We　Love　Numeriコミュの悪徳芸能事務所と対決！

友達の日記です
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↓


自分は芸能プロダクションのマネージャーです。



僕もかれこれ業界歴２年になりやっと全ての仕事が上手くいくようになっ
てきた時に僕のmixiに事務所に所属してるタレントの女の子からメッセージが届
きました。



僕はmixiのプロフィールに自分が芸能プロダクションのマネージャーであること
を書いている上に芸能関係のコミュニティーに沢山入ってるので時々見知らぬ芸
能人を目指している女の子や事務所に所属してるタレントからメッセージが来た
りもします。



で、今回のメッセージって言うのが渋谷で○○○○○って言う芸能プロダクション
にスカウトされて所属してたんですけど仕事が全くないので辞めたい。しかも入
る時に高額なお金を払ったのに全く仕事がないから出来ればそのお金も取り返し
たいんだけどどうすれば良いですかみたいな内容。



俺はその事務所の事を知らなかったのでネットや2ちゃんのスカウトスレで調べて
その子にメッセージを返しておきました。ちなみにひどい叩かれようでした(笑)



メッセージくれた女の子みたいな書き込みばっかり(笑)



それから数ヶ月…



今日渋谷にて某芸能プロダクションにスカウトされました。



しかも先ほど登場した２ちゃんねるで良く叩かれているボッタクリ芸能プロダク
ションでした。



当然、自分は仕事柄色んなサイトを見ます。



もちろん２ちゃんねるも。



スカウトスレあるんですけどここがまた面白い！(笑)



だって普通に知ってる人の名前とか出てきますからね(笑)



えぇ例に漏れずもちろん僕も過去に名前が登場したことありますよ(笑)



まぁ前置きが長くなりましたがその２ちゃんのスレで一番ひどい叩かれ方をして
いる先ほど述べた事務所にスカウトされた訳なんです(笑)



「あの〜すいません。○○○○○って言う芸能プロダクションのスカウトのもの
なんですけど、ちょっといいっすか？」って明らかギャルの姉ちゃんが話かけて
きた



『えっ、２ちゃんねるで有名な悪徳芸能プロダクションのスカウトじゃん』なん
て思いながらここで声をかけられたって事は俺をスカウトしてくるのかそれとも
俺のスカウトの邪魔をしに来たと判断。



「なんすかー？」



「すいません。実は今スカウトしてまして。バイト感覚で出来るんですけど、映
画のエキストラとか雑誌のワンコーナーとかに出る仕事が沢山あるんですけど興
味がありませんか？」



うわっスカウトだ！とか思いつついじって遊んでみることに(笑)



「興味ありますねー」



「本当ですか！じゃあ一度面接したいと思いますので名前と住所と連絡先を教え
てもらえますか？」



大抵こういう事務所のスカウトマンは完全歩合でやってます。だから事務所に人
を勧誘して所属することになって初めて給料がもらえるシステムなんです。だか
ら芸能界に興味あるなんて言葉を聞いたら向こうは必死でこっちを落としにくる
ものです。



だが、さすがに２ちゃんで叩かれてるだけあって名刺すら出しません。



「ってかそっちの事務所のこと何も分からないのにいきなり名前とか連絡先って
おかしくないですか？とりあえずそっちの名刺くださいよ。」



「すいません。自分スカウトのものなんで会社の名刺しか無いんですよ。」



はっ？何それ？ってかそんなんでスカウト出来るのか？普通はスカウトする人間
は自分の名刺は必ず持っているものです。



「じゃあ会社の名刺くださいよ」



「ちょっとそれは…」



会社名刺も渡さないし何か怪しい匂いがプンプンしてきます。



「じゃあ所属タレントのプロフィール見せてください」



スカウトとは言えさすがに所属タレントのプロフィールくらい持ってるだろうと
思ってこの質問。ちなみに僕はタレントプロフィールをUSBメモリーに入れてるか
ら紙のプロフィールは日によっては持ってない日もありますが(笑)



「すいません。今は持ってないんですよー」



ってありえないような解答。



なんだここのスカウト適当だなーこんなあほみたいな姉ちゃんに着いて行くやつ
いるのか？と思いながらさらにいじることに



「じゃあお宅の事務所で一番有名な人って誰なんですか？」



「そうですね。この前の金曜プレミアムに出てました」



おい姉ちゃん。俺は名前を聞いてるのに金曜プレミアムに出てましたってどんな
答えかたやねん。しかも出るだけならエキストラだってあり得るわけです。



「所属するのにお金はいくらかかるんですか？」



こういう怪しいプロダクションは所属するのにお金を取るところがほとんどなん
でこの質問をしてみる。



「そうですね、プロフィールを作る用の写真代とブックを作る費用もろもろ含め
まして25万くらいですね。」



あらーお高いのね。でも金の事だけはしっかり説明出来るんだって思いながら



「そんなかかるんですかー？ってか何回仕事したら元が取れるんですか？あと一
ヶ月にどれくらいの頻度で仕事があるんですか？」



「すいません私では分からないですねー」



ってやる気ない返事。



こいつ確実に素人だなと判断して同じ芸能プロダクションの人間としてカチンと
くる部分があったから徹底抗戦することに



「はっ？ふざけてないですか？さっきから聞いてたらおかしなことばかりでしょ
！名刺は持ってないし所属タレントのプロフィールは持って無いし金はかかるけ
ど仕事がどれだけあるか分からない。そんなんで良くスカウト出来ますね。」



「すいません自分始めたばかりなんで、あっちに先輩いるんで呼んで来ます」



とか言って先輩を呼びに行った。



で、その先輩登場。明らかに詐欺師みたいな顔したおっさん。



さてもう１ラウンド戦ってみることにします。



「すいませんうちの新人が適当な事を言ったみたいで。お兄さんは芸能活動に興
味あるんですよね？」



「はい。興味はありますよ。でもさっきからあの姉ちゃんがいい加減なんで」



「すいませんでした。じゃあ私が変わりに説明します。」



「ってかまず名刺くださいよ」



「すいません。今、会社の名刺しかないんですよ」



同じ答えかい！(笑)



心の中でツッコミをいれながら



「いや、だからね、こっちはそっちの事務所の事なんも分からないから不安じゃ
ないですか」



「大丈夫ですよ。そんな怪しい事務所じゃないですよ。ちゃんとテレビに出てる
タレントもいるし」



なんだそれ？テレビに出てるタレントがいたら安全な事務所なのか？そうなのか
？ってかこっちはお前の事務所が２ちゃんねるで叩かれまくってるのを知ってる
んだぞ



まぁでも危ない事務所のスカウトは勉強になります(笑)



「そんなに疑うなら今から面接しません？」



…とりあえず意味が分かりませんが相手の事務所に乗り込んでみたいんで



「分かりました。とりあえず行きますわ」



ってな訳で相手の事務所に面接しに行くことになったのです。



まぁ都合により場所は書きませんけど結構渋谷から離れてしまいました。



タクシー移動しないと正直しんどい



でまぁ相手の事務所に到着。



ビルの一室にその事務所はありました。意外に綺麗なビルでした。



で、相手の事務所に潜入します。



広っ！



これも騙されて連れて来られた人のおかげでこんな広い場所を借りられたんだな
あーって思ってたら



面接室みたいな所に案内されてソファーに座らされました。



そこでプロフィールカードを書けって言われる。



もちろん偽物のプロフィールを書いてみる(笑)



田中一郎
23歳



ということでしばらく田中一郎を演じます。



しかしネーミングセンスないよなー(笑)



しばらくしてついに社長が登場です。完全にイッた顔してます。



冷静に判断したら明らか詐欺師全開なんですがスカウトされた人達はスカウトさ
れて嬉しくてこいつの本性を見抜け無かったんだろうなぁーって思った。



登場するなり社長は



「いやー良く来てくれましたね田中さん。田中さんにはタレントとしてのオーラ
が見える！俺はあなたの事が気に入った！事務所をあげてあなたの事を売り出す
からうちの事務所でがんばらないか？」



って言ってきます。
みんなにこんなこと言ってんだろうなあーなんて思いながら、とりあえず相手を
いじります。



「マジっすか！じゃあ俺はタレントのセンスがあるってことですか？」



「はい！絶対この業界にむいてます！私が断言します！だからその溢れる才能を
うちの事務所で活かしませんか？」



俺は笑いをこらえるのが必死でこう続けました



「マジっすか！じゃあ俺の事を特別扱いで売ってくれるって事ですか？」



「はい！そういうことです！」



「じゃあ事務所に入る為の25万も払わなくていいですよね？なんてったって特別
扱いなんだから」



向こうの社長が完全にフリーズしました(笑)



しかしこう続けます



「いや。確かに特別扱いで売るとは言ったけど、それをしたら他の所属者に申し
訳ないから無理です」



「はっ？普通はこんなこと絶対言わないですよ。よほど欲しい人材なら事務所が
写真代なりブック代なり払うんで来てくださいって僕が社長さんの立場なら言い
ますけど。」



はいまたもやフリーズです(笑)



さらに続けます



「ってか普通に考えて25万もかからないですよね？いくら高くても写真撮るのと
ブック作るのなんて６万高くても10万あれば作れますからね。みんなにあなたは
特別だとか言ってお金だけとって仕事を与えないんじゃないんですか？詐欺して
るんじゃないんですか？」



「そんなことは無いですよ。みんなちゃんと仕事してますよ！詐欺ってそんなひ
どい事はしてません！」



必死で訴えてきます。そんなに必死で訴えてきてもこっちはこの事務所が２ちゃ
んで叩かれてるのを知ってるわけだから何を言われても返せるわけです。



「えっ、じゃあ何で２ちゃんねるでここの事務所は徹底的に叩かれてるんですか
？一番ひどいですよ(笑)ここに所属したタレントが仕事が無いのに金だけ取られ
たって書きこんでますけどその事についてどう説明するんですか？しかも書きこ
んでるの一人や二人じゃないですよ。」



ここで結構確信をつきます。



向こうは焦ったと思いますよ。普通は面接に来た人間が２ちゃんねるの話とかし
ないですから(笑)



「えっ？はっ？２ちゃんねる…」



はいやはりかなり動揺してます。



そろそろ仕上げに入ります。



「俺の事をスカウトしたのはそっちなんだから質問に答えてください。まず所属
する時に払う25万の内訳を教えてください。そしてさっきみんな仕事してるって
言ってたけど、仕事してるんだったら何でみんな２ちゃんに仕事が無い！詐欺だ
って書き込みするんですか？」



「…あなたは何者ですか？なんで２ちゃんねるの事とか知ってるんだ」



「えっ、何でって俺が芸能プロダクションのマネージャーだから(笑)」



「はっ？ふざけるな！スパイみたいな事しやがって！今すぐ帰れ！」



「はっ？ふざけてるのはどっちですか？俺はお宅のスカウトの人間にここまで連
れて来られたのに都合が悪くなったら帰れはおかしくないですか？誰も俺の今の
仕事の事とか聞かなかったし、俺は芸能界に興味があったから面接に来たのに」



「もういいから帰ってくれ！」



「帰るけどあんたの所のスカウトに連れて来られたから帰り方が分からないしタ
クシー代出してよ。あくまでも連れてきたのはお宅のスカウトの人間なんだし最
後まで責任持ってよ。」



…長くなったのでここで切ります。続きが気になる人はメッセージください。
続きを送りますんでm(__)m