い雪の夜」、後期では「裏窓」など。字余りをその旨とする拓郎ソングにおいて、ゆったりと流れる三拍子はタタミ込むように歌いやすいのだろう。

どこかでも書いたが、何せ僕は日本のラップの源流は、漢詩的なキレや、琵琶法師などの伝統的な語り部等の文化を継承した（？）吉田拓郎の字余りソング、タタミ込み唱法にあったと密かに思っているほどだ。というか、拓郎をJ-ラップの始祖とした場合、年代的に本場のアメリカよりも先んじているか、ほとんど同時発生的だったことになる。まあ、さらに遡れば拓郎のこの唱法のモトはディランなんだけどね。

しかしながら、短い小節数の中に言葉を詰め込んで、弾丸の如く一気に繰り出す拓郎のこのタタミ込み唱法は、それゆえの覇気に充ち満ちており、その前にあって“日本語はロックに乗らない”なぞとほざく輩が本物のバカに見えたものだ。何言ってんの？こんなにカッコイイ日本語ロックがここにあるのにさ、みたいな。
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24）言葉／

アルバム「ローリング30」から。アコピを中心としたシンプルなバッキングに、拓郎のダミ声が映える。分かりやすいところで、曲の発想の基はジョン・レノンの“ラブ”なんだろうが、まったくの拓郎節にしか聴こえないところがスゴイ。本当はこの人、ものすごく不器用で、ものすごく不器用ってことは、ものすごく個性的なのかも。おそらく作詞の松本隆に「ねえ、ジョン・レノンの“ラブ”みたいな歌詞書いてよ」とでもせがんだのだろう。しかし“愛”でこれほど大騒ぎするこの内容、今の若者にはわかんねーだろーな。僕にだってちょっとコソバユイくらいだし。
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25）サマータイムブルースが聴こえる／

アルバム「無人島で」から。とは言え、この曲はスタ録盤とライブ時に演奏されるバージョンとでは、構成がかなり変わっている。スタ録盤はシングルカットもされたので、売ってやろうという下心もあったのか、もともとは断片的に語られる場面が、時系列に沿って分かりやすく並べ変えられており、1番分がはしょられ、3番までになっている。

「この指とまれ」の部分でも述べたが、僕がこれを北海道で新曲として聴いた時には4番までの構成で、スタ録盤では2番として歌われる“ギターケース抱えて歩いたよ／なぜかバスに乗るより自由な気がして／こんなバカことが出来るのは／二十歳になるまでさ、それでいいよね”のパートが最後になっており、サビは4番共がすべて“サマータイムブルース／手当たり次第に声かけて／サマータイムブルース／みんなフラれたよ”であった。で、その後出たシングルにもアルバムにも、ソフィスティケイトされた3番までバージョンが収められたが、ライブでは何故か、最初のカタチである4番までバージョンが演奏され続けたようだ。4番までバージョンはライブアルバム「王様達のハイキング」にも収録されていたと記憶しているが、この日のつま恋の演奏も4番までバージョンであった。

どうやら拓郎は“ギターケース抱えて歩いたよ～”のパートに特別な思い入れがあり、それを最後に持ってきたバージョンが気に入っているようだ。そう言えば2003年ツアーの際、どこかのライブでこの曲を歌う前に、拓郎はこんなことを言っていたらしい。

「二十代の頃、広島から東京に出て来て高円寺に住んでいた頃は、毎日アパートのドアを開けて外へ出た瞬間に、世界が自分を中心に回っているような充実感があった。今日は何をしよう、どこへ行こうと考えるだけで楽しくてしようがなく、お金はなかったが、町をブラブラするだけで本当に楽しくて幸せだった。「サマータイムブルース～」は、そんな風に歩いているだけで、何もいらないという幸せな瞬間があったような気がする、そんな日々のことを歌ってるんだよ」
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「なんだか、9時33分くらいまでやりたくなるねー」「まだ、終わんないよ。まだ、いろいろあるからさあ」と意味深な発言。
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26）人生を語らず／

アルバム「今はまだ人生を語らず」から。アレンジは大幅に変えられているが、ディランの「ライク・ア・ローリングストーン」を彷彿とさせる、ある種の光に満ちた言葉と音楽のかたまり、その大いなる流れとしての充溢感は、スタ録盤でもこのライブ演奏でも変わらない。

キャロルでもRCでもスライダーズでもブルハでもハイロウズでもミッシェルでもブランキーでもサンボでもない、和製にして孤高のロックンロールがここにある。つまり、彼らはまだまだだ。わりいな、結局拓郎ビイキなもんで。

そうなのだ。今挙げたいわゆる日本を代表する（と一部で言われている）ロックンロールバンド達の楽曲が結局、すべて“何かに似ている”のに比べて、拓郎ががなり立てるこのロックンロールは、まったくもって“何ものにも似ていない”。強いて言えばディランに似て非なる、というべきか。

独自の方向性を模索する余りアングラな方向へとハズしていくのではなく、孤高のスタンスをあくまでもポップに、爽やかに表現できる器の大きさ…。それが拓チャンなのさ。

かぐや姫解散後、「風」を結成したショーヤンがこの歌を聴いて衝撃を受け、「ささやかなこの人生」を作ったというのは有名な話だ。うーん、なんだか変に大仰なところが似てるっちゃ似てるが。

さて、遂にここまで来て、眉を吊り上げ、肩を引きつらせて本気でシャウトする拓郎。胸のすく思いがする。テンション↑↑↑↑↑↑“越えて行けそこを、越えて行けそれを、今はまだ人生を、人生を語らず”…拓郎はもうおそらく未来永劫、人生を語るつもりはないのだろう。そんな気がする。
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27）永遠の嘘をついてくれ／

アルバム「ロングタイム・ノー・シー」から。中島みゆきが拓郎に書き下ろした佳曲であるが、舞台設定は女性らしく繊細であるにしろ、字余り具合といい、メロディといい、これも最初に聴いた時は「ファイト」と同じく、彼女による“拓郎擬態曲”だと思った。タイトルからして拓郎っぺーが、しかし、名作の趣がある。

突然、ギターを掻き鳴らして畳み込むように拓郎が歌い始める。風景が走る。ラストステージも半ばであり、もう後に体力を残しておく必要がなくなったからだろう、先の2ステージに比べると拓郎の歌唱は激しい。1番のサビを体を揺するように歌い上げ、バックの演奏がカブッてくると、マイクから離れて客席にお尻を向けた得意のポーズでギターを弾きながら、クネクネと腰を揺らしてバンドを煽っている。カッコイイ。…と、舞台左手からスルスルと中島みゆきが登場し、さりげなく2番を歌い始めたから、さあ大変。会場は“ウォオォ～”と沸きに沸き、一気に興奮の坩堝と化す。もちろん、僕もテンション↑↑↑。さっきのMCで言ってた“いろいろある”とはこのことか。ごちそうさま。

中島みゆきは本当に変わらない。それが逆に彼女の怪物性を際立たせる。スクリーンでアップになった顔は能面のようにツルツルで、微笑みを湛えてはいるが、目は据わっており、虚空を見つめている。

拓郎が歌い出した時、「この歌いいね」と言っていたハニーもいきなりの中島みゆき登場に驚き、「拓郎が歌う方が良かった、中島みゆき、コワイ」と一言。「でも、ナマのムッシュと中島みゆき見れてトクした～」とも。ゲンキンなやっちゃ。

中島みゆきは自作の歌を自信と情感たっぷりに朗々と歌い、会場を圧倒して、歌い終わると深々と頭を下げ、拓郎に挨拶して、ムッシュと同じく風の様に去っていった。今日のゲストは引き際がいい。
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拓郎のMC。「いやいや、緊張したねー。女の人は苦手だから」「向こうからやろうって言ってくれてね。中島さんもイイ人だから。年をとるとみんなイイ人になるねー」と拓郎。「じゃ、今度はこの歌を…エルトン永田バージョンで」清々しいピアノのイントロが、照明を落としたステージに響く。「外は白い雪の夜」だ。
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28）外は白い雪の夜／

アルバム「ローリング30」から。実を言うと、僕は何だかロマンチックに過ぎるこのナンバーがあまり好きではない。皆がこぞって涙する“女はいつでも～”の歌詞にしろ「そんなの誰でも両方だろ！」と突っ込みたくなる。しかしながら、拓郎も気に入っているからこそ歌うんだろうし、ファンの間でも結構な人気曲らしい。ダイヤモンド何とかもカバーしてたしねー。僕は拓郎のコピーバンドをやってる時に、他のメンバーにせがまれてやむなく渋々これをチョイスした想い出がある。まあ、これも拓郎の多様性つーことで。
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29）僕たちはそうやって生きてきた／

アルバム「こんにちわ」から。「いつもチンチンに冷えたコカコーラがそこにあった」「今度はいったい何度目の引っ越しになるんだろう」「僕の人生は今何章目なんだろう」など、キャッチコピー風ロングタイトルソングの系列にあるであろう一曲。残念ながら、これも“イイ曲じゃん、今度チャンと聴いてみよう”という感想以外は覚えていない。今度チャンと聴いてミマス。
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30）冷たい雨が降っている／

またしても「ローリング30」からのロマンチック・ナンバー。こーゆーの、拓郎が歌う必要あるのかねー、と、アルバム発売当時からずっと思っていた。しかしもう、何も言うまい。今はハニーと手を繋いで芝生の上に立ち、ウエットなこの演奏とメロディーに包まれるだけだ。まあ、拓郎の中では「ホテル・カリフォルニア」なんだろうけどね。誤解のないように言っておくが、僕自身は充分にロマ～ンチックな男やからね～、である。それに、僕は拓郎のロマンチック・ナンバーがどれもこれも気に入らない訳ではない。例えば「恋の唄」なんて大好きだし（プライベートじゃなく、オンステージ第2集の方ね）、「帰ってきた恋人」「おいでよ」とか色々、かなりいいのもあると思う。
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「いやいや、今日は本当によく来てくれたね。君達の大好きな曲をやってあげよう」と拓郎。ワンツースリーで、夜空に向かってバンドが一斉に音を放つ。パラパッ…
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31）春だったね／

アルバム「ライブ'73」から。でも僕は「元気です」のスタ録盤が最高に好きである。あんなにも軽やかで美しく、僕に言わせればダリ的かつ錯乱的なロックンロールって他にないよ。「春を呼べ」も「春になれば」も「春うらら（これは違った！）」もそれぞれイイけど、やっぱ「春だったね」には特別な何かがある。スタ録盤の、魔法の様なストリングスアレンジ。繰り返される歌詞。3万5千人のオヤジ、オバちゃん達、そして少し若い僕は、この幻想的な歌詞に巻き込まれて今ここでユラユラと漂い、惚けたように手を、腰を振っている。ありえない光景がここにある。そして、かなり若いハニーも僕の手をギューと握って、目に照明やスクリーンの輝きを映している。
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ここで遂に、ミカバンドの「黒船」のバイオリン奏法（？）とキレイに肩を並べる高中の発明、いっぱいに広がる夕景をまるで一筆書きのようにくっきりと、単音のチョーキングで表現し切った有名なイントロが鳴り響く。
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32）落陽／

アルバム「ライブ'73」より。言わずと知れた、拓郎最大の人気曲。ああ「落陽」。うーん「落陽」。当然テンション↑↑↑↑↑↑。初めて聴いた瞬間に大好きになり、多くの音楽を知った今でも、心のベスト10以内に軽～く入ってしまう。初めてこれをバンドでコピーして、学園祭で演奏した時の、王様になったような気分をよく覚えている。騒音と激情による空間の征服。思えば、あれはパンクと同義であった。特にバンドの中心に立ち、自分のフォークギターでイントロのリズムを刻んでバイオリン奏法を導く快感、間奏のブレイクのカッティングからドラムのフィルインを引導する快感は、今までの人生で僕が得た多種多様な快感の中でも、特別なものであったと言えよう（何だよ、44年も生きてきて快感少なかったんだね、などと言うことなかれ。つまりそれくらいの快感である、ということなのだ）。

それにしても、何故みんなこの曲がこんなにも大好きなのか。ここに描かれているものは、もちろん、日常的に我々が自己投影出来るようなシーンではない。遠い旅の途上の、しかも特異な人物との一瞬の出逢いと別離。まず、この曲は我々に抗えないメロディ、おそらくは細胞に刻印された旋律を含んでいることがひとつ。また、我々を誘惑する放浪の感覚、これも、おそらくは心象風景の奥深くに見え隠れするイメージを提出していることがひとつ。そして、まっ赤な夕景と重なる破滅の感覚。これも重要である。

分かりやすく言えば、「コンドルは飛んでゆく」を聴いた時にわき起こるいわれのない、しかし圧倒的な郷愁、哀愁のようなものを、この曲は含んでいるのだ（もちろん「コンドル～」を聴いても何とも感じない人もいるだろう、逆にそういう人はまた別の曲を聴いて、今僕が述べたような感覚に陥るのかも）。

宴もたけなわ、である。得意の拓郎ダンスでバンドとファンを煽りまくり、いつ果てるともないエンディングに身を任せていた拓郎が、突然立ち止まり、前方上空をじっと見上げているところがスクリーンに映った。

と、客席背後の森の向こうから閃光が輝き、初秋の夜空に花火が上がった。一発ではない。何発も、何発も上がり、何万もの人々が皆一様にそれを見上げ、歓声を上げる。火花が客席に降り注ぐのが見える。いっそ芝生に火が付いてメチャクチャ燃え上がればいいのに。循環コードのエンディングはまだまだ続く。僕とハニーは揺れる。拓郎もまた例のダンスだ。踊る指揮者、瀬尾一三も狂喜乱舞。いよいよ、ライブは最後の時に近づいている。
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ここでまた岡本おさみに「岡本さん、うれしいだろうねー。みんなこの曲がこんなにも大好きなんだからさ、どう？」などと呼び掛ける。そして、「よく聴くとイイ曲なんだよ」と言って、次の曲へ。
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33）a day／

アルバム「こんにちわ」から。「落陽」の盛り上がりの後に、いきなり聴いたことのないこの曲が始まったのでちょっと驚いた。異色な曲調で昭和歌謡っぽく聴こえ、誰かのカバーかと思ったほどだ。これは“イイ曲じゃん、今度チャンと聴いてみよう”と思う間もなく、えっ？何？何？この曲？何が起こってんの？と混乱してる間に終わってしまった。でも、確かによく聴くとイイ曲かも。今度チャンと聴いてミマス。コレバッカ。
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34）今日までそして明日から／

アルバム「イメージの詩」から。昔なら「落陽」で火のついたファンの頭を冷やすために、チルアウト用の曲を2曲やってオシマイという感じで、その流れを汲んだ選曲なのか。この曲のバンドアレンジをイイと思ったことのない僕にはかなり物足りない結末だ。まあ、この肩透かし感は拓郎の十八番でもある。
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拓郎、客席に深々と頭をさげ、あっさり退場。演奏はしばらく続いた。「また逢おう！！」はナシ。

照明が消え、アンコールの声と手拍子があちこちから沸き起こる。「た・く・ろ・ー！！」の合唱と手拍子は一致してはズレ、ズレては一致しながら、延々と続く。

かぐや姫が出てきて、3人で「神田川」を演奏。“若かったあの頃～”が、あまりにも現実のものとなって迫り、不思議な感慨に打たれる。そして、拓郎だ。バンドが心当たりのないイントロを奏で、拓郎がマイクの前に立つ。
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＜アンコール＞

35）聖なる場所に祝福を／

アルバム「月夜のカヌー」から。えーと「こんにちわ」に続き、このアルバムも聴いたことない。従ってこの曲も初めて聴いた。今度チャンと聴いてミマス。この一大イベントのアンコールを比較的新しめのアルバムからのナンバーで締めくくったのは拓郎の意地なのかも知れない。会場のどこかで観ていたらしい岡本おさみは、最後のアンコールで自分とのコラボ作を歌う拓郎を、どんな想いで見詰めていたのか。
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誰もが「人間なんて」を演るに違いないと身構えたタイミングに、ほとんどまっさらの新曲を持って来てシャアシャアと歌い切り、あっさりと退場した拓郎。どうやらこの巨星は、まるであの「落陽」の如く、鮮やかではあるが愁いを帯びた光を放ちながら、そして、除々にその光を弱めながら、時間を掛けて、ゆっくりと、いつの間にか溶けるように、水平線の彼方へ消えて行こうとしているようである。

今回のつま恋は、何かの始まりではありえない。しかし、何かが終わった訳でもない。時代は脈々と連携し、どこかへと辿り着き、そこが雨降りでも、また、どこかへと流れてゆく。今回は歌われなかったが、「流星」の“流れる星は今がきれいで、ただそれだけに悲しくて”というフレーズを思い出す。

さて、現在の日本のミュージックシーンにあって、70年代のロックやフォークシンガーの再評価が進む中、吉田拓郎が過小評価されている感は否めない。考えてみれば、かつて“反体制”というスタンスだけを旗印に、我が国の新しい音楽に寄り添い、語り、その立ち位置を固め、今のシーンに、システム的にしろ、思想的にしろ、実質的にしろ影響を及ぼす地位を獲得してメディアを牛耳っているであろう輩にとって、かつての吉田拓郎という存在はあまりにも王道でありメジャー、つまり社会的には明らかに“体制側”として映り、その気分は以降もずっと続いているのだろう。

結果「頭脳なんとか」とか「はっぴいなんとか」、アングラっぽいフォークなんかがやたらハバを利かせることになるのだ。確かにそれもいいけど、何か気にいらねえ。本末転倒じゃねぇの？

僕のイメージでは、現在メディアの中枢にいるのはどちらかと言えば、かつて、反戦運動と結びついた70年代アングラ・フォークの旗手として注目を集めた拓郎が、「結婚しようよ」で商業的に成功した途端に資本家＝体制側に魂を売ったと批判し、帰れコールを浴びせた側の人間のような気がしているのだ（思い込み）。彼らはその後、総じて洋楽志向となり、洋楽至上主義者となり、僕が何度も揶揄するように、日本語はロックには乗りにくいなどとほざき始めることとなる（これも思い込み、と言うよりは一種の被害妄想かも）。

僕は今回のつま恋がさし迫った頃に、このイベントが、本屋で見かけるどの音楽雑誌からも隔絶されており、パイオニアたる吉田拓郎の居場所がないことに愕然とした。ジャリの物見遊山みたいなフジなんとかや、ジャコのプールみたいなサマソなんとかの特集ならアホほど組んで、煽りまくってるっちゅーに。かと言って“大人のロック”みたいな雑誌を見るとムシズが走る。「大人のロック？ハア？もしもし～？」である。てな感じで、普段はそーゆーことに無関心なこの僕でさえが、ハラを立てたり、怒ったり。
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この夜、つま恋最寄りのJR「掛川」駅周辺のホテルは、万単位のファンでどこもかしこも満室状態となった。で、僕が予約しておいたホテルにチェックインしようとすると、受付嬢に「昨夜のご予約とお聞きしておりました、本日は満室でございます、キャンセル料100％となりますが」と言われ、「ぜったい今日予約したはずだ」と言い張って何とかキャンセル料は踏み倒したものの（たぶん、僕が1日間違えたのだろう。だってコンサートの客で込んでるはずなのに簡単に部屋が取れたんで、あれっ？とちょっと疑問に思ったし）、当然他に泊まれるホテルはなく、僕等は掛川駅にレジャーシートを敷いて、一夜を明かすハメとなったのである。

あ～、それも青春…？

（ウッディー）
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■PS-01／

結局、拓郎は3ステージ合わせて35曲を歌ったことになるが、過去に発表されたアルバムの中で、今回のつま恋で演奏された曲目が、複数曲収められているものをピックアップしてみると以下の様になった。
※（）内は演奏された順番
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「オンステージ～第2集」／2曲
07）ともだち
10）イメージの詩
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「ライブ'73」／5曲
04）ひらひら
13）野の仏
23）ビートルズが教えてくれた
31）春だったね
32）落陽
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「今はまだ人生を語らず」／4曲
02）ペニーレーンでバーボン
08）知識
17）シンシア
26）人生を語らず
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「ローリング30」／4曲
21）虹の魚
24）言葉
28）外は白い雪の夜
30）冷たい雨が降っている
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「無人島で」／2曲
22）この指とまれ
25）サマータイムブルースが聴こえる
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「ロングタイム・ノー・シー」／4曲
05）淋しき街
09）生きていなけりゃ
11）とんとご無沙汰
27）永遠の嘘をついてくれ
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「こんにちわ」／4曲
06）消えていくもの
16）いくつになってもハッピーバースディ
29）僕達はそうやって生きてきた
33）a day
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これらは、拓郎が少なからず愛着を感じているアルバムであると思ってもいいであろう。
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■PS-02／

今回、歌われた35曲中、中島みゆきの2曲を除いて拓郎のオリジナルは33曲。その中で拓郎が詩・曲共に手がけているのは以下の17曲のみ。
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02）ペニーレーンでバーボン（つんぼ桟敷→蚊帳の外）
03）海を泳ぐ男
06）消えてゆくもの
07）ともだち（ハーモニカホルダー）
08）知識
09）生きていなけりゃ
10）イメージの詩（篠島R＆Bアレンジ）
14）唇をかみしめて
15）友あり
16）いくつになってもハッピーバースディ
17）シンシア
18）我が良き友よ
22）この指とまれ
26）人生を語らず
29）僕らはそうやって生きてきた
33）a day
34）今日までそして明日から
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その他、後半分程の16曲は、岡本おさみや松本隆、阿木耀子など、プロの作詞家によるもの。拓郎は平素より「メロディメイカーとしては誰にも負けない。でも、歌詞にはまったく自信がない」とのたまっているようだが、その現れか。しかし、アルバム「～人生を語らず」や「大いなる」に顕著なその詩作の才は格別であると言えよう。それらのアルバムの楽曲はもちろん、「ファミリー」「流星」「元気です」「20才のワルツ」「証明」「ひとつまえ」など、時には背筋が寒くなる程の、漢詩的な“キレ”を見せつけてくれたものだ。
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■PS-03／

ミクシーの元祖拓郎コミュに僕が載せたチケット譲ってトピを見て、いい場所のチケットを譲ってくれたぴげ氏に感謝の意を表しつつ。

※注意！！上記のライブの曲順や内容、MC等は、聞き覚えたイメージの範囲内での再現なので、実際とは異なる場合が多々あります。あらかじめご了承ください。

（ウッディー／つま恋紀行2006／おしまい）

★つま恋紀行2006／ﾋﾞｼﾞｭｱﾙ編★
↓↓↓
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topics-top（to vol.1）
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コメント(16)

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[1] mixiユーザー 10月04日 02:33

すごいよウッディーさん！
僕は行けなかったけど、十分すぎるほど感動が伝わってくる。
楽しく読ませていただきました(^ｰ^

[2] mixiユーザー 10月04日 03:53

凄すぎます

完全再現ドキュメントレポ

あれから10日以上たちましたがこのレポ読んでたらあの日のことが、手に取るように蘇ってきます

ありがとうございました

[4] mixiユーザー 10月04日 19:30

＞カメロー氏
お久です！行けなかったんだ。残念。カメさん、このどっかにいるのかな？とちょっと思い出してましたよ。
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＞リチャード・キッスさん＝ってキース・リチャーズのもじり？ですか。
お初です！感情過多ですが、偽らざる気持ちです。実はまだまだ書き足りてないのですが。
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で、僕は今思っています。また10年後、20年後に、「リビング・オブ・ザ・デッド」みたいな様相を呈したつま恋、やってくんないかなあ、と。もちろんあっしもゾンビの一人として参加しまずぜ、旦那。

[7] mixiユーザー 10月05日 01:12

ウッディーさん、思い出してくれてありがとう＾＾ゞ

行けなかった者としては早く音を聞きたい！
つま恋といえば「あゝ青春」のあのイントロが31年間染み付いてるからね。僕の中ではあの1曲が75年のつま恋を凝縮してると思うんだけど、みんなそういう、この曲が06年のつま恋の象徴だっていう曲を期待したと思うんだけど、どの曲がそれに当ると思います？

会社の企画で拓郎が取り上げられたら張り切るだろうな～と思う反面、知りすぎてるがゆえに言いたいことの半分も言えなうだろうな～って思う。だって拓郎に恋してるからね（*^・^*）

[8] mixiユーザー 10月05日 14:01

言いたいことの半分も…

…僕も、
拓郎のビジュアルの下にイギリス国旗はねーだろ、
と思ったが、言い出せなかった。

浮いてるよなー、ぜったい。

[9] mixiユーザー 10月05日 14:14

■PS-04／

ちなみに、つま恋から帰って来た次の週、会社のプレゼン案として、上のようなチラシを制作した。とは言え別に僕が提案したのではなく、デザイナーと広告代理店との打ち合わせで拓郎をメインビジュアルに使うことになったらしい。やはり、今回のつま恋効果だろう。

考え方としては、50過ぎの団塊の世代をターゲットに“あの頃の夢を今叶えよう”的なアプローチで、マンションを売ろうということのようだ。で、ターゲットの年代にカブる還暦であり、時の人でもある拓郎に白羽の矢が立ったという訳である。

僕は昔と今現在の拓郎のビジュアルを探して持って来るよう言われたのと、コピーに使えそうな歌詞のピックアップを頼まれた。僕のイチオシは「流星」の“キミの欲しいものは何ですか？／僕の欲しかったものは何ですか？”だったが、結局「ペニーレーンで～」の“時が経ってしまうことを～”が拓郎のメインビジュアルに掛かるキャッチコピーとして選ばれた。

で、プレゼン段階とは言え、裏付けを取っておこうと代理店が拓郎のプロダクションにアポを取り、今回の広告に写真と、ちょっとしたインタビューを取ってそれを掲載させてもらえるよう条件を提示したが、拓郎は「500万ぽっちでチラシの広告なんかに出たくない！」と言ったらしい。制作スタッフは皆「何様やねん！」と怒っておいでだが、「何様やねん！」って、相手は「拓郎様やねん！」。で、僕は一人ホクソ笑んだのである。「さすが拓チャン、そうでなくっちゃ！」

結局、チラシへの出演交渉は頓挫したまま、不認証の拓郎のビジュアルはそのまんまで、今週末はプレゼンである。もしクライアントに拓郎好きでもいて、これが通っちゃったらどうしよう。その時は僕が手みやげ持って説得に向かおうか。ついでにサインでもねだっちゃおう。

※誤植修正の為、書き込みNo.5から下へ移動。No.6～8の書き込みの辻褄が合わないのはそのせい。

（ウッディー）

[10] mixiユーザー 10月05日 14:35

よく、書かれています。感心しました。
拓郎への情熱を感じます。

[11] mixiユーザー 10月05日 20:07

すっごく面白くて、２度読み直しました。
でも、でもでも、チラシの名前が間違ってるよ(T_T)

[12] mixiユーザー 10月06日 01:05

ほんとだぁ～！間違ってる!!
ウッディーさん、まさかこれも言い出せなかった（笑）

[14] mixiユーザー 10月06日 02:21

「ああ、青春」がオープニングと思っていました。
5部の最初が「ああ、青春」とわかった時、涙があふれてきました。
もう最初から最後まで泣きながら見てましたよ。
わしは、篠島の時の「ああ、青春」が一番好きです。

あの年は大晦日も日本青年館で拓郎のコンサートで年越ししました。チケットが手に入らず。会場の設営のアルバイトをして見たのです。それが終わってから、原宿のセントラルパークでフジテレビの番組の警備でした。所ジョージや杏里がいましたね。

[15] mixiユーザー 12月15日 14:30

■その他レス／
↓↓↓

瀧＠QB
うえー長ぇー！

でもかつがつわけてまた読ませてもらいます。
自分の日記にも書きましたが
拓郎は『制服』という曲が好きです。
あれは新幹線ではなかったが
国鉄の昼間の光景なんですよね。
まだ蒸気機関車は走っていたのだろうけれど。

2006年10月03日
10:35
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ワタナツサタリン
いってきたん？（よまずにこめんとするあたい）
2006年10月03日
12:47
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カ　ン
いっとったんや、わたいはテレビで見た。
大長編なんでゆっくり読ませて頂きます。
2006年10月03日
18:24
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M.D.BINJI
はやく続きが読みたい。（笑）

数年前に出した「月夜のカヌー」ってアルバムも時々聴いてるけど、よく聴き込むと、これもいいアルバムだと思えるんだけど。

もっと若い人に売れてもいい気がするんだけどなー・・・・。
「コブクロ」が売れるくらいなら拓郎ももっと売れておかしくないと思うのだけどなー・・・・。

2006年10月03日
18:26
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M.D.BINJI
今気づいた（笑）コミュのほうに書き込んであったんだ（笑）
2006年10月03日
18:42

[16] mixiユーザー 01月23日 05:20

はじめまして。39才です。今日に至るまで自分の周りで拓郎の話題で話が10分と続いた事のない時間を過ごしてきてましたが、こちらのﾄﾋﾟに出会い、感無量です。音楽評論家の人たちが語る拓郎については、半ば相づち程度でしたが、この血の通う感想こそが僕自身を熱くさせてきた拓郎像そのものでした。二回ほど読み返し、朝の五時だというのに眠れません。読んで興奮する文章に久しぶりに巡り合いました。先輩がたの輪に是非また来たいと思いますのでよろしくお願いします。

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