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「いのちの風」通信コミュの?きいちゃん−1

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またまたうっかり転載を忘れていました。


いのちの風 ?495―その2
平成19年1月31日(水)発信 大圓(だいえん)


「いのちの風」通信「縁の花」支縁サイト
(毎月3回知人300人へ送信している、いのちや野宿者、日本についての思いを書き綴っている通信。 政治論では愛国保守系の内容です。 ?490までのバックナンバーを掲載)   http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm


今回のテーマ 

赤い日の丸/飛んでるイノシシ/きいちゃん


(その1からの続き)

 で泣いてる、きいちゃんを目の前にして如何したら良いか分からなくて、「そうだ。結婚するお姉さんへのプレゼントを一緒に作ろう」と提案しました。 私は金沢で生まれて育ったんですけど、金沢の山の方に「ふたまた」という和紙の里があって、そこで染めを習って来ました。 

で「さらし」という割合安く買える、白い反物みたいなのがあるんです。 本当に安いんです。 そういう物を買って来てきいちゃんと一緒にその「さらし」を夕日の色に染めました。 それで「浴衣を縫おう」と提案したのです。


でも本当の事を言うと私はきいちゃんが浴衣を縫うのは難しいと思っていました。 手に凄く重い障害があるんです。 小さい時に高い熱が出て手が全然思うように動かなくて、マイクを触ろうと思っても手が向こうに行ったり手前に来て仕舞ったり、本当にそこを触る事が出来ないし、お箸を持つ事も難しいんだけど、もし持てたとしても鼻の所に行ったり口の下に来たりで中々自分でご飯を食べる事が出来ないんです。  

だから色んな事を人に頼ってきいちゃんも生活してたんです。 そういうきいちゃんだったので、やっぱり自分で縫うのは難しいと思って、きいちゃんが1針だけ縫って私が縫っても良いし、ミシンもあるしなんて、そう思ってたんです。 ところがきいちゃんは「お姉ちゃんのプレゼントだから私が縫うよ」と言い張るんです。 

それで練習用の白布を渡すと何度も何度も針先で指の先を刺すので血が一杯出て白い布が血で赤く染まって行きました。 


私は怖がりなので、それを見たら「こんな事を言わなければ良かったなぁ」って思って「もう。止めて」って言ったけど、きいちゃんは「大丈夫だよ。お姉さんのプレゼントだから私縫うよ」って言ってにっこり笑って縫い始めたんです。 練習し始めたら本当にどんどん上手になって行って、真直ぐ縫えるようになったんです。 

学校にいる間もズーっとそれを縫っていて、施設に帰ってからもきいちゃんはズっとそれを縫ってたんです。 そしたらとうとう結婚式の10日前に縫いあがったんです。 それで急いで糊付けしてお姉さんの所に送ったんです。


 そしたらお姉さんから私の所に電話が掛かって来ました。 結婚式にきいちゃんだけでなくて私にも出て欲しいと仰るんです。 でもお母さんの気持ちを考えると出ても良いのかどうか分からなかったので電話をしました。 そしたらお母さんが「あの子の姉が如何してもと言って聞かないので結婚式に出てやって貰えませんか?」って、そう仰ったので結婚式に出る事にしたんです。

 
お母さん産んでくれて、ありがとう


結婚式のお姉さんはとっても綺麗で幸せそうでした。 ただ式場の何人かの方がきいちゃんをジロジロ見ていたり、何かヒソヒソ話しをしておられるのを見て、「きいちゃんはどう思っているかなぁ、やっぱり来ない方が良かったかなぁ」ってうつむいてる、きいちゃんを見て思ったんです。 

ところがお色直しの扉から現れたきいちゃんのお姉さんは、あのきいちゃんが縫った浴衣を着ていました。 旦那さんになられる方と真直ぐマイクの所に進んで来られて、そして私ときいちゃんをマイクの所に呼んでくれました。 そしてこんな風に話されました。

(その3へ続く)


山元加津子さんの話「みんな大好き」
http://tekipaki.jp/~gon/park/fram/F020713.htm

マイミクの山元加津子さん
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=4085045


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