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「いのちの風」通信コミュの争わない/喜ばれる存在

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いのちの風 ?504―その3 
平成19年5月1日(火)発信 大圓(だいえん)


今回のテーマ 

障害児/大平光代さん/ダウン症/小林正観さん/争わない/喜ばれる存在


(その2からの続き)


パソコン検索の「小林正観氏インタビュー」から抜粋・引用します。
http://members.at.infoseek.co.jp/y_pine/genki/news/seikan_k.htm


 「33歳の時、やっと子どもに恵まれました。うれしくて「慶」という文字を用意して慶子という名前にしました。 その子は知的障害児でした。 そう聞かされたときはショックで頭の中が真っ白になりました。 でも結果として私は彼女に感謝をするようになり、そして本当に多くのことを学ぶことができました。 まるで彼女が私に教えてくれるために、私たち夫婦を選んで、やって来てくれたようなのです。

 彼女を通して「争わないこと」の大切さを教えてもらいました。 彼女の1歳下には次女がいますが、妹は健常児です。 慶子は筋力も普通の子どもの3分の1くらいしかありません。 ですから、彼女がおもちゃで遊んでいると、妹がそれを容易にとることができる。 でも慶子は決して怒ったり、奪い返そうとはしません。 何も気にせずに次のおもちゃをもって遊んでいる。 


  それを見た妹は、またそのおもちゃがほしくなり、取ってしまう。 慶子は、また怒りもせずに、また次のおもちゃをもって遊びます。 これを3回繰り返し、4回目になったときのことです。 妹はもう、おもちゃをとりあげませんでした。 近寄っていって慶子と一緒に遊び始めたのです。

私は、2人が仲良く遊んでいる姿を見たときに、いっさい争わないことのすごさを知りました。 争わないで闘わないで問題解決してしまう、そのすごさを実感しました。争うことや闘うことは意味をもたないのではないかと思ったのです。争わずに受け入れ、分かち合うことの大切さを慶子に教えてもらいました。



 慶子が小学校6年で12歳の時でした。 運動会で、徒競走がありました。 4年生までは50メートル走、5,6年生は100メートル走ですが、彼女は筋力が普通の子のようにはないので走るのも遅く、いつもビリでした。 ところが、その年は捻挫した友達がいました。 その子も走りたいと。 先生は、それならば慶子ちゃんと同じ組で走らせようと考えたのです。 

妻がそれを聞いて「「慶子がはじめてビリじゃないかもしれない」と笑顔で出かけて行きました。もちろん何番でもいい。 ビリでもいいんですが。

  妻がにこにこして帰ってきました。 それで、慶子ちゃんが初めてビリでない徒競走ができたのかと思って聞いてみました。 すると、彼女は「それがねえ、またビリだったのよ」とうれしそうにいうのです。



 「よーいどん!」で、慶子はいつものように走り始めましたが、後ろには捻挫をした友達が走ってきます。 彼女はその子の姿を気にかけて、心配そうに、振り返り振り返り後ろを見て、走り続けたようです。その子が足をかばいながら走ったためにキャッと叫んでころんでしまった。 慶子は急に回れ右をして走り出し、その子のところにいって手を引き、一緒に走り始めたというのです。 2人の走っている姿を見て、生徒達はもちろんのこと、父兄達も総立ちになって慶子とその子に声援を送ったといいます。

  2人で仲良く走って、最後にゴールの前にきた時に、慶子は、その子の肩をぽんと押してあげて、その子をゴールに入れてから自分が入ったというのです。



  この話を聞いたとき、私は最初、にこにこ笑って聞いていましたが、そのうち顔が真顔になりました。 今まで競争社会の中で、生きてきたように思います。それが当たり前のように思っていた。でも慶子は、人間とは、競争する存在なのではなく、「喜ばれる存在」であることを教えてくれたのです。

  人間の生きる目標というのは、決して人を蹴落として一番になることではなく、喜ばれる存在になることではないかと思ったのです。 「人間」とは、人と人との間で生きています。 だから「人間」と書く。頼まれて初めて、その人の存在感があるのです。 

人生の目標は何かを達成することではなく、喜ばれる存在になることなんですね。 喜ばれる存在とは頼まれやすい人。 頼まれやすい顔をしていることです。」

                                                  (完)


★「いのちの風」通信「縁の花」支縁サイト
(毎月3回知人300人へ送信している、いのちや野宿者、日本についての思いを書き綴っている通信。 政治論では愛国保守系の内容です。 ?500までのバックナンバーを更新・掲載)   http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm


           【リンクのホームページ】


? 「いのちの風」通信 
(大阪駅前炊き出しや清掃の写真が載っています。 画面左にある「4、最近の活動」には踊り
子大圓が、踊りの出場を前にして踊っている写真の連写が載っています)
http://www.geocities.jp/ishiguro_yoshihiko/index.html

? 知人の野瀬泰良さんの霊園会社のホームページに、私の体験談を載せていただいています。 
美原ロイヤル・ニュース (平成16年冬季号 VOL.8の3ページ目) 
「【シリーズ】別離の哀しみを乗り越えて 人と人との魂の絆に気づいて 野宿者救済運動を始める」 
釜が崎での炊き出しの写真とともに私の体験と考えが掲載されています。
http://www.noseh.com/

? 應典院HP「いのちと出会う会」
(石黒司会の應典院での年9回開催の名物イベント行事)
http://www.outenin.com/inochi/index.html

mediaXから配信しているインターネットTV『Tv−Woo(http://tv-woo.jp/)』で應典院での「いのちと出会う会」が映されています。 画面下のお勧め番組「ケースケ講演する 前編・後編 第66回 いのちと出会う会にて」をクリックしてください。 2時間のビデオが放送されます。 紺の作務衣姿の司会者が私です。
                 
? 大阪メチャハピー祭
(立上げの時から参加して実行委員兼踊り子として関わった、鳴子を鳴らして踊るよさこいソーラン踊り系踊り祭。 昨年で7回目、大阪城ホールなどに7000名が参加する子供中心の踊り祭で子供たちに夢と希望を与えようという大阪の一大イベントに成長)    
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mecha/

「2006年・大阪メチャハピー祭」のスライドショー
(「大阪の子供たちに夢と希望を!」「大阪の商売人がんばれ!」「大阪の文化は日本一や!」 この曲のメッセージを、これからも大阪じゅうにまき散らしていきます。 いつでも踊りの出前行きまっせ!)
http://f.flvmaker.com/mc.php?id=Y/xcPpX4__GKUTAF6Eq.PMqehLcwBpX8jEYGJBYuJLOSEhRXPKHlXbvu73Ci83qIZgVPT3bkbolbX1KdiDF7hzs

? せんば花金夜市
(よさこいソーラン踊りを私が踊っています。 虎のぬいぐるみも私です。 画面右の写真をクリックすると大きく写ります。 
この着ぐるみを着て大阪駅前で野宿のオッチャンたちと掃除もしています)
http://www.home-smile.com/hanakin/index.html

トラッキーの掃除屋さん(別のところで宣伝マンをしている姿です)
http://itijikurin.blog65.fc2.com/blog-entry-281.html


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